映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

サハラ!

2014-02-15 | モロッコ・UAE旅行
サハラは現地語で「砂漠」を意味するそうです。
だから、「サハラ砂漠」は「砂漠砂漠」っておかしなことになるようです。

サハラの入り口は、エルフードという町です。
朝4時起きの5時過ぎ出発。
真っ暗な中、4WDに分乗し砂漠を目指して約45分ぶっ飛ばしました。
ヘッドライトのみを頼りに、でも運転手さんは確信を持った走りでスピードを出します。
途中から(舗装などされていない)ゴツゴツのラフな道。一体どんなところを走っているのやら?
砂漠の入り口へ到着後、各々3頭づつ繋がったラクダに騎乗。
ラクダはすっと立ち上がらず、まず前足→後ろ足の順に2段階で立ち上がります。
      
    車のヘッドライトに浮かび上がるラクダ。往復で$40、または30ユーロ、または¥4000です。
ラクダに乗って、片道約30分でご来光のスポットへ。
懐中電灯で照らしながらなので、起伏がわからずただただ落ちないように手綱にしがみついてました。
   
   夜明け前    月に雲がかかっていました。まさに月の砂漠を~は~るばると~
次第に少しずつ明るくなり、ラクダにも馴れ、周りを見る余裕がでました。
他のツアー客もそれぞれのスポットへ。ご来光鑑賞スポットで、その時を待つ。
  
                           赤みを帯びてくる空
  
 ベルベル人のガイドさんはシャイで陽気。       まるで地球上に一人のような写真
キターーーーーーーーーー! 美しさにしばし言葉を失い、見とれました。
           
ちょっと遊んで・・・カ~メ~ハ~メハーーーーー!あれ、元気玉ーーーー!でしたっけ?
        
  こんなところだったのね~。
                                  左の彼方はアルジェリア。
        風紋が綺麗だ~。
 
 ラクダに乗ったベルベル巻きの私の雄姿?です。   仕事を終えたラクダさんたちは休憩中。
帰りも30分ラクダに揺られて。ラクダは歩きながら、なにも無かったような顔をしてウンチをします。
サラサラの褐色の砂に、小さな黒いウンチ。
帰りはベルベルのガイドさんが、砂漠ネズミや糞コロガシ(スカラベ)の巣を指さして教えてくれました。
そうか、砂漠の糞コロガシはラクダの糞をころがすのか~。自然の食物連鎖だー。
 
                    ベルベル人のテントで温かいミントティーとナッツを頂きました。
             このミントティーは美味しかった~!沁みる~。(朝ご飯はホテルに帰ってからです)
       
ホテルまではまた4WDで45分ぶっ飛ばし こんな所を走ってたのか~。
行きは真っ暗だったので列を作って走っていたのに、夜が明けるとドライバーさん次第で
みんなあっちのルートこっちのルートで併走です。
365度地平線。何の目印もあるようには思えないのに、爆走するドライバーさんたちでした。


*冒頭の写真の山肌にラクダの影が写っているの、わかりますか?   
 

         
     持って帰ってきたサハラの砂            以前読んだ、たかのてるこさんの著書
     細かくてサラサラの粒子です。              改めて読み返しました。
  WATER PLANETのボトルに入れました。            実際に行くと臨場感が溢れます。




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 ***** 見た 映画 *****

 2月14日 「命ある限り」 DVD インド映画 シャー・ルク・カーン主演

 2月15日 「闇の帝王DON~ベルリン強奪作戦~」DVD インド映画 シャー・ルク・カーン主演

モロッコ旅行を振り返って

2014-02-12 | モロッコ・UAE旅行
旅行の余韻も薄れてきたので、忘れないうちに旅のまとめを3つアップします。
「モロッコ編」「サハラ編」「ドバイ編」です。(1/16~23に現地からアップもしています)

