映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

「キス&キル  KILLERS」 と 「幸せがおカネで買えるワケ THE JONE$ES」

2011-05-31 | 複数の映画
なんとな~く新作DVDコーナーで借りたこの2本。
偶然にも”年の差カップル”アストン・カッチャー主演作とデミ・ムーア主演作でした。
どちらも主人公は偽りの生活をしているというストーリー。
面白い偶然です。

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          キス&キル   KILLERS

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              幸せがおカネで買えるワケ  THE JONE$ES


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 < 「キス&キル」 ストーリー >
ジェン(キャサリン・ハイグル)は、家族旅行先のニースで理想の男性スペンサー(カッチャー)と
出会い、あっという間に結婚する。 郊外で幸せな新婚生活を送る二人だったが、3年後
すご腕のCIAエージェントだったスペンサーにかつての上司から復帰を求める連絡がくる。
それ以降、次々刺客に命を狙われるはめになり・・・。

 < 「幸せがおカネで買えるワケ」 ストーリー>
高級住宅地に越してきたジョーンズ一家は夫婦(デミ・ムーア、デヴィッド・ドゥカブニー)と息子に
娘の4人家族。
身に着けるもの、家具に車に電化製品、ゴルフ道具など、何から何まで高級品という完璧な家族。
実は、彼らはそれら高級品の販売促進を目的としたニセ家族。
彼らにつられて高級品を買うご近所の住人たちだったが……。

         


「キス&キル」は「ロマコメ+アクション」楽しいけれど何かが足りないって感じ。
3年間付き合ってきた仕事仲間や隣人が、突如刺客となって襲ってくる。
でも・・・こんなにドンパチ(死語?)派手に撃ち合い壊しまくるのに、全く警察出動せず。
どんなコミュニティーやねん?
「マグナム P.I.」のトム・セレックはジェンの頑固な父親役なんだけれど、この人の意図が
よくわからん。

ハイグルは「新たなラブコメの女王」な~んて言われているけれど・・・、
黄金期のメグ・ライアンのようなキュートってタイプじゃない。
コメディーよりシリアスなストーリーの方が良いんじゃあないでしょうか?
まぁ、カッチャーの見事な肉体をご堪能あれ。


一方、クーガー(英語では年下の男性と付き合う年配女性をこう呼びます)デミは高級住宅街に住む
主婦役を演じるビジネスウーマン(?)。
ブランド物で着飾り、ビューティーサロンで人脈を広げ、パーティーを開く。
家具、服に宝石、おもてなしのお酒、有名店の冷凍食品など、何から何まで招待客(お客さま、いえカモ)が欲しがるように演出する。
ジョギングもサングラスにスニーカー、ジョギングウエアにヘッドフォンできめて、走る広告塔
夫役のドゥカブニーは高級車でゴルフ場に出かけ、ウェアや、クラブなど、
息子役や娘役も、車にゲームに服に・・・と何から何まで高級商品でかっこよくきめて
まわりが自分の意思で「同じものが欲し~い!」と思うように、さり気な~く見せびらかす。

なんとまぁ~すごい商法!でしょう。
日本でも人気タレントの○○さんが着ていたとかで、とんでもなく商品が売れるらしいからね。
まさに「隣の芝生」戦法で売って売って売りまくる。
ひょっとしたらこんな商法がホントにあるのかも?

そんな理想の家族も、息子や娘の振る舞いでギクシャクし、ボロが出はじめる。
そして彼らのライフスタイルに魅せられた隣人が・・・あぁ~
買う買わないは個人の責任だし、見せびらかしただけで強要したわけじゃないからね。
別人として理想の完璧一家を装うことは、法には触れてないけど倫理的にはねぇ・・・。
虚栄心は恐ろしい。

テレビを見る人が減ったり、CMスキップ機能なんかで、企業は映画の中で商品の宣伝をする
という話を聞いたことがあります。
トム・ハンクス主演の「ターミナル」では「吉野家」も出てましたっけ。
そういう意味では映画という架空の作り物のシチュエーションの中で商品を見せるというのは、
本作の商法と同じといっていいのかもしれません。

日々洪水のようにテレビで、電車の中刷り、街の看板、パソコン画面のバナーなどの広告。
どこまでが許され、どこからが行き過ぎか? 洗脳されないようにしっかりせんといかんね。

彼らが見せびらかすブランドの中にTOTOの洗浄温風乾燥便器が! がんばれ、日本!
ワタルの冷凍寿司って・・・アメリカでは有名なんでしょうか?


日本では「レンタル家族」という商売があるそうです。
結婚式の人数あわせ要員から色んな理由で恋人役、父親役、家族での派遣など需要も結構あるらしい。
時代や社会の変化によって生まれたビジネスということなんでしょうね。

「家族」という形態は今後どうなっていくんでしょう?



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 ***** 見た 映画 *****

 5月30日 「カレには言えない私のケイカク  The Backup Plan」DVD ジェニファー・ロペス主演



イブの三つの顔  The Three Faces of Eve 1957

2011-05-28 | 映画 あ行
女優のジョアン・ウッドワードをご存知ですか?
ポール・ニューマンの奥様です。
品のある、とっても美しい女優さんです。
初めて彼女を見たのは「テキサスの5人の仲間 A Big Hand for the Little Lady (1966)」のTV放映。
心臓発作を起こした夫(ヘンリー・フォンダ)に代わりジェイソン・ロバーツら街の有力者5人を
向こうにまわし、全財産をかけたポーカーゲームで男たちを唸らせる清楚な若妻役。
最後にとんでもないどんでん返しのある西部劇で、私もすっかり魅せられました。
お薦め映画です!
       
