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病院、学校を全面禁煙 違反者本人に罰則 厚労省の受動喫煙対策

2016年10月19日 22時41分06秒 | タバコ
病院、学校を全面禁煙 違反者本人に罰則 厚労省の受動喫煙対策
2016年10月13日 (木)配信共同通信社

 厚生労働省は12日、2020年東京五輪・パラリンピックに向け他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙防止策として、病院や学校を敷地内全面禁煙とする強化策の案をまとめたと明らかにした。飲食店は喫煙室の設置を認める。
 違反した場合、施設の管理者だけでなく喫煙者本人にも罰則を適用する方針。現状の努力義務よりも実効性を高めることを狙い、法制化を目指す。ただ関係省庁やたばこ業界などとの調整が必要で曲折もありそうだ。
 強化策では、スタジアムなどの運動施設や社会福祉施設、官公庁、大学の建物内を全面禁煙とする。
 飲食店やホテルなどのサービス業や一般の事務所では、喫煙室の設置を認めるが、建物内は原則禁煙とする。駅や空港ビル、バスターミナルも同様の原則禁煙とした。交通機関では、バスやタクシーは全面禁煙とするが、鉄道や船は喫煙室の設置を認める。
 喫煙室に必要な要件や罰則の内容は今後議論する。関係団体からのヒアリングを進め、内閣府に設置された「受動喫煙防止対策強化検討チーム」で合意を目指す。
 受動喫煙に関して、現状は健康増進法に基づき、多くの人が集まる公共の場での防止策を努力義務にとどめており、罰則はない。
 厚労省の専門家会合は8月末、受動喫煙が肺がんなどさまざまな病気のリスクを高めるとした「たばこ白書」をまとめた。世界保健機関(WHO)によると、公共の場を全面禁煙とする法律を施行している国は14年末に49カ国に上り、日本の防止策は「最低レベル」と判定されている。
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浜田市 医師負担考慮で休日診療一本化へ

2016年10月19日 22時40分22秒 | 医療情報
浜田市 医師負担考慮で休日診療一本化へ
2016年10月18日 (火)配信山陰中央新報

 島根県浜田市は、旧那賀郡4自治区の休日診療在宅当番医制を廃止し、同市殿町の市役所内に設けている休日応急診療所に一本化する方針案をまとめた。休日応急診療所を担当する市医師会の医師の減少と高齢化が理由で、那賀郡医師会とともに9月、一本化の要望書を提出していた。市は、各自治区の地域協議会への説明を経て、2017年4月以降の実施を目指す。
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精神科救急相談、制度10カ月で257件 鹿児島県内

2016年10月19日 21時05分12秒 | 
精神科救急相談、制度10カ月で257件 鹿児島県内
2016年10月18日 (火)配信南日本新聞

 地域で暮らす精神障害者や家族らを支えるため、鹿児島県が昨年10月から始めた「精神科救急医療電話相談」の件数がまとまった。7月末までの10カ月で257件あった。うち強い自殺願望や多量服薬、対人的暴力など、即受診が必要と判断された相談が47件、約2割あった。
 17日、県庁であった県精神科救急医療システム連絡調整委員会(委員長・佐野輝鹿児島大医学部長)で県障害福祉課が報告した。
 電話相談は、県内で精神科のある42病院が輪番で担当。研修を受けた精神保健福祉士や看護師らが応じる。
 相談者は本人が166件、家族などが91件だった。相談は平日午後5時~翌日午前9時、日曜祝日と年末年始は24時間の対応。午前0時~9時の相談が4割を占めた。
 具体的には、女性から未明に「父が棒を振り回し大声を出している」と相談があり救急受診が必要と判断、県立姶良病院につないだ例があった。
 また、公的機関からの要請を受け患者の受け入れ病院を手配する精神科救急情報センター(県立姶良病院)は、昨年10月から運用時間を拡充。2015年度は81件の要請があり、前年度の43件からほぼ倍増した。要請機関は警察が42件で最多、消防が16件だった。
 委員会では、自傷や多量服薬で一般病院に救急搬送された患者への、退院後の支援が不足しているとの意見が出た。かかりつけのクリニックとの情報共有が不十分との指摘もあった。
 精神科救急医療電話相談=099(837)3458。
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認知症、何でも食べるとリスク減 国立長寿研調査

2016年10月19日 21時01分46秒 | 医療情報
認知症、何でも食べるとリスク減 国立長寿研調査
2016年10月18日 (火)配信毎日新聞社

 日々の食事で多様な品目の食品をバランスよく食べている人は、そうではない人に比べ、認知症につながる認知機能が低下する危険性が約4割低いことが、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の調査で分かった。多様な栄養素や食に関する行動が、脳に好影響を与えている可能性があるという。日本老年医学会英文誌に発表した。
 同センターの大塚礼室長(栄養疫学)らは、60歳以上の約1200人を対象に、30点満点の認知機能検査を2000年から複数回実施した。そのうち初回が28点以上だった60~81歳の570人について、連続3日間の食事の献立調査を実施。穀類や野菜、肉などの食品摂取量から食事の多様性を数値化した。
 食事の多様性の数値が高い順に4グループに分け、認知機能検査の2回目以降の点数との関係を調べた。その結果、食事の多様性が高いグループほど点数が下がりにくい傾向が見られた。多様性の数値が最も高いグループは、最も低いグループよりも認知機能が低下する危険性が44%低くなった。大塚室長は「認知機能は多様な栄養素によって維持されていると考えられる。買い物や調理などの準備行動も脳によい影響を与えているのだろう」と話す。【野田武】
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培養での作製に驚き 識者談話

