日曜日は榛原高校の練習試合。
この日も春うららの好天気。
だからこの日は始めから半袖のアンダーシャツと半袖のユニフォームとした。
榛原高校の「培本塾」グラウンドに来て、その判断は正解であった。
対戦相手は、静岡理工科大学星陵高校。
前日の中学の軟式から比べれば、球の速さ、威力は数倍。
また、中学生と高校生の体力の差から、プレーの力強さとスピード感は格段の差。
そうなると、前日の感覚から早目に気持ちを切り替え、プレー直後の第1球から高校バージョンの審判をしなければならない。
そのためには、事前のストレッチを入念にやるとともに、選手のキャッチボールやシートノックを普段より長めに見て、目の慣れと気持ちの切り替えに専念した。
両チーム初回から打者は積極的に打ちに行くが、連打とならない。
しかし、榛原高校の先発投手のコントロールが定まらない中で甘く入ってくる球を見逃さず打ち返す星陵チームが中盤から点を取り始め、2番手ピッチャーからも連打が出るなど、終わってみれば9対2で星陵高校が勝利。
終わっての榛原高校監督からは、みっともない試合となってすみませんとの言葉をもらったが、私としては点数の差こそあれ、試合自体は締まっていたと感じていた。
特に、両チーム攻守交代はスピーディーを意識してくれた。
また、私自身の集中力が最後まで途切れることなく、すがすがしい春の陽気のなかで、いつになくしっかりとジャッジできていたので、試合展開は気にならなかった。
星陵高校の9点の中には、ホームでのクロスプレーがあり、榛原高校を合わせると4つ。
このきわどいキャッチャーのグラブとランナーのホームをかする手の位置を、ホームベースの回り90度、180度、240度と縦横に位置取り、講習会どおりにすべてのプレーをしっかりとみることができ、私としてはいい収穫であった。
帰りがけ、いつも通り星陵高校のキャッチャーに今日のストライクゾーンは、いつもと違った?と聞いたが、すぐには返事しなかったが、こちらから高低、内角外角は?と聞くと、外角が厳しかったといってくれた。
mmm・・・、私としては意外な返事。
外角は普段通りと思っていた。
むしろこの日は、胸元の高めを自分なりにいつもより半分低くストライクゾーンを決めていた。
そこは特に指摘がなかったということは、いつもストライクを取りがちな高めは、ボール半分下げても問題ない、下げるべきなのか・・・。
ところで、高校練習試合の硬球だけに、ファウルチップは当たりたくないなと思っていたが、心配通り(!?)ファウルチップを左足親指付け根、バウンドしたワイルドピッチを左手首に当てる。
ファウルチップはちょうど球審用シューズの固いクッションの上だったので、しばらくの痛みで終わる。
一方、ワイルドピッチは直接手首に当たり、一瞬麻痺。すぐにコールドスプレーで手当をしたが、そのうちドクドクと血が流れる感覚が増す。
ただ、骨には異常がなさそうなので、そのまま続行。
おそらく、直角にボールを受けたのではなく斜めにボールが当たっていったので軽傷で済んだ。
そういえば、某?審判部長は、硬球が腕に当たったが大したことはないとそのままにしていたら骨折。
こうはなりたくはないと、一晩様子を見ていたが、朝、前日球が当たったことすらも忘れているほど無傷であった。
日ごろの行いの違いか・・・!?m(_ _!)m
さあ、GW開始の土日に審判三昧。幸先がいい。
審野球判で充実したGWとしたいものだ。
おわり。