        何と美し!           テキサスの5人の仲間 

そんなジョアン・ウッドワード主演の映画ということで見た本作。
ジョアンはエリザベス・テイラー(愛情の花咲く樹)やデボラ・カーを押さえ、
1957年度アカデミー主演女優賞を獲得しております。

因みにこの年のアカデミー助演女優賞は日本人のナンシー・梅木さん(サヨナラ)だったんですね。
1957年公開作品って「戦場にかける橋」「十二人の怒れる男」「武器よさらば」「パリの恋人」
「めぐり逢い」「OK牧場の決闘」「眼下の敵」など名作ぞろいでビックリです。


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        イ ブ の 三 つ の 顔
                The Three Faces of Eve

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  < ストーリー >
小さな南部の地方都市に住む平凡な主婦イブ・ホワイトは、突然の頭痛と記憶喪失に悩まされ、
夫とともに精神科を訪れる。そこで医師(リー・J・コッブ)から、おとなしく従順なイブ・ホワイト、
遊び好きのイブ・ブラック、さらに治療中に現れた聡明で上品なイブ・ジェーンと三つの顔を持つ
多重人格者であることを知らされ・・・。


十数年前「24人のビリー・ミリガン」という本がベストセラーになり「多重人格」が注目され、
「そういうことって本当にあるのかな?」と不思議な思いをした記憶があります。

本作は冒頭ナレーションの男性によって「事実である」ということが強調されているように、
映画のモデルになった多重人格の女性が自伝「私はイブーある多重人格者の自伝」(ハヤカワ文庫)を
出版しておられ、実際は3つどころか40年にわたり22もの人格にあやつられていたらしいです

なんといっても、ジョアンの3つの別人格の演じ分けがスゴイです。流石、アカデミー主演女優賞!
      
       従順でおとなしいイブ・ホワイト      奔放なイブ・ブラック  同一人物ですよ!

医者がそれぞれの名前を呼ぶとすぐに別の人格が現れるっていうのは、いくらなんでもないんじゃないか?
という気がしますし、多重人格になった理由がちょっと。
催眠術を使って彼女の幼時体験に迫る中、どんな恐ろしいことがあったのか?!
手に汗握ったところで・・・えっ?そんな理由??そんなことで多重人格に?!
その後の経過も、心の病はそんなに早く解決はできないでしょう?とは思いますが、
半世紀前の映画では、今ほど赤裸々に真実を暴くという描写にはならなかったのでしょうね。
それでも、イブの戸惑い、心の奥に封印した恐怖、初めて見る症例の患者に戸惑う医者など、
見応えあります。
今の映画は、逆にそこまで見せてくれなくてもいいですよ~ってのもありますよね。

一人の人間が幾つもの人格を持ち入れ替わるって、人のこころは神秘です。

             
美しいなぁ~と思うジョアン・ウッドワードを見ながら、
???(みなまで言うな~)と思うキルスティン・ダンストを思い出してしまったのは何故なんでしょう?
以外にも似ているところがあるってことなの?
う~ん、似てない! キッパリ。



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***** 見た 映画 *****

 5月25日 「キス&キル Killers」DVD アストン・カッチャー、キャサリン・ハイグル主演

       「幸せがおカネで買えるワケ JONE$ES」DVD デミ・ムーア、デビッド・ドゥカブニー主演

 5月27日 「イブの三つの顔」DVD 

グレイズ・アナトミー シーズン6

2011-05-24 | TVドラマ
最近DVDがリリースされた「グレイズ・アナトミー シーズン6」。
レンタルショップで一ケース2話づつ借りて4話まで。
先を見たいのはやまやまだけれど、1日レンタルしかできないし・・・と我慢していたのに。

最近ケーブルテレビから光テレビに乗り換えたところ、な!なんと!ビデオ機能でシーズン6全24話が
見れるじゃあ~りませんか!

こうなると、もう止まらなーい。
24話を2週に亘ってどっぷり「グレ・アナ」の世界に浸ってしまいました。はぁ~。


3年前にシーズン1から見て、もうシーズン6。
ずっと見ていたので気が付かなかったけれど、シーズン1の写真を見ると出演者たちも年を重ね
キャリアを積み、顔つきが変わりましたねぇ。


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     グレイズ・アナトミー  シーズン6

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 < ストーリー >
シアトルにある「シアトル・グレイス病院」を舞台に繰り広げられる医者たち(レジデントやインターン)の
私生活と、患者たちの悲喜こもごものドラマです。


シーズン6では、今までレギュラーだったイジー役のキャサリン・へイグルは映画への出演が
忙しいらしく、今シーズンのイジーは癌を克服した後リストラに合い失踪中という設定。
主役メレディス役のエレン・ポンピオも実生活で出産の為出演シーンは少なく、紆余曲折の末
デレクと結婚し落ち着いているという設定で脇にまわっています。


シーズン4、シーズン5あたりから、少しマンネリというか狭い世界での恋愛模様にちょっと先が
見えたかなぁ~、なんて思っていたのですが、シーズン6半ばから俄然面白くなりました。

