農村に人はいない

稲田で稲を刈るのは大型コンバイン一台である。ここに人がひとり乗っているきりだ。刈り取りながら同時に脱穀が進む。細かく裁断された稻藁が切り取られた株後へ撒かれて行く。近くを通ると稻藁の匂いがする。籾殻を受け取るための小型トラックが畦道で待ち受けている。鳥が大挙してやって来て落ち穂を啄んでいる。寒風が吹いて藁屑を舞い挙げる。これが里中の風景だ。農繁期だというのに人気はない。もはや農村に人はいない。いなくてすむ農村になった。居てもほんの僅かで一様に老いている。

ドラマ「マッサン」を見ている

朝ドラ「マッサン」を見ている。毎回、涙を誘われている。はるばるスコットランドから日本へ嫁いできたエリーにさまざまなドラマが待っていた。

活動のための燃料補給

夕食にたらふく食べて腹を満たしたのに、夜が明けて朝になると、ちゃぁんとぺっそりになっている胃袋氏。夜の間に消化器官が総動員して所期の作業を終えたらしい。さぶろうは、「ああ腹減った」と言へばそれでことはすむ。

さ、これから朝食だ。終日の活動にふさわしい分量のエネルギー燃料を確保しておこう。

さぶろうロボットの燃料はウラン燃料ではない。炭水化物、タンパク質、脂肪、繊維質、ミネラル等々である。しかし、このロボットにはこころがあるので、こころにも食べさせてやらねばならない。