私にとって、モロッコは地理的にも気持ちの上でも、遠い遠い国でした。
本当はモロッコとカルタゴ遺跡のあるチュニジアに行きたかったのですが、
落ち着いたとはいえ、チュニジアはまだまだ要注意地域に指定されていて、
かつてセットだったモロッコ・チュニジアのツアーは今はないようです。
モロッコ単独にするか迷ったのですが、今をときめくドバイも見てみたくて今回のツアーを選びました。
総勢34名、北は北海道、南は沖縄、日本各地から参加の皆さんでした。
アブダビで飛行機を降りた時、1名行方不明になったり、カサブランカ到着時スーツケースが1つ
行方不明になったりと、前途多難な旅か?と少々驚きましたが、以降は何事も起こることなく、
モロッコでは正味6日間、連日バス移動で約1800kmの全行程を終えました。

モロッコは旧フランス領なので、アラビア語かフランス語が話されています。
現地で出会ったのは日本人のツアーとフランス人・スイス人のツアー、そしてブラジル人のツアーでした。
フランス語が通じるし、スーパーもフランス資本のカルフールがあったり、何より地理的に近いので、
フランス人やスイス人にとっては丁度よい観光地なのでしょう。
確か、イブ・サンローランのドキュメンタリーで、存命中コレクションが終わるとすぐにモロッコで休暇を取ったとの事。また、「最強のふたり」のフィリップのモデルの富豪さんも今はモロッコ在住という事でした。
台湾からの家族旅行に出会ったくらいで、アジア系で出会ったのは日本人ツアーばかりでした。

モロッコといえば「砂漠」、アフリカで地中海に面しているし…勝手に暑かろうと半袖など用意していた
のですが、前もって添乗員さんからご挨拶の電話を頂き、半袖は要らないこと、寒さ対策をするよう
指示を受けました。
まぁ早朝の砂漠は寒いんだろうと長袖のTシャツに変更し、ホッカイロも準備したのですが、
砂漠以外は大したことはないだろうとたかをくくっておりました。甘く見てました
モロッコも今は冬。そして雨季のシーズンだったんです。
そしてモロッコの中央にはアトラス山脈がそびえているのでした。
まぁ成田出発が夜だったので、すっかり冬支度で家を出ましたが、日本の(横浜)冬と同じくらいで、
圧縮袋でしまうつもりだったダウンコートはずっと着たまま、重ね着でのりきりました。

モロッコは王国です。首都ラバトの王宮には現国王がお住まいです。
モロッコには全部で九つの世界遺産があります。
そのうちの5つ。マラケシュの旧市街、アイト・バン・ヘドゥの集落、古都メクネス、フェズの旧市街、
ラバト(近代都市と歴史的都市が共存する都市)に行きました。

印象に残っているのは・・・
 ・マラケシュのジャマエル・フナ広場(雨で大道芸等見ることができませんでした。残念!)
 ・アトラス山脈のティシュカ峠を越える際の吹雪
 ・サハラのご来光
 ・フェズの迷路のような旧市街
 ・モスクやホテルのモザイク文様の美しさ  などです。

市場(バザール、スーク)ってワクワクします。特にイスラムの国々の市場は迷路のようで面白い!
店のおにいさんとの値切り交渉のかけ引きが楽しいです。
日本人と見るや物売りや店の呼び込みのおにいさんが「日本人、ビンボウ」とか「ビンボウプライス」と
声をかけてくるのです。どうやら「安いよ!」という意味のようで「一体誰がそんな言葉教えたんやー?!
ちゃんと教えてよ~」っと思いましたが、モロッコ内では何処でも「ビンボウ!」でした。
知っている日本語でどんどん話しかけてくる姿勢には毎度のことながら脱帽です。
出来ることなら、マラケシュのジャマエル・フナ市場でリベンジ、フェズの旧市街とサハラにはもう一度
行ってみたい!

