びっくりしゃっくり 日経平均株価は２３０００円の壁を軽々と超えて行った

今日の新年初日の東京株式市場は暴騰急騰した。終値は前日比プラス７４１円。それまで一進一退してなかなか越えられなかった壁、日経平均株価２３０００円を軽々と超えて行った。まさに「天馬空を駆ける」だった。度胆を抜かされた人も多かっただろう。日本経済の力強さを見せ付けた感があるが、この先揺るぎはないだろうか。危ぶむ見方もありそうだ。

安部さんを頭とする時の政権は、日本経済界のこの高騰を己の打った政策の手柄にしたいかもしれない。その要素もあるだろう。

しかし、日本社会に貧富の差は確実に広がっている。若者たちの間にもこの傾向が顕著だ。とりわけ子どもたちの貧困の問題は由々しい問題だ。老人の孤独死の問題も見過ごせないはずである。こうした社会の底辺のアンバランスを是正しないことには、不平は募っていくだろう。財政が安定した右肩上がりを続けていけるという点は素晴らしいことだろうが、そこだけを見て、それで国家の繁栄と国民の幸福が向上したということにはならないはずである。特権階級だけが我が意を得たりでは不平等である。政治は国民全体の暮らしの平等を目指す方向へ進んで欲しいと思う。

水を差して悪いが、経済発展とその効果の恩恵を受けていない人たちがいることを忘れてはならないはずである。今日はそんなことをふっと思った。

高菜の葉の匂いは鮮烈だ 感心させられる

野菜の高菜の緑葉はどうしてあんなに強く匂うのだろう。微かだが茎も匂う。それを手にした者は誰でも即瞬時に生き返らしてしまうような鮮やかな新しい匂いだ。一夜漬けをしてもこの芳香は変わらない。あたたかいご飯の上に載せても変わらない。今日は畑に出て高菜の畑の草取りをしながら、ほとほと感心した。利他の精神の発揚なのだろうか。虫除けの自己防衛だろうか。どうしてあの匂いを手に入れたのだろう。どんな分子を組み合わせたらあの匂いに到達できるのだろう。発明発見は何処でいつなされたのだろう。疑問が次々に湧いた。僕はこの匂いが好きだが、嫌いという人もいるかも知れない。植物固有の個性というものがある。見ていると飽きが来ない。

今年は何か少し変化を求めてみたいなあ

１

１月４日。働いておられる方は大凡（おおよそ）今日が仕事始めの日。平常に戻ります。みなさん気分一新というところでしょうか。

２

わたしは働いていませんから、年中が休日です。何処にも行く必要がありません。行くべき当てもありませんから、流れて行かない谷川の枯れ葉のように、此処に留まっています。

３

でも何処かへ行ってはならないということでもありません。出掛けて行ってもいいのです。しかも何処へだっていいのです。何処かへ行けばそこで誰かが待っていてくれるということもありません。

４

ひたすら自由気儘です。気儘が過ぎています。アクセントがありません。リズムもありません。会うべき人を持ちません。緊張がありません。高齢者が仲良く一堂に集う趣味の会？　人集（だか）りのするところへは足が向きません。

５

ということになると、答は一つになります。そう。ひとり畑へ出て草取りをすることです。ここで落ち着きます。終日ずっと無言です。あ、いやいや、口笛を吹いて慰めてはいます。

６

でも今年は何か変化を求めてもみたいなあ。ほんの少しの。どんな変化？　それはまったく想像がつきませんけれど。

７

思い切って歌謡曲の作詞をやってみるのがよさそうな。華やかで楽しげで。仏教の詩ではなく。暗い悲しい詩ではなく。歌謡曲よりも、童謡唱歌がいいのかな。

過ぎ来し方のあれもこれもが恥じられる

恥じる。恥じることが多い。過ぎ来し方のあれもこれも。ご免ご免を呟く。夢にも苦しめられる。罪業が深い。仏陀を口に出来る人間ではない。そういう上級人間ではない。念仏しながら己を恥じる。苦の業報を受けるに値している。そう観念するしかないが、俎板の上でジタバタ跳ね回る。醜い。