最近聴いている音楽、というよりもここずっと聴いているミュージシャンがドナルド・フェイゲンとケニー・Gの二人。
ドナルド・Fは、主にRickとの夕方の散歩に、ケニー・Gは、車の中で聴いている。この二人ジャンルも扱う楽器も違うのだが、ともに私には心地よく感じる。
ドナルドは、20数年前にスティーリー・ダンという二人組みの片割れとして活躍していた、ボーカル兼コンポーザー。
ジャンルはおそらくロックに入ると思われるが、ジャンルの型にはまらない幅広い音楽性を持つ。
特に、その音作り、曲の構成は鬼才とも感じる完璧さを表している。
昔のスティーリー・ダンは、名前は聞いたことがあったが、その頃は、フォークとかロックでも、ジェフベック、サンタナなどを聴いていて、曲を聴く機会がなかった。
しかし、最近FMを聞いていたら何か気になる曲が流れ、ついとCDを買ったのがドナルドにはまるきっかけとなった。
流れた曲は、「Morph the Cat」。音作りから、構成、音の空間のとり方など、私が好むタイプの曲であった。
それからというもの、インターネットのCD通販を見ながら、なんだかんだと買い揃え、結局6枚となった。(写真)
買えば買うほど、聴けば聴くほど私としては、のめりこむすばらしさである。
また、一方ケニー・Gは、ジャンルとしては、ジャズ。アルトサックス、フリューゲルホーンの名手で、これもまたすばらしい演奏と、曲の構成に魅了される。
実は、彼のコンサートを今年の1月、大阪フェスティバルホールで堪能してきた。もともと、気にいっていた彼が日本で公演すると聞きつけ、居ても立ってもいられなく、ちょうど今大阪に住む娘に会いに行きながら、公演を見ることができた。
その完璧な演奏、透明な音色に、やっぱりお気に入りのミュージシャンであったことが間違いでなかったと、感激した。
その感動が今でも続き(?)毎日聞いている。(写真は、ケニー・GのCD&DVD)
ドナルドにしても、ケニーにしても、毎日聞いても飽きない音楽性と、演奏。これは、綿密な曲作りと、確かな演奏、そしてそのミュージシャンが持つ天性の感性が基礎となっているからだろう。
毎日聞いても飽きない音楽。私にとって、これがいい音楽であり、気持ちを落ち着かせ、毎日の変わらないリズムを作り出すツールである。