今シーズンは経営上の問題から「シアトル・グレイス病院」と「マーキュリー・ウエスト病院」が合併し、
「マーキュリー・ウエスト」から新顔の医者たちが加わり、人員削減でリストラの嵐が吹き荒れ
良いところを見せようといつも以上に激しい外科医同士の手術獲得バトルが繰り広げられる。
一人前の外科医になるのは大変ですわ~。
そんな厳しい状況の中、レギュラー医師たちは恋話より真剣に自分の人生に向き合うことになり、
安楽死を求める患者や、延命治療を求める患者の家族との諍いなど最後の3話は結末が知りたくて
「あ~、止められない、止まらないー」時間を忘れて見てしまいました。
最終話は壮絶でした。

似たような状況は、シーズン15まで続いた「ER」にもありましたが、
「グレイズ・・・」は毎回テーマがあり、それに沿ってストーリーが展開、ナレーションの言葉に
なるほど~と唸らせられます。
ドラマの中で語られる言葉にもグッときます。良いのよ、これが 
このナレーション部分のスクリプトが欲し~い。 メモメモ φ(.. )


海外のドラマを見ていると、日本人との考え方の違いを感じます。
思っていることをバンバン吐き出しぶつかることで、友情や信頼を築いてゆくアメリカ人。
日本でそこまで言ったら終ってまうやろ~ってところまで言っちゃいます。
勿論フィクションのドラマってことはあるでしょうが・・・言うよねぇ~。
たとえ相手が愛する人であれ、大事な友人であれ、自分が納得できないことを我慢したり、
偽って妥協して一緒にいるより、自分の気持ちを大切にし、場合によっては悲しい別れをも選ぶ。
でも間違っていたと気が付くと素直に謝る。
波風を立てないよう和を尊ぶ日本人とはかなり違います。
どちらが良いとか悪いとかではなく、考え方や背負っている文化の違いなんでしょうね。


あ~、シーズン7が待ち遠しい~。



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パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン 生命の泉

2011-05-22 | 映画 は行
公開二日目、楽しみにしていた本作を、勿論3Dで見てきました~。
流石、人気シリーズの4作目、TOHOシネマズで一番大きな630席のスクリーン1での上映です。
3Dはなるべく真ん中の遠めの席が望ましいってことで、金曜の夜にvitで予約です。
やはり、満席でした。

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          パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン   命の泉

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 < ストーリー >  ぴあ映画さんより
海賊ジャック・スパロウ、かつて彼が愛した女海賊・アンジェリカ(ペネロペ・クルス)、
元海賊の海軍将校・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)、そして最恐と呼ばれる海賊・黒髭(イアン・マクシェーン)は、永遠をもたらす“生命の泉“を求めて海原へ。
泉への地図を持ち、その場所を知ると言われているのはジャックただひとりで……。

         
              ジャック                 女海賊アンジェリカ
この映画のストーリーにうんぬん言うのは野暮ってもんですよね?
ただただ、海賊ジャック・スパロウのジョニデを、コミカルな演技を楽しめばいい。
一種の「お祭り」として定期的に公開を楽しむってことで好し。
確かに楽しいし、そこそこ面白い。
でも・・・2003年の第一作「呪われた海賊たち」の面白さに比べれば、やっぱり・・・ね。
ウィル(オーランド・ブルーム)やエリザベス(キーラ・ナイトレイ)の出演は無く、
新たに女海賊アンジェリカや黒髭、ゾンビや恐ろしい人魚が参入。
でも「命の泉」を目指す目的や人魚の必然性がいま一つ 

ジョニデが楽しんで演じているのが良く伝わってきましたが、
ジャックも第三者的に「生命の泉」争奪戦をちょっと離れて眺めて楽しんでいたって感じでしたね
そもそもジャックもバルボッサも永遠の命なんて欲しがってないし。(ちょっとネタバレ)
前半のアクションは面白かったけれど、途中からず~っと画面が暗い。眠気が・・・
     
                 バルボッサ           黒髭

先日テレビで見たインタビューで「永遠の命が欲しいと思うか?」という質問に
「愛する人たちを見送って独りぼっちになるなんていやだな」というジョニー・デップ。
古くはメソポタミアの「ギルガメシュ叙事詩」から洋の東西を問わず「不老不死」を求める話は
枚挙に暇がありません。
ギリシャ神話に北欧神話、インドに中国。そういえば高校の漢文でそういう話を読まされた記憶が・・・。
日本でも「古事記」や、かぐや姫の「竹取物語」にも「不老不死の秘薬」が登場するとか。
でも・・・何百年・何千年ってきっと疲れるよね。
落語には「不死の死神がもう疲れた」と泣きを入れる話があると友人のTさんにうかがいました。笑えます。


私にとって「黒ひげ」は、樽にナイフを刺す「黒ヒゲ危機一髪」ゲームではなくて、
ディズニー映画「黒ひげ大旋風」が思い出されます。
子供の頃、初めて見た実写映画でした。楽しい映画だったことだけが記憶に・・・。
ネットで検索したところ、
「現代(といっても製作は1967年)に現れた海賊黒ひげの幽霊(ピーター・ユスチノフ)が大学の陸上チーム
を助け善行を行うストーリー」だったようで、もう一度見てみたいなぁ~。
      
私にとって「人魚」はアンデルセンのお話か、1984年トム・ハンクスの初主演作「スプラッシュ」。
ダリル・ハナがほんとにキュートで無垢な人魚でした。
なのに、本作では「黒髭」も「人魚」も・・・

エンドロールの後に思わせ振りなワンシーン。 続編ありって暗示でしょうか?


