徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

池江璃花子と木原美知子

2017-09-16 21:51:45 | スポーツ一般
 えひめ国体の水泳競技をテレビで見ていた。少年女子A50㍍自由形で池江璃花子(東京)が24秒33の日本新記録をマークして優勝した。ノーブレで50㍍を泳ぎ切り、平然としてプールから上がって来た彼女には一種のオーラが感じられた。中学時代からその類まれな能力を発揮していたが、昨年のリオ五輪にも出場し、今やトップスイマーとなった高校2年生。
 そんな姿を見ながらふと、ある人の姿がダブって見えた。それは2007年に早世された木原美知子さんである。木原さんが水泳界に彗星のごとく現われたのは、まだ中学3年生だった1962年の岡山国体の時だ。その2年後、東京体育館の屋内プールで行なわれた日本室内選手権の時、初めて彼女を間近で見ることができた。練習を終えて引き上げる僕らとすれちがったのだが、この時彼女は高校2年生、ちょうど今の池江選手と同年齢、既にスター選手になっていて、彼女の周りは他の人とは明らかに違うオーラを感じたものだ。その後、彼女は女人禁制だった日大水泳部に進んだ。最近でこそルックスやスタイルを兼ね備えたスポーツウーマンが多くなったが、彼女はまさしくその走りだった。そして池江選手はそれを引き継ぐ一人なのだろう。


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