のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1356

2017-12-25 00:07:31 | 新しい子猫たち 

加代子の会社の責任者は、組織運営では有能だった。洋太郎も自分に得にならないアホのために時間を潰す人ではなく、このアメリカの会社の責任者を使った。紡績の運用部門がアメリカの会社の責任者の紹介で、アメリカのカヨコファイナンシャルの債権部門の運用を委託したり、その他の紡績の仕事を香奈ファイナンシャルやジブとの仕事の調整、共同事業なんぞもしていた。勿論 それなりのゼニは取った。このオッサンもゼニの亡者の一面はあった。この斡旋をこのオッサンはした。このオッサンも自分が日本にいるので アメリカのカヨコファイナンシャルの子会社を日本に作り、そこそこの人材も集めていた。


 


アメリカの会社の責任者はゼニの亡者ではあるが人材育成、その人材を有効に使う事に優れていた。若い、有能な人材を見つけ、育成する事に、ゼニを儲けられるようにするのには優れていたのを 洋太郎も感じていた。洋太郎も紡績にとっては伝説上の人であるのには理由があったのだ。単に誠実一路のジイサンでは、勿論洋太郎ではなかった。


 


アメリカの会社の責任者はそれなりに忙しかったのだ。たいしてゼニも残っていないと このオッサンが思っていた、日本のカヨコファイナンシャルについて時間を潰す事はないと感じていた。元々病院の維持管理運営するための法人と思っていた。アメリカのカヨコファイナンシャル全体の事を考え、自分の日本での事業を考えるだけでも時間は足りない程だった。