「迫力の3D」を期待したけれど・・・・残念ながら迫力は感じられず。
元々メガネで、平均的日本人の鼻の高さである私には長時間のダブルメガネは苦痛でした。
刀とかときどき飛び出したけれど、人魚が飛び出てくるとかしてくんないと・・・
ずっと飛び出していたのは字幕だけっって、ねぇ~。
この程度なら2Dで十分、+400円(自前のメガネ持参なら100円引き)は高すぎやろ

そうそう、前半のアクションシーンに英国演劇界の重鎮Mがチラリ。もっと絡んで欲しかったな~。

ジョニデもそろそろ海賊やジプシーを卒業してリアリティーのある役に戻らないと・・・ね。
あっ、「ツーリスト」ではアメリカのごく普通の数学教師役って設定でしたっけ?
いんや、あんな教師はおらん。


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 ***** 見た 映画 *****

 5月16日 「ザスーラ」TV

 5月17日 「グレイズ・アナトミー シーズン6 #17~19」TV

 5月19日 「グレイズ・アナトミー シーズン6 #20~21」TV

 5月20日 「グレイズ・アナトミー シーズン6 #22~24」TV

 5月21日 「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン 命の泉」@TOHOシネマズ海老名

デザインフェスタ vol.33@東京ビッグサイト

2011-05-17 | 展覧会
昨日アップしようと携帯で撮った写真をメール経由で取り込もうとしたところ、自分のメールボックスに
アクセスできませんでした
何度もトライしたけれど、写真が無いとつまらないので諦め就寝。
今朝ダメならどこに聞けばいいのかな?と恐る恐るボックスを開けたら・・・
「昨日、一部のお客様がアクセスできない状態に・・・・」のメッセージ。
な~んだ、私が何かしたのじゃなくてyahooのシステムの問題だったかと一安心、ホッ。


   パンフレット


昨年11月デザイン・フェスタ vol.32に続き、東京ビッグサイトで2日間開催のデザイン・フェスタ vol.33へ
15日(日)行って来ました。2回目です。

    ビックサイト前の巨大なのこぎり 
             エスカレーターはびっしり
今回は震災の影響で中止とか縮小ってことのなったりするのかしら?と危惧しましたが、
前回同様盛況でした。 
           
ステージでのパフォーマンスから、
盆栽、彫金、イラスト、手芸、洋裁、木工、皮工芸、国内外の伝統工芸、ガラスアート、食品サンプル、
手作りアクセサリー、豆本、よくわからないパフォーマンス、などなど、
趣味のアマチュアからプロフェッショナルまで幅広い「アート」が楽しめます。
海外からも出展者、観覧者ともにいらっしゃいました。

  
     手作りのカラフルなパース?    
       
               チェシャ猫             三月ウサギ   
  
 マスクを被って写真を撮るパフォーマンス    手前のカラフルな靴はキャンドル
        
                              積木をびっしり積んで作った部屋 
      
          リアルな人形        
  
     手前は人形、隣は着ぐるみ       とても目立ってたお姉さん
  
       前回も参加していた外国の方の絵画          水墨画
      

今回も「体験、豆盆栽」に参加しようと思ったのですが・・・残念ながら参加しておられませんでした。
体験はできませんが、「炭鉢盆栽」を購入~。
        部屋の空気もキレイにしてくれそう


もう一つ。アクリル樹脂で固めたキーホルダーも。  
        エッフェル塔ほか、フランスをイメージする物がびっしり入ってます。
        クロワッサンもおまけで付けてくださいました。

アートのほか、見に来ている人たちのファッションも様々で楽しめますよ。



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 ***** 見た 映画 & TVドラマ *****

 5月13日 「グレイズ・アナトミー シーズン6 #5~7」DVD

 5月14日 「グレイズ・アナトミー シーズン6 #8~16」DVD

ブラック・スワン

2011-05-12 | 映画 は行
昨日「ブラック・スワン」公開初日のチケットをオンラインで取り、楽しみにしていたら・・・
朝のワイドショー「スッキリ」でオープニング約7分半をノーカットで放送。
思わず見ちゃったけど、折角これから~と楽しみにしているのに・・・どうなのこの宣伝方法?

映画を初日に見るってあまり無いのですが、初日限定プレゼントを頂きました。こんなのあるんだ~。
          
         黒いリボンで巻いて              結構大きなポスターです

ナタリー・ポートマンがアカデミー賞主演女優賞を獲得した話題作でTVスポットで予告編放送。
初日がレディースデイの水曜日ときたひにゃ~、女性で満席です。


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         ブ ラ ッ ク ・ ス ワ ン 

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 < ストーリー >
ニューヨークのバレエカンパニーのダンサー二ナ(ナタリー・ポートマン)は元ダンサーの母と共に
バレエ命の生活を送ってきた。現プリマのべス(ウィノナ・ライダー)引退に伴い、「白鳥の湖」のプリマに
新人が抜擢されることになる。対照的な白鳥と黒鳥を演じる者が勝者となるが、官能的な黒鳥が踊れず
苦悩する二ナ。セクシーな新人ダンサーリリーの出現にますます動揺する二ナ。
果たしてプリマを踊るのは・・・?

