徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

敬愛する先輩の訃報

2017-10-23 20:50:40 | 
 先週、敬愛する先輩の訃報を友人の知らせで知った。高校の2級上の先輩で、済々黌水球部黄金時代を支えた名選手だった。日大に進学後もすぐに頭角を現した。高校時代は中盤の選手だったが、大学からはその闘志とスピードを活かして、攻撃的なディフェンダーとなった。メキシコ五輪とミュンヘン五輪の2回、水球日本代表にもなった。特にメキシコでは日本水球史上初の予選リーグで3勝をあげる立役者となった。
 練習ではとにかく厳しかった。僕ら下級生は皆ピリピリしていた。しかし、なぜか僕はこの人からやさしい言葉をかけてもらった記憶しかない。大学は違ったので試合の時などに会うといつも声をかけてくれた。この人が自陣から敵のゴールをめがけてドライブをかける時のスピードは天下一品で、僕はこのプレーを見るのがいつも楽しみだった。大学を卒業して航空会社に就職された後も、自分の出身大学でもないのに僕のチームの練習を何度も見に来ていただいた。
 桑山博克さん、本当にお世話になりました。来世でまた酒でも酌み交わしましょう! 合掌


メキシコ五輪に出場した熊本県出身の選手・監督・コーチたち
左から競泳の大沢君、水球の米原さん、坂本さん、桑山さん、競泳の合志さん、藤井さん、カヌーの吉野さん、
ボクシングの永松さん、カヌーの白取さん