大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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トモエは居ない。バン再び。 2021.10.26

2021年10月26日 | Weblog
 晴れの予報だったが、途中から霧雨が降る。冬鳥が増えてきた。眞子さまが結婚したとのおめでたいニュース。心からお幸せを祈る。

 今回のトモエガモは10/22の金曜日以後見られていないが、元は10/10を最後に飛去し、10日間も空けて10/21に再びやってきた個体。
 それなら、また戻ってくる可能性は十分にあると未練たらたらで堀をのぞく。

 何度もフラれるトモエガモ。このトモエガモに合いたい理由のひとつは♀型だから。♂夏羽だったら簡単に答えが出てもう少し気が楽だったかも。
 この時期の♀型は、♂のエクリプスかも知れない、♀の成鳥かも知れない、♂の幼鳥かも知れない、♀の幼鳥かも知れないなどなど、双眼鏡でひと目では分からないことが多い。

 それぞれの識別点がはっきり分かる撮影をして、図鑑と照らし合わせてこのトモエガモは何なのか考えるのは楽しい作業。その判断が誤っていてもいい。その時間が充実感を感じる時。
 バードウオッチングは知的好奇心を満足させる趣味だから。

 大将から、各角度から撮影の数枚の写真が届いた。これはよく分かっていい。私が撮影したかった写真だ。その後さかなやさんからも届く。
 氏原著 「日本のカモ識別図鑑」 と合わせて調べてみる。

 ①左側の肩羽が1本長く伸びている。②脇の羽は丸みがあってV字型に尖っていない。③胸はまばらな斑。④石垣に上がった写真から腹は白い。これらからエクリプス個体だと判断した。

 これに対して別のご意見のある方は、ぜひコメントやメールなどでぜひ聞かせてほしい。
 脇の羽が尖っているのかどうか、写真を見ているのに判断に悩む。その他楽しい悩みはいっぱい。たくさんの個体を見ていないからだろう。

・マガモ 6 東外堀、西外堀
・カルガモ 2 東外堀
・コガモ 25 南外堀、内堀
・ヒドリガモ 232 ますます増加、主に西外堀で水草に集まっている
・ヨシガモ 1 南外堀
・キンクロハジロ 13 西外堀、北外堀
・ホシハジロ 1 内堀
・ハシビロガモ 23 内堀、北外堀
・オオバン 8 西外堀、北外堀
・バン 1 西外堀。大将の写真では冬羽個体のように見える
・ゴイサギ 2 北外堀
・ハクセキレイ 4 北外堀ほか
・シジュウカラ 7 各所
・モズ 4 梅林、市民の森、六番やぐら、本丸などで高鳴き
・キビタキ ♂3 音楽堂西側上、沖縄復帰の森、飛騨の森
・クロツグミ ♂2 梅林南側上桜広場、市民の森
・ジョウビタキ ♂1 梅林
・ヤブサメ 1 愛の森
・マミチャジナイ 1 市民の森
・シロハラ 3 市民の森
・アトリ 10± 市民の森

■■マミチャジナイ(1994.3.6 児童遊技場北西)
 ごく少数が通過するだけでゆっくり観察したことがない。まして撮影できるチャンスは少なく、いつかは撮影できる日があるだろうと心待ちにしていた。
 そのマミチャジナイが児童遊技場の近くで越冬した。小道に囲まれた数十メートルの範囲を縄張りとして、明るい開けた地表で採餌するのでゆっくり観察できる。人がやってきて警戒すると飛び上がり決まった木の中に隠れる。
 またツグミがやってきて縄張り内を採餌し歩いていると、隠れていた木の中から一気に飛び降りてきて追い払う。
 見る角度や光の状態で眉斑が見えなかったり頭部が薄く見えたりしてアカハラかと思える時もあったが、写真で見るとはっきりマミチャジナイの♂だと分かる。こんなところも彼らしい。
 また、今年は各地で越冬している話をよく聞き、マミチャジナイの当り年であったが理由は分からない。
コメント (2)
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