         
         白鳥のナタリー                黒鳥のナタリー 
バレエ物って昔から少女マンガやドラマの題材として馴染み深いものがあります。
主役の座を巡って繰り広げられる熾烈な競争、露骨なイジメがあったり、ライバルを蹴落とす為に
トウシューズに画鋲を入れるだの、足を引っ掛け怪我をさせるだの、・・・。
「陰湿~、バレエの世界って怖い~」な~んて思ってたもんです。
当時のドラマでも「白鳥の湖」をテーマに腕の動きを鳥のように滑らかに~とか、
雑巾の上にトウシューズで立って、雑巾を引っ張ってもビクともしないように立つ練習な~んて
シーンがありましたっけ。

本作もそんな主役をめぐる根性系か陰謀系かと思ったら、
何ともオドロオドロしいサイコスリラー。いや、もはやホラーです
ライバル心を相手に向けるのではなく、勝手な妄想に取り付かれ自分の心の中の邪悪なものに翻弄され
一人相撲で勝手に自滅。 

ナタリー演じるニナは母の過剰な愛情?の下で、大切に大切に育てられバレエだけをしてきた娘。
ぬいぐるみに囲まれ、大人になりきれない、幼い少女のよう。
こんな子に、王子を、観客を、妖艶に誘惑しろ!ったってあ~た、無理ってもんよ。
誰よりも真面目に練習を積み、正確な技術を身につけていても面白みに欠ける。
ギスギス痩せた不感症女って・・・キツイなぁ~。
いい年をした娘に、この母親も目を配るというより監視をしている感じ。
自分の夢を娘に委ね夢の実現のために娘を道具にする母。
しかしいざその夢が実現しそうになると・・・あなたには無理と言う。
母の夢を自分の夢として取り込み、それが自分の人生だと思い込む娘。
というより、他に選択の余地があることすら気が付いていない感じ。
「ママのいい子」の枠から飛び出せず、もがき互いに傷つけあう。まさに共依存の関係です。
そんなストレスから自らの肉体を傷つける二ナ。

この母娘の関係を見ていると、怖くって息が詰まりそうです。
 
     幻覚を見る二ナ                        ライバルのリリーはセクシー

その上、ライバルと火花を散らし 技術監督にはセクシーになれと追い込まれ、
目標にしてきた元プリマのべスの変わり果てた姿にますます恐怖を募らせる。
あぁ、強迫性障害境界性人格障害か?
「白鳥」を踊るのに、がんじがらめで飛べないって、何とも皮肉。

母の呪縛は「白鳥の湖」のオデット姫が悪魔にかけられた呪いのよう。
オデットの呪いを解く方法は男性に愛を誓ってもらうことなのに・・・二ナ、そっちへ行くか
白鳥の最後はやっぱり・・・悲劇。

母娘の関係では、ホラー映画の「キャリー」を思い出しました。

二ナの妄想の世界と現実との交錯を、映画を見ている観客も共に体験させられ疲れました。
もう一度見たいか?と聞かれたら・・・・正直、もういいかなぁ。


ナタリーは9キロも減量したって・・・もともとあんなに細いのに。
どこから9キロも落とせたんでしょう? まさにバレリーナの体型です。

実際のバレリーナさんは毎日の練習と食事管理で、とってもストイックのようです。
リリーのような生活でバレリーナはどうなんでしょう?
草刈民代さんのヌード写真を新聞の広告で見たとき、
「鍛え上げた肉体って美しい~!」と全く贅肉の無いアスリートの肉体の美しさに感嘆しました。
バレリーナの「贅肉なし、胸もなし」という潔い体型からは、セックスアピールは・・・感じません。

ウィノナ・・・こんな役で出ていいのか?!



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ジェイソンとアルゴ探検隊の大冒険(1963)  JASON AND THE ARGONAUTS

2011-05-08 | 映画 さ行
面白い映画を見ました。
1963年製作の本作「ジェイソンとアルゴ探検隊の大冒険」です。
タイトルは知らなくても、ガイコツの戦士と戦う特撮映画といえば「あぁ、あの映画」とご存知の方も
多いことでしょう。
私も子供の頃テレビで見たような・・・?ビデオ屋さんで見つけ、早速レンタルしました。

                                         

       ジェイソン と アルゴ探検隊 の 大冒険
               JASON AND THE ARGONAUTS

                                   


ギリシャ神話を基に、製作・原案ハリーハウゼンで少し話にアレンジが加えられているようです。
ギリシャ神話で「ジェイソン」で?と思ったら、ギリシャ語「イアソン」の英語読みだそうです。
「ジェイソン」と「イアソン」、随分イメージが違うなぁ~。

原題の「ARGONAUTS アルゴノーツ」はギリシア神話「アルゴ号の物語」に登場する英雄たちの総称です。

 < ストーリー >
20年前ペリアスに乗っ取られた王国を取り戻そすため「黄金の羊の毛皮」を探す旅に出る
テッサリアの王子ジェイソン。
ゼウスの助けを断り自分の力で成し遂げる事を誓い、ヘラクレスら勇者を選抜しアルゴ号で航海に出る。
目的地は、地の果てコルキス。ゼウスの妻ヘラの助言は5回までしか受けられない。
道中、青銅の巨人タロス、怪鳥ハーピー、7本の首を持つ竜ヒュドラ、ガイコツ剣士など、
次々襲いかかる怪物や困難を乗り越えて「黄金の羊の毛皮」を獲得することはできるのか?

