徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

漱石祭と熊本地震

2017-04-13 18:29:13 | 熊本
 今日4月13日は、今から121年前の明治29年、夏目漱石が上熊本へ降り立った日。1年前のこの日、上熊本駅に蒲島熊本県知事や大西熊本市長らも出席して「夏目漱石来熊120年 お帰りなさい漱石祭」が盛大に行われた。漱石記念年の華々しいスタート、となるはずだった。
 しかし、翌日、震度7という大地震が熊本を襲った。予定されていた記念年の行事の中には中止されたり、予定どおり実施されたものの趣旨がだいぶ変わったりしたものもあった。そして何よりも、われわれ漱石ファンでさえも「それどころじゃない!」という気分になってしまった。実際、僕自身も当初は参加を予定していた行事にほとんど参加しなかった。漱石顕彰の拠点でもある「夏目漱石内坪井旧居」は地震による損壊で閉鎖され、いまだに復旧のメドは立っていない。漱石先生にはお気の毒なことになった。

▼漱石記念年の華々しいスタートとなるはずだった「お帰りなさい漱石祭」







▼いまだ復旧のメドが立たない夏目漱石内坪井旧居