九州新幹線全線開業に伴う在来線(熊本~上熊本間)の高架化のために解体され、現在、仮駅舎となっているJR鹿児島本線・上熊本駅駅舎の新しいデザイン素案が県から発表された。また県では、この案に対する県民の意見を反映するため、パブリックコメントを行うという。仮駅舎となってもうだいぶ経つのでいったいどうなるのだろうと気になっていたが、これでひと安心といったところだ。
上熊本駅は、明治29年(1896)、第五高等中学校に赴任した夏目漱石が降り立った駅として知られており、駅前には漱石の像も建てられている。また、その5年前に赴任した漱石の前任者ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、上熊本駅を舞台にした短編小説「停車場にて」を物している。さらに、明治40年(1907)には、漱石に倣ったのか、与謝野寛が、まだ学生だった太田正雄、北原白秋、平野万里、吉井勇の4人を引き連れて降り立っている。そんな文豪ゆかりの駅、上熊本にふさわしい文化の薫りを感じるような駅になってほしいと願っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/31/857f29792991d0443734672c88728877.jpg)
JR鹿児島本線上熊本駅舎デザイン素案
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/ef/d415461e7dec196035b51369b9de7faa.jpg)
2005年に解体、一部移築された旧駅舎
上熊本駅は、明治29年(1896)、第五高等中学校に赴任した夏目漱石が降り立った駅として知られており、駅前には漱石の像も建てられている。また、その5年前に赴任した漱石の前任者ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、上熊本駅を舞台にした短編小説「停車場にて」を物している。さらに、明治40年(1907)には、漱石に倣ったのか、与謝野寛が、まだ学生だった太田正雄、北原白秋、平野万里、吉井勇の4人を引き連れて降り立っている。そんな文豪ゆかりの駅、上熊本にふさわしい文化の薫りを感じるような駅になってほしいと願っている。
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JR鹿児島本線上熊本駅舎デザイン素案
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2005年に解体、一部移築された旧駅舎