CGや3Dなど今の技術を使えば、リアルに迫力あるシーンを作ることは容易いことでしょうが、
1963年の特撮はとんでもない時間をかけたものなのでしょうね。
ハービーやヒドラはカクカクしたところがありますが、ガイコツ戦士とのバトルシーンは
えぇー!と驚くほど動きが滑らかで7体が地面から現れジェイソンたちに迫るバトルシーンは
剣さばきもピッタリで、か弱い女性なら「こわい~」な~んて言っちゃうかも?のできばえです。
ストップモーションで撮ったのでしょうが、残念ながら「か弱い」から程遠い私は
ガイコツの材質は何だろう?何コマ撮り?などと乗り出して見ちゃいました 


青銅の巨人タロスのエピソードや怪鳥ハービーをやっつける手段もなかなか面白いですよ。
その他、旅人の守護神ヘルメス、海の神ネプチューンの子で半人半魚のトリトン!?、
怪力の持ち主ヘラクレス(あれれ?ルールを守らんいいかげんな奴ちゃなぁ)なども登場します。


しかしまぁ、天界のゼウスとヘラ。
水槽の水面に下界の様子を映し出し、ジェイソンら探検隊が「黄金の羊の毛皮」を手に入れられるか
どうかで賭けをしてるんですわ。
所詮人間は神々のゲームの駒、神々の暇つぶしのお遊びって・・・
やってられまへんわ。こちとら命懸けやで by ジェイソン。
ほんとに・・・ギリシャ神話の神々には困ったもんや~。
ギリシャ神話の神々って、恋もすれば嫉妬や浮気、横恋慕も。争いごとも多いし、何だかとっても人間的。

ジェイソンの未来は・・・神話では、映画と違って悲惨で陰惨な結末のようです。
映画の最後のゼウスの台詞「しばし航海を楽しませよう。冒険は(ゲームは)まだ終わりではない」って・・・
関西弁に翻訳すると・・・「今日のところはこのくらいにしといたるわ~」ってことですね 



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 ***** 見た 映画とTVドラマ *****

 5月 7日 「ジェイソンとアルゴ探検隊の大冒険 JASON AND THE ARGONAUTS」DVD

 5月 8日 「マッド・メン シーズン1 12話、13話」DVD

特攻野郎Aチーム THE MOVIE  THE A-TEAM

2011-05-07 | 映画 た行
懐かしいです~「特攻野郎Aチーム」。
昔、テレビシリーズを見てました。
それに、LAのユニバーサル・スタジオで「A-TEAM」のアトラクションを見た記憶が・・・。
現在の「ウォーター・ワールド」の前のアトラクションだったと思います。
  

しかし、昔のメンバーと似た俳優さんを選んだもんですねぇ。
リーアム・ニースンはジョージ・ペパードほど葉巻が似合ってないような。
あの髪型に葉巻っていうのが、ちょっと・・・板についていない感じ。いつもの髪型の方がいいな。

 
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      特攻野郎 A-チーム
                        THE MOVIE

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< ストーリー >
湾岸戦争に従軍した特殊部隊のメンバー4人が無実の罪を着せられた。
リーダーは葉巻がトレードマークの”ハンニバル”スミス大佐(リーアム・ニーソン)。
ハンサムで口の上手い調達のプロ“フェイス”(ブラッドリー・クーパー)、
怪力の持ち主“B.A”(クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン)、
ヘリ操縦の達人“マードック”(シャルト・コプリー)。
4人は刑務所から脱獄し、無実を証明し名誉を回復する為に行動を開始する。
フェイスの元恋人で4人の逮捕に執念を燃やす国防犯罪調査局のソーサ(ジェシカ・ビール)や、
CIA捜査官リンチ(パトリック・ウィルソン)がからみ、三つ巴の戦いが繰り広げられる。


昔のTVシリーズは、
 ベトナム戦争に従軍した特攻部隊。やはり濡れ衣を着せられ逮捕されたが、脱走し地下に潜り活動する。
オープニングは、
 『筋さえ通りゃ金次第、何でもやってのける命知らず。不可能を可能にし巨大な悪を粉砕する、
  俺達特攻野郎Aチーム!助けを借りたい時はいつでも言ってくれ!』
という威勢のいい口上で始まりました。
日本のTVドラマでいうところの「必殺仕事人」「必殺仕置人」ってところでしょうか。
ファンファーレのようなあのテーマ曲がいいんです
子供の頃、刷り込まれたものって記憶の底に残っていて、結構覚えているもんですね。
夢中になって見た懐かしのアメリカTVドラマの口上が音楽を聴くと蘇ります。
でも後に「奥様は魔女 Be Witched」の
奥様の名前はサマンサ、旦那様の名前はダーリン・・・奥様は魔女だったのです~の口上は
日本版のみで元々のアメリカ版はアニメ画面に音楽のみだったのを知りちょっと驚きました。
日本でおなじみの口上がオリジナルでは無かったってケースは他にもあるようです。


本作映画版「Aチーム」のキャッチコピーは『デカイことやろうぜ!一人でも最強。チームなら無敵』。
それぞれ得意な分野を生かしてチームとして鮮やかに・スマートに悪に向かって立ち上がり、
驚くような奇想天外の方法で次々敵をやっつける
スキーッと爽快! 勧善懲悪、娯楽アクション大作です。
いやぁ~面白かった。


ジェシカ・ビール演じる国防犯罪調査局のソーサって・・・もうちょっとクールな女優さんの方が
いいんじゃないかな? いや、女性捜査官でなくてもよかったんじゃない?

「オペラ座の怪人」で優男ラウルを演じていたパトリック・ウィルソンが・・・!そちも悪よのぉ~



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マイ・ビッグ・ファット・ドリーム  My Life in Ruins

2011-05-06 | 映画 ま行
「マイ・ビッグ・ファット・グリーク・ウェディング」という映画ご覧になりましたか?