モロッコのほとんどのモスクはイスラム教徒でないと入れません。
モスクに付き物のミナレットは、モロッコでは四角柱です。
ミナレットの上にはメッカの方向を示す印がついていて、一目で方向がわかるそうです。
1日5回のアザーン(お祈り)はテープではなく生の声と法律で決まっているそうです。
あるホテルの部屋の壁には、メッカの方向を示す矢印が貼ってありました。
   
 
世界遺産は勿論素晴らしいのですが、モロッコの自然は多様です。
岩砂漠に延びる一本道の道路から見えるのは褐色の岩山と雪を被ったアトラス山脈。
     
アトラス山脈のティシュカ峠(2260m)越えでは、ガンガン高度が上がり一面雪に覆われ吹雪に。
峠を越え高度が下がると岩砂漠とナツメヤシが繁るオアシス。そして突如現れるカスバにトドラ渓谷。
  

        
              クリックすると大きくなります。

モザイクタイルの文様が素晴らしい~!
             
              
              
各家の窓の鉄枠や門にも様々な文様があって素敵でした。

食事はどこでも最初に生野菜盛り合わせが出て、地域によってサモサ、ケバブ、タジン鍋の蒸し料理、
クスクス、魚のフライやホイル焼きなどがメインで、デザートにケーキやプリン、フルーツが出ました。
どれも量が多くって食べきれず。大皿でド~ンと出てくるのを5~6人でシェアします。
サラダはざく切りのなま。サラダの真ん中にあるタイ米のような細長い米には全員閉口。冷めたコメを
水で洗ったような味。 
           
       生野菜     サモサにはお菓子とおかずあり    
             
      タジン鍋を開けたら…肉と卵の煮込み  イカリングにカレイと白身魚のから揚げてんこ盛り
             モロッコのビール2種
 

世界遺産アイト・バン・ハドゥの集落には面白いアーティストさんが実演してくれます。
この方、有名なアーティストらしく、ヒラリー・クリントンとのツーショット写真が飾ってありました。
         
サフランなど自然の染料を使い、焦げ茶の部分は砂糖を入れた染料で描いた後、下からバーナーで炙ると、黄色かった部分が一気に焦げ茶に変わるんです。アートなのにカラメルの香り~。

モロッコ土産は、アルガンオイル(アトラス山岳地でしか採れない木の実を搾ったもの)バラのエッセンス、
バブーシュやバッグ・ジャケットなどの革製品、陶器や金属細工品などが有名です。
昔は海底だった地域からはアンモナイトなどの化石が採れるそうです。
砂漠のバラとよばれる石も売っていました。 

                      
 エティハド航空のモニターに      カサブランカで放映中    「カサブランカ」の「リックの店」
 タイタニック1912の文字発見!     「おジャ魔女どれみ」    撮影はハリウッドだったそうです
               
       カルフールの魚売り場 と 野菜売り場       塔の上にコウノトリの巣
                 
 フェズの旧市街の肉屋(ちょっとグロいのでアップは要注意!)  鳥インフルは大丈夫? 
                    
   ミントティ―を頂いた家に    結婚式用の道具屋さん 民族ドレスの店
   ドラミちゃん発見! 
 
           
 
ツアーの旅だったので観光業がらみの人としか接することができず、国民性に触れる機会は
ありませんでしたが、私が接した人たちは、人懐こくて楽しい人たちでした。
旅を通じて、遠い遠い国だったモロッコを身近に感じることができるようになりました。

* 追記 *
 モロッコにお出かけの際には、日本の飴やボールペンを持っていくと、
 お土産を買う際 まけてくれたり、おまけをつけたりしてくれる可能性大ですよ。






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 ***** 見た 映画 *****

 2月11日「エンド・オブ・ホワイトハウス Olympus has fallen」 DVD  

モロッコ旅行9日目@ドバイ

2014-01-23 | モロッコ・UAE旅行
いよいよツアー最終日はドバイ観光です。

超高層ビル群のお出迎え
そしてやはり•••

海岸ではビキニの人たち+観光客

雲を突くブルジュ•ハリファ❗️は829m!
まだまだ天に向かって伸ばす予定とか。

こんな旧市街の博物館+モスク。
非常に人工的で、現在も建設ラッシュで砂が舞い、上空は曇ってます。
ねじれたビルや、下がすぼまったビル、ビカビカ輝くメタリックなビルなど、どれ一つ取っても個性的。
でも下がすぼまったビルには住みたくないわぁー。

何もかもが、大きい方が、背が高い方が、コストも高い方が良い!と言わんばかりで、札束で頬っぺたを引っぱたかれてる感あり。
こんなに建設して、果たして供給に需要が追いつくのか?