2016年10月19日 21時00分10秒 | 医療情報
培養での作製に驚き 識者談話
2016年10月18日 (火)配信共同通信社

 国立成育医療研究センター研究所の阿久津英憲(あくつ・ひでのり)・生殖医療研究部長の話 体内で時間をかけて成熟する卵子を、培養だけで作製したのは驚き。卵子ができる過程は謎が多く、その解明につながる。ただ人とマウスでは形成の過程が大きく異なり、人の卵子を作れるようになるには時間がかかる。仮に可能になっても不妊治療などに使うことは、生まれる子への影響も予測できず許されない。作製した卵子の受精を禁じた国の指針を直ちに見直す必要はないが、専門家だけでなく社会を巻き込んだ議論が必要だ。海外での安易な利用を防ぐための国際的な枠組みも求められるだろう。
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実は「やせメタボ」900万人…腹囲・BMIは基準値未満でも 

2016年10月19日 12時23分35秒 | 医療情報
実は「やせメタボ」900万人…腹囲・BMIは基準値未満でも 
2016年10月18日 (火)配信読売新聞

 内臓脂肪の蓄積に着目した特定健診(メタボ健診)で、腹囲の基準値(男性85センチ以上、女性90センチ以上)は下回るものの、生活習慣病になるリスクの高い「やせメタボ」への対応が、専門家の間で議論されている。脳卒中などを発症する可能性が、メタボ並みに高いことが明らかになったためだ。
 肥満で内臓脂肪が蓄積すると、高血圧や高血糖、脂質異常を引き起こし、動脈硬化を進行させ、脳卒中や心臓病などのリスクを高める。メタボの診断では、腹囲を最も重視している。
 具体的には、男女とも腹囲が基準値以上であることを前提に、〈1〉血圧が高い〈2〉空腹時の血糖が高い〈3〉中性脂肪が多い――の危険因子のうち、二つ以上あてはまるとメタボと診断される。
 メタボ健診では、この診断基準に沿って特定保健指導の対象者を選び、危険因子の数によって「積極的支援」「動機付け」「情報提供」を行う。腹囲が基準値未満でも、体格指数(BMI)が25以上であれば、同様の指導を実施する。
 保健師や管理栄養士らが運動や食事について特定保健指導を積極的に行うと、血圧や血糖、中性脂肪の検査値を下げるだけでなく、医療費を削減できるという研究結果も出ている。
 ところが今年3月、腹囲とBMIが基準に満たなくても、三つの危険因子のうち複数があてはまる「やせメタボ」は、全国で推計914万人(男性380万人、女性534万人)に上ることが、厚生労働省研究班から発表された。同じ調査で推計971万人とされたメタボとほぼ同数だった。
 やせメタボは、女性に多く、高齢、喫煙などとの関連も明らかになった。
 また、健康な人と比べた脳卒中などの発症リスクは、やせていても危険因子が一つで男性1.78倍、女性2.12倍、二つ以上だと男性1.91倍、女性2.54倍と高いことが、別の研究班の調査で分かった。メタボのリスクとほぼ同じ水準だ。
 こうした調査結果を受けて、厚労省はやせメタボへの対応策の検討に乗り出した。6月には、生活習慣病の専門医らで作る省内の検討会が、「非肥満者保健指導」を新たに設け、2018年度からやせメタボに対しても、メタボ並みの積極的な対応を求める意見書をまとめた。
 現行のメタボ健診でも、受診者の検査値に異常があれば、肥満でなくても治療を勧めるなどの指導が行われるが、これとは別に対応しようというものだ。
 一方、体重を減らせばリスクも下がるメタボと異なり、やせメタボには肥満という共通の要因がない。加齢や体質のほか、病気が隠れているケースがあり、原因を個別に調べなければならず、一律な保健指導では対応が難しい部分もある。
 健保組合などメタボ健診を行う側の委員が多い省内の検討会では、「保健指導の効果が上がりにくい」「早めに医療で対応すべきだ」など、やせメタボ対策への慎重論が相次いだ。対象者が増え、手間や費用がさらにかかることへの懸念もあり、厚労省は18年度からの新たな保健指導制度の実施は見送った。
 両方の検討会に参加する津下一代・あいち健康の森健康科学総合センター長は、「やせていても検査値に異常のある人への対策は不可欠で、今の特定健診の中でも、問診を活用し、気を付けるべき点を指導していくことが重要だ。遺伝や体質が関係しているなど問題の根がより深いこともある。やせているからといって安心せず、検査値に異常がある人は、早めに受診して、適切な治療を受けることが大切だ」と呼びかける。
 (赤津良太、加納昭彦)
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