入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「春」 (58)

2019年05月08日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 北門を過ぎてすぐの山桜が、もうすぐ咲く。きょうかも知れない。牧場内にどれほどの山桜の木があるか知らないが、多分この木が毎年一番早い。
 そこを過ぎてからしばらく行くと、右手に残雪をいだいた中央アルプスの山並みが見えてくる。5月の光を浴びた雪山は冬山のような剣呑な感じがなく、明るくて長閑な雰囲気さえする。きょうは特に雲一つない真っ青な空に、とりわけ山肌の大半がまだ純白のままの乗鞍岳が、秀麗で気品のある姿を大きな空に浮かべ、見せてくれていた。
 ここに展望台があればと思ったこともあるが、今はそう思わない。自然は出来る限りそのままにしておいた方がいい。


 
 昨夜は相当冷え込んだ。キャンプ場内の各水道管にかかる水圧を調整しているバルブから噴き出した水が、ご覧のように氷結していて驚いた。こうしておかなかったら、間違いなくどこかで水道管が破裂していただろう。
 昨日、孫娘のMさんに助けられ、秘かにテイ沢にある石柱の写真を撮りに来た北原のお師匠、「ここはまだ冬だな」だと。確かに昨日やきょうの陽気は異常で、今朝も早く家を出たが、寒さのせいか鳥の姿はあまりなかった。

 Kさん、あなたたち一家は何も落ち度などなく、謝ることもありません。僭越ながらあなたたち家族にはキャンパーとして満点を差し上げたいと思います。何から何まであのままでいいと思うし、むしろそうあって欲しいと願うほどです。いつでも歓迎します。また、冬季もお望みのようですが、あなたたちが来るのであれば喜んでK家3人のためだけにでも、雪道を登る4時間の法華道を苦にしません、むしろ楽しみです。別れ際の、小さな身体に大きなザックを背負った彼が可愛かったです。

 営業案内「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。

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