今はアブダビの空港で搭乗待ちです。
はぁ~、長いようで短かった「違う世界を覗きに行く旅」•••そろそろ幕を閉じます。



モロッコ旅行7日目@フェズ

2014-01-21 | モロッコ・UAE旅行
35万人が住むというフェズの旧市街は世界遺産です。

狭い通路が入り組み迷路のよう。
食材店が並ぶ地域、家具職人の通り、服飾屋さんの通り、香辛料の店など。狭い通路をロバやバイクも通ります。

この中に250のモスクがあるそうです。

ミントティーを頂きました。
甘くて美味しい!


旅番組で見たことのある皮の舐めし工場。

バブーシュを買いました。
皮のサンダルです。

タイルのモザイク工房では職人の技にビックリしました。
デザインは全て頭の中にあるそうで、デザイン画など無しで、ハンマーのみでピースを割り出し、ドンドン並べて作ります。


明日はいよいよモロッコ最終日。


モロッコ旅行5日目@ワルザザード/トドラ渓谷/エルフード

2014-01-20 | モロッコ・UAE旅行
ワルザザートは7つの映画製作会社がある映画の街だそうです。


沢山の映画が撮影されたそうです。

世界遺産アルト•ベン•ハドゥへ。

今も5家族が世界遺産の中に住んでいるそうです。

カスバ街道を走り、トドラ渓谷へ。
カスバとは要塞都市。

トドラ渓谷は雄大です。



明日はいよいよクライマックスのサハラ砂漠です。

モロッコ旅行3日目@カサブランカ/マラケシュ

2014-01-17 | モロッコ・UAE旅行
昨日カサブランカのホテルではネットに接続できませんでした

今日は朝からカサブランカの観光です。

ヨーロッパのようなトラムが走る新市街。
名前のとおり白い建物が多いです。

モザイクが素晴らしいハッサン2世モスクは海のそば。


大西洋の波は荒い。
午後からマラケシュに移動しましたが、あいにくの雨。移動はバスで4時間。
期待していたジャマエルフナ広場到着時も


所狭しと並ぶ品物。ありったけの日本語での呼び込み。
値切り交渉が面白いけれど、適正価格は一体おいくら?
昼間の大道芸が見たかったなぁ~。

明日はマラケシュ市内観光の後、2260mのアトラス山脈越えでワルザザートへ。
雨や雪が降らないことを祈りつつ

モロッコ旅行2日目@アブダビ

2014-01-16 | モロッコ・UAE旅行
空港ではラクダのお出迎え。


至る所にナツメヤシが植えられ写真が撮りにくいです。スプリンクラーが回っていて人工的に緑豊かになってます。

なんだかわからないけれでユニークな建物。


朝の8時、曇り空に陽が差して夕暮れのよう。

アブダビ空港出発ロビーは、斬新なデザインです。
意外にも朝は寒く、ダウンコートを着て丁度です。
3時間のバス市内観光を終え、空路9時間でカサブランカに向かいます。


旅に出ます・・・モロッコへ。

2014-01-16 | モロッコ・UAE旅行
今ベストセラーになっている「人生はワンチャンス!」
     
ほのぼのとした写真に付いたピッタリのメッセージ。思わず笑ってしまいます。
「人生はニャンとかなる!」のネコ編も気になりますが、犬派としてはやはりこちらを購入しました。

その中の一枚に触発されたわけではありませんが、違う世界をのぞいてきます。
因みにこのメッセージには黒澤明監督のエピソードが付いています。 

今回はモロッコ・アブダビ・ドバイ10日間の旅です。
メインはモロッコで、行きにアブダビで3時間の市内観光、帰りにドバイで一日観光が
付いているツアーです。
通信事情が許せば、現地から写真をアップしていきたいと思います。

アブダビ空港到着です。
建国42年だそうです。