温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2021 快挙!MVP大谷選手

2021-11-20 06:57:57 | 気になるニュース
今年二刀流の華を咲かせた大谷選手、だれもが認めるアメリカンリーグMVPに選ばれた。
その投手としての、打者としての活躍に注目していたのは、私ばかりではない、日本全国、あるいはアメリカ全土。

高校時代の大谷選手は、高校球児の中でも抜きんでて、甲子園出場は果たせなかったながらも、その素質に日本のプロ野球球団のみならず、アメリカ大リーグのチームも注目していた。

そして、大谷選手が高校卒業の時のドラフト会議で、もともと大リーグ希望を表明していた彼だが、それを差し置いてパリーグの球団があえて指名した。
実はその時私は、高校球児の夢をなぜ押しつぶすようなことをするのかと、ブログにしたためた。

以下はその時のコメント

2012年12月11日 

【https://blog.goo.ne.jp/oishi21/e/195c99b08c9f0a80d01b63ea31d6a06a】

私は、審判以外、野球に関してはあまり興味がない。
しかし子どものときは、遊ぶものと言ったら近所の子どもたちとキャッチボールや取ったり(誰かがフライを上げ、それを取り合う。)をしたりの野球好きではあった。

「巨人、大鵬、玉子焼き」の時代、また、テレビアニメの巨人の星は欠かさず見ていた。
そんな昔は、とにかく何でも豪快な、単純明快な時代だった。

一方、今の時代は、緻密に計算された、せせこましい時代・・・、と自分ながら分析している。
何にでも、お金とパワーとのバランスを気にしながら、リスクの少ない安全な道を歩むのが現代。

そんな中で、某高校生投手がその子どもの時から心にしたためていた、大リーグへの希望を早々に表明していた、大リーグで通じるかどうかわからないその技量だが、自分なりに思いっきり分析しながら・・・。

自分の力の可能性を少し背伸びしているかもしれないが、現実に埋没するせせこましい気持ちではなく、大リーグへの夢を持ちドラフト会議前にその自分の気持ちを表明していた。

ところが、某球団が、そんな意志表明しているにもかかわらず、ドラフト会議で指名・・・。
そして、訳もわからない分析表などを見せて、純粋な高校生の希望と勇気を台無しにしてしまった。

韓国の事情を持ち出して、高校球児が大リーガーで成功したためしはないなどと都合のいいように資料を作り、高校生を説得。

これって、よく子どもが何かやろうとすると、横から口をはさむ、口うるさいお母さん。
まだやってもいないのに、危ないから、汚れるからとさせてくれない。

子どもは、危ない目をして、あるいは痛い思いをして成長する。
一度くらいの失敗が、あとの経験に十分生かされる。

そんな人生教訓を大人は十分知っているはず。
世間をにぎわした高校生も、やはり精神的には高校生。

大の大人が寄ってたかって説得したら、正常な、純粋な気持ちも、冷静に判断できなくなる。
こんな時は単純明快な高校生の気持ちを汲んでやることも大人としては必要ではないのだろうか。

高校生のその希望と勇気が成功したら、こんなにその高校球児にとって最高の人生はない。
理屈とローリスクが基準となり、小さな頃夢を見ていつかは・・・、という気持ちを摘み取るこの世の中が、残念ながらさみしい。」


こんなことを9年前にこのブログにしたためた。
結果としては、早々に日本ハム球団からアメリカメジャーに渡り、その才能を今最高潮に発揮した・・・。

あの時の日本ハムの指名、その後の日本でのプレーがどのような影響になっているのかは、本人でしかわからない。
しかし、少なくとも今の彼の活躍を見れば、苦難の時を前向きにとらえる彼のたくましさ、そして北斗の拳ではないが、全ての困難、全ての相手の流儀を体に吸収蓄積し、強さに替えていくケンシロウとダブり、これからのますますの期待を抱かずにはいられない。

とにかく、紆余曲折はあったが、今年最高の明るい話題を日本国民に与えてくれたことに感謝である・・・。

さあ今から相良高校の審判・・・、行ってきま~す。
コメント
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