主演のニア・ヴァルダロス本人の結婚のエピソードを下敷きにした一人舞台を基に2002年映画化され
ヒットを飛ばした映画で、ギリシャ系アメリカ人とWASPの異文化間結婚を描いたコメディーです。
アメリカに住みながらも頑なにギリシャ文化を守りギリシャ人との結婚を勧める父と
30歳を越え未だ独身、恋愛経験は一度もなく両親の経営するレストランで働くダサいトゥーラ。
ある日レストランに客として訪れたアメリカ人男性イアンに一目惚れする。
なんといってもイアンを演じたのが「セックス・アンド・ザ・シティー」のエイダン役ジョン・コルベット
だったのです。
  
    マイ・ビッグ・ファット・ウェディング       マイ・ビッグ・ファット・ドリーム     

タイトルにある「big fat」は「とんでもない」っという意味です。
本作は原題が「My Life in Ruins」は「遺跡での生活」と「私の人生メッチャクチャ」と二つの意味かな。
「マイ・ビッグ・・・ウェディング」の続編でもなんでもなく、主演が同じニア・ヴァルダロスで舞台が
ギリシャってだけで、二匹目のドジョウを狙った日本語タイトルでしょうか。


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         マイ・ビッグ・ファット・ドリーム
                      My Life in Ruins

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劇場公開なしDVD/ブルーレイのみの2009年作品です。

 < ストーリー >
ギリシャ古代史を専攻しギリシャで大学教員となったギリシャ系アメリカ人ジョージア。
1年でクビになり、次の教職が見つかるまでの間ギリシャの観光ガイドで生計を立てることに。
これを最後の仕事として観光客を迎えるも、世界各国から集まったのは遺跡や歴史より土産物に興味がある
一癖も二癖もある大変な人たちばかり。
ジョージアは皆を楽しませ無事にツアーを終えることができるのか?


ギリシャ・ローマ時代の遺跡に惹かれます。
本作にはギリシャの遺跡が沢山出てきて、ちょっとした観光気分が味わえます
デルフィの神託やパルテノン神殿など。 あぁ~・・・行ってみたいギリシャ


解雇されツアーコンダクターで糊口を凌ぐジョージアは真面目で堅物。
一生懸命遺跡の解説をするも、顧客満足度は最低。旅行社からあてがわれたバスもホテルもオンボロ。
すっかり意欲を失う中、困ったちゃんだと思っていたアメリカ人ツアー客アーブ(リチャード・ドレフィス)に
「肩の力を抜いて心を開け」「人生を楽しめ」「恋をしろ」とけしかけられる。

映画の中で「ケフィがある」とか「ケフィを見つけろ」なんて台詞がよく出ます。
映画の中でギリシャ語「ケフィ kefi」は「passion 情熱、joy 喜び、 spirit 心意気」という説明があり、
「生きる力」とか「生きがい」という風に使っていました。

果たしてジョージアは「ケフィ」を見つけられるのか?
もっちろん アメリカ映画はハッピーエンディング
ギリシャの音楽を聴きながら、ゆった~りほんわかした気分になれる映画です。

RED」でお久しぶりの上、以外にも悪役だったリチャード・ドレイファスがいい味出してます
           
       未知との遭遇の頃           現在・・・メタボなお腹

もうちょっと「kefi ケフィ」を調べてみたら・・・こんな説明もありました。
『もともとアラビア語で、トルコを経てギリシャにやってきた言葉。 仕事をやめ、ゆっくりとくつろぐこと
を意味していて、ギリシャ人にとって「ケフィ」があるかどうかは、とても重要なことなのです』

う~ん、だ・か・ら・EUのお荷物ってなことになっちまったんじゃないの?


「ケフィ」って・・・日本人がもっとも苦手としているものなんじゃぁないやろか? 





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NHKBShi「 戸井十月 ユーラシア横断3万キロの旅」

2011-05-05 | TV旅番組
3日朝、朝食を済ませたまたまあわせたNHKのBSプレミア・・・この番組を見てしまいました。

「プレミアム8 <紀行> 戸井十月 ユーラシア横断3万キロの旅」です。
連休中、NHKはBSプレミアで旅行番組のイッキ見再放送を毎日放映しているんです。

この番組は2010年10月に放映の再放送だったのですが、見始めたら面白くって止められな~い。
何と1回1時間半で全4回、トータル6時間を9:30から中休みを挟んで17時まで、一気放映でした。
「見てしまった」と書いたのは、思いもよらずこの番組で見始めたばっかりに1日テレビの前から
動けなくなってしまったからです。

作家の「戸井十月」氏は32歳でバイクの免許を取得し、以来バイクで5大陸走破に挑んでおられ、
1997年北米大陸一周、1998年オーストラリア大陸一周、2001年アフリカ大陸縦断、
2005年南米大陸一周、そして2009年7月から11月まで4ヶ月をかけポルトガルのルカ岬から
ロシアはウラジオストックまでユーラシア大陸を走り抜け、5大陸走破を成し遂げられました。

私が見たのはこの最後のユーラシア大陸横断の旅でした。
過去の旅にもこんなことが・・・とアフリカ・南米を振り返りつつ、
ポルトガルから地中海沿いにスペイン、フランス、イタリアを通り
クロアチア、モンテネグロ、マケドニアのバルカン諸国。
トルコからイラン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスタンを通過し、
中国国境近くからゴビ砂漠のど真ん中を縦断、モンゴルからロシアへ。
ウラジオストックからフェリーで日本へ向かうところまででした。

