会見の文脈をひも解いていけば、決して辞任までの結論は出てくるような話っぷりではない。
職業に対する差別的な発言があったとの批判に、会見の後半過ぎまでは、差別的な意味を込めて発言したのではないとの弁解・・・。
自己の失言、配慮に欠けるなどとの認識は一切なかった・・・。
しかし、その後不愉快な思いをされた方がいるなら、それは説明不足であるとの反省が若干表れ始めた・・・。
そんな流れの最後、突如6月議会終了後辞任すると一言を残し、会見を強制的に終えた・・・。
私としては、歯に衣着せぬ明快な表現で是々非々、静岡県政を主導してくれた名知事と思うが・・・、ただ、最近の川勝知事の言動は、ファンである私でさえも少し世論とはかけ離れる論拠で、不安を感じていたところであった・・・。
おそらく辞任の考えは、インタビューの終盤突如閃いた、自身の処遇を自ら思わず言ってしまったという印象であったが、会見の数十分前になんと後継者として声をかけていた人物がいたようだ・・・。
突然の辞任ではあったが、辞任の意思は事前に固めていたようだ。
ただ・・・、6月辞任と言う一言の前に、「準備があるから・・・」と発言した。
今辞任ではなく、6月までの猶予期間を与えたような表現に対し、コメンテーターの大学教授は、突然の辞任となると各党は、候補者選びに今から取り掛かり、それへの準備の時間が少ないことへの配慮ではないかとの見解をしていた。
ただし、選挙管理委員会を担当した私の経験上、選挙は突然やれと言われても、制度上、準備の都合上、最低2、3か月はかかる職員にとっては激務。
おそらく、選挙の準備、公職選挙法上の手続きなどをおもんばかって、準備と言う言葉で6月まで辞任を伸ばす配慮をしたと考えるのが正解ではないか・・・!?
直情の川勝知事、対立する県の各政党への配慮などするのか・・・!?