私のオーディオ装置の中で一際輝いている(私がそう思っている。)ものが、トーンアームのスタックスUA-7である。
購入してから30年以上経っていながら、輝きを失わず、また性能も変わることなく今も働いている。
特に輝いて見えるのは、どの装置よりもその購入時の思い出が深く、思い入れがあるためであろう。
このUA-7は、あの当時(私が高校生)、マイナーなオーディオメーカーながら特徴ある高性能の機器を製造していたスタックス社のトーンアームである。
どこでこれを知ったのかはっきり覚えていないが、おそらく、オーディオ関係の雑誌の写真と性能の評価に目を奪われたのであろう。
とにかく、トーンアームは、フォノカートリッジの針先とレコードの溝を、レコードの反りに関係なく、同じ針圧で溝を捉えるよう、繊細で滑らかな動きが要求される。
その点、このUA-7は、今も、レコードのどんな反りにも対応している。
オーディオセットを最初購入したときは、ターンテーブルはベルトドライブの自動トーンアーム付きであった。
しかし、そのうちに性能(特にワウ・フラッター=音の揺らぎ)が気になりだし、グレードアップを考えていた。
ターンテーブルは、最初からDENONのDP-3000と決めていた。あとはトーンアームであったが、これは様々なカタログを見ながらも決めかねていた。そしてようやく、雑誌を見てUA-7に決めた。
実はこの時のタイムラグがあとになって、面倒なことになったのである。
ということで、当時オーディオ専門店であった、静岡のすみや(あの当時は、結構オーディオ人気があり、専門店も多くあった。)に問い合わせたところ、UA-7は在庫が無く、納入までに3ヶ月かかるとのことであった。
UA-7の製造元のSTAXは、名前こそオーディオ通には知られていたが、当時は大手のメーカーとは一線を画すトーンアーム、ヘッドフォンのみを製造する専門メーカーであった。
このSTAXは、現在はさらに特化して、ヘッドフォンの専門メーカーとして技術を継承している。STAXのヘッドフォンは、高性能で音楽性も豊かなようで、オーディオ通の間で支持されている。
一度は聞いてみたいヘッドフォンである。
納品まで3ヶ月かかるのは、静岡市の店であるから仕入れルートがなく、品薄で時間がかかるものと思い、東京秋葉原のオーディオ専門店なら在庫があるだろうと聞いてみた。
しかし、やはり3ヶ月かかるとのことで、品薄とかではなく、製造量がもともと少ないと分かった。
実はこの時、ターンテーブルとプレーヤー台はすでに秋葉原の店から購入していたのであった。
あの当時、静岡でDP-3000とその専用台を購入しようとすれば、結構な金額となった。これは予算オーバーとなるので、どうしたものかと思案していたら、秋葉原にプレーヤー台を格安で製造していることを雑誌で知った。しかも、新幹線を使ってまでも秋葉原で購入したほうが、安く上がるのである。
したがって、早速、ターンテーブルとプレーヤー台は事前に注文し、東京まで取りに行ってすでに手元にあった。
そしてこの時は、すでにUA-7を買うことを前提としてUA-7用の穴を開けてもらっていた。
したがって、UA-7以外のトーンアームは取り付けられない状況であった。
しかし、UA-7が3ヶ月待ちであることを知ったのが、プレーヤー台を注文した直後で、すでに遅し。
私は、この後3ヶ月間、トーンアームがないプレーヤーで、ターンテーブルのDP-3000のスイッチを入れては、回し、DP-3000の特徴ある回転の状態を眺める小窓から、回転が正確に33回転3分の1の回転になっているかのみを確認をする毎日が続くのであった。
私も35年前にコンポを買いました。知識がないので同一メーカー(ソニー)で揃えました。アンプが壊れ山水にしました。見た目で買いました。それでも8万円くらいしました。カセットデッキも壊れ、プレーヤーも壊れました。
スピーカーがでかく重く今は厄介者になりました。
捨てる気は有りません。愛着があります。よく聴きました。いつかまた揃えたいと思っています。
今はMD/CDミニコンポで時々聴いています。迫力ないけどしょうがないですね。
STAX/UA-7を検索していて、たどり着きました。
実は最近、STAXアーム付きアナログプレイヤーを購入しました。
いままでは、DP-3000+特注黒大理石ベース+FR-54+B&OーSP10を気に入って使用していますが、前からSTAXのアームには興味がありました。
今回、こちらに来た物は、もともと友人が最近中古で買ったものですが、自作であまりにも大きいので転売するということになり、そのプレイヤーについていたのが、UA-7fでした。アームの部分がメッキではなくつや消しの黒色のモデルです。
ADC・Q36を持っていき、試聴しましたが、あまりにも音の良さに愕然。
即、プレイヤーごと引き取ることにしました。
でもそのプレイヤーはとんでもない代物で、マイクロの3000番のターンテーブルを流用した糸ドライブで、電源とモーターの駆動メカは自作。オリジナルなんかより、はるかに大きなモーターとプーリーです。
ターンテーブルは高さ5センチもある、外国産黒御影石の大きな雲母結晶が美しい石板に取り付けられています。
足も15センチほどの黒御影石の柱3本。足1本で数キロあります。
これに、ELACのST444を付け、毎日のようにアナログを聴いています。
以前はたまにしかレコードを聴きませんでしたが、最近は、見た目も音も美しいこのプレイヤーに、なにか魅入られたようになってしまいました。
私も、30年ほど前に購入しました。 レコードプレイヤ^-では現役です。 一度、STAXでオーバーホールしました。 アームは後でカーボンも購入しました。
おそらく、UA-7よりも高性能のアームはあったのでしょうが、当時、購入したときの感激は、忘れられません。
にSTAX UA-7の組み合わせのものを40年くらい前
中古で入手して使ってました。
カートリッジはATでした。
山水のアンプに自作のSP(36cmのSW自作)
STAX は安いコンデンサ型のHPも持ってました。
やー、懐かしいですね。
今は8~13cmフルレンジで楽しんでます。