観光地などに寄ることはなく、たまたま出会った市井の人との触れ合う旅。
旅の途中で60歳!の誕生日を迎えられた戸井氏。
出入国のたびに、数時間かかる手続き。時には国境緩衝地にテントを張って待機することも。
雨の降る中、炎天下、高度3700mまで登ったり、ぬかるみ、雪道、アイスバーンを
ひたすらバイクで走ります。体力あるなぁ~。
出会う人たちはどこの国の人たちも人懐っこくて、親切です。(そうじゃない人にも出会われたでしょうが)
何が面白いって、西から東に移動するに連れ出会う人たちの顔つきが少しずつアジアの顔つきに
変わっていくことです。

昨年3月ツアーで行ったトルコのシーンはやはりテンション上がります
40年間トルコアナトリアで発掘調査をしている「アナトリア考古学研究所」の先生を訪問されたのですが
そこは昨夏行った三鷹の「中近東文化センター」の付属機関なのです。
行ってみたいな~発掘現場@トルコ。

中央アジアでは旧ソビエトで戦後強制労働させられ命を落とした日本兵のお墓に参拝。

ゴビ砂漠は地下資源の宝庫ということで砂漠のど真ん中を南北に走る道と防砂林が整備されているのには
驚きました。


時間的にも、金銭的にも・・・いやそれ以前に体力的・根性的にも無理だけれど、
こういう旅、あこがれます~。

戸井氏のホームページ「越境者通信」はこちらから



NHK旅番組イッキ見再放送、昨日は南米、今日はアフリカ。今日もまたまた・・・視聴中。
大自然のアフリカもええなぁ~。

ソウル・キッチン

2011-05-04 | 映画 さ行
ドイツ映画「ソウル・キッチン」と聞いてどんな映画をイメージしますか?

何故か私は勝手にドイツの韓国料理屋さんの話?と思い込んでおりました。
映画のオープニングで「SOUL KITCHEN」の文字が・・・
「ソウル」って「魂」のSOULだったのねぇ~
あまりのボケぶりに我ながら苦笑。
しかしまぁ、何で「ソウル」→「韓国」という連想に至ったのか???
「ソウル・キッチン」と聞いて地名を連想するか~?と突っ込まれました


 
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         ソウル・キッチン
                   SOUL KITCHEN

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 < ストーリー >
ハンブルグでレストラン「ソウル・キッチン」を経営するジノス。
仕事で上海に行った恋人との遠距離恋愛に心穏やかではない。
仮出所してきた兄のイリアスに頼られ、税務署からは滞納の催促、店も客が集まらずに閑古鳥と問題続き。
バンドのライブで一度は繁盛するものの、ギャンブル好きの兄が騙され、さらなる悲劇がジノスを襲う。
果たして「ソウル・レストラン」は人出に渡ってしまうのか?

この自由な世界で」や「イースタン・プロミス」「こわれゆく世界の中で」などで英国の多民族国家振りに
驚かされましたが、ドイツも多くの民族が移り住んでいるのですねぇ。
トルコ人が多くて人種問題があるのは知っていましたが、本作を見るとトルコ人にギリシャ人、アフリカ系
など、色んなバックグラウンドの人たちが登場します。
監督自身もトルコ系ドイツ人です。

          
                 兄   ジノス 恋人 シェフ    

何も知らずに見たらドイツを舞台にした映画だとは思わなかったかもしれません。
最近見た「パリ20区、僕たちのクラス」もアラブ系・アフリカ系の子供たちばかり。
ヨーロッパはいま、全体的にこういう多民族な感じなんでしょうか?

            
               ジノス       トラブルメーカーの兄
お話は、これまたドイツのイメージとかけ離れたドタバタとんでもコメディー。
ギリシャ系ドイツ人の主人公ジノスは冷凍食品を調理して出す大衆食堂のオーナー。
中国へ転勤になる恋人、仮出所中の兄、芸術家肌の頑固な凄腕シェフ、不法滞在のウエイトレス、
トルコ人整体師、ギリシャ系居候、ミュージシャンを目指す従業員、幼馴染みの不動産屋との係わりの中
ジノスに次々災難が降りかかる。
閉鎖に追い込まれたり、不動産屋の罠にひっかかり乗っ取られそうになる中、ハチャメチャだけれども
一生懸命。
シェフから教わった料理と音楽でレストランを盛り立てるほんわかストーリーです。
おいしい料理と素敵な音楽があれば、みんな幸せ 

昨日の日経で「EU労働者の移動 完全自由化」の記事を読みました。
「この自由な世界の中で」で描かれた中東欧労働者の英国への流入は、2004年EUの東方拡大で
認められました。
ドイツやオーストリアは労働者流入を警戒し7年間の猶予期間を設けていましたが4月末で期限切れとなり、
この5月1日から両国にも労働者の自由な移動が可能となるそうです。
ドイツ労働社会省は2020年までに130万人の流入を予測しているとか。
高齢化で労働人口減を迎えるドイツ、今回の労働移動の自由化は吉と出るか凶となるのか?
英仏では雇用情勢悪化により雇用機会が奪われるという国民の不満から移民に制限をかける動きが
でている中、地理的に近いドイツ・オーストリアに多くの移民が向かうことになるのは間違いないでしょうね。

少子高齢化の進む日本は、移民についてどちらの方向に進んでいくのでしょうか?




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 ***** 見た 映画 *****

 4月28日 「パリ20区、僕たちのクラス」 DVD

 5月 2日 「奇人たちの晩餐会 USA」 DVD

 5月 3日 「特攻野郎Aチーム THE A-TEAM」 DVD

 5月 4日 「マチューテ」 DVD