入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「春」 (57)

2019年05月07日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

       この見事な枝垂れを君に送る

 弁当を自作し、いつもよりか1時間ばかり早く家を出た。ところが、里ではあれほどよく晴れていたのに、上に来るに従い天気は次第に怪しくなってきた。天気予報もきょうは快晴のはずだが、ここに着くと日の光は失せ、8時半の気温は5度しかなかった。
 早出したのは野鳥が目的だったのだが、牧場に近付くと鳥の姿も見えなくなり、鳴き声もしなくなった。野鳥観察などと言っても、コガラ、ヒガラ、ヤマガラの名前と姿がようやく一致しかけたばかりで、山の名前は知っていても、それを実際に目にした時に同定できないあの人たちと変わらない。13年もここにいて、いやそれよりかもっと以前から、山の中で植物にも、野鳥にも、星座にも関心がなかった。野鳥の美しい囀りに"感じ入る"ようになったのはつい最近の、それもこの時季だけのことで、ここで呟けることは少ない。

 外に出て身体を動かしている時はそうでなくても、昼に戻って部屋にいるとまだ暖房が欲しくなる。現在、気温は10度までさえ届いていない。日は陰ったり射したりを繰り返しつつ、青空は空の半分ばかりを雲と分け合っている。
 きょうは枝垂れ桜の写真を「君に送る」と書き添えた。「君とはオレのことか」、「ワタシのことかしら」なんて思ってくれても、違う。送る相手は実在する特定の人ではあるが、その人も、この花が自分に送られたとは気付かない。それでいい。

 久しぶりにUme氏が上にやってきて少し話した。また新兵器を手にいれたようだ。どちらの牧区から始めるか迷った末、第4を後回しにして第1から電牧の立ち上げを始めた。今年は、第3牧区までとなると大変だが、入牧頭数はまだ不明。

 営業案内「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。





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