わたしは如来様から溺愛されています。わたしは美しい春を与えられています。溺愛されていなければ、わたしがこの美しい春の中に過ごしてられるはずはありません。無限大に明るい大空が広がっています。これも、わたしが如来様から溺愛されているからです。でなければ、わたしがこの明るく澄み切った春の空を、いい気持ちで、眺めていられるはずはありません。
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こんなに如来様に溺愛されているのならば、それに見合った生き方をするべきだろうと思います。明るい生き方をするべきだろうと思います。
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如来様と「様」をおつけして擬人化しているのは、そういう見方をすれば親近感が湧いてくるからです。親しみを込められるからです。我が身に引き当てて考えることが出来るからです。如来は、真如界から来て、ひたすらにわたしを救おう助けよう導こうとしているハタラキの謂いです。