のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1342

2017-12-11 00:02:23 | 新しい子猫たち 

エンゼルホープジャパン九州病院 は、 マチコジブ記念病院からの出向者が 運営の基本となる 内科主体の病院であって


 


本院での精密な検査結果 に 唖然としていた。検査部門は愕然として、検査体制そのものを見直していた


 


小さい病巣については、基本的には仕方ない あれが見えるのは達人 と 思う気持ちはあったが、内科の長老が指摘した点については、あれは見逃すとは情けない、アカンと云う声が強く、検査体制の見直しが進められていた


 


おやっさん の作陶 開始の話は聞いて、九州病院の院長自ら、あやっさんの企業に出向いて、くれぐれも無理をさせないように要請していた。元気で仕事されるのは むしろ結構な事だが 無理をさせないようにして欲しい


 


おやっさん の企業は定期的な検診の仕事を病院に要請していた。実はエンゼルホープ病院は 本院、九州病院とも医師の数も多く、いつしか企業の定期健診 健康相談を仕事としてするようになっていた。これは寄付とは別に、病院としての仕事になっていた。税務ゴロたちの要請とかもあった。寄付は代替的な見返りがあるのではなく、企業ペースとして従業員の健康管理を請け負うのには、無償ではなくもそれなりの見返りを求めているのは、寄付の存在意義を高めると生意気にも、税務ゴロは思い、企業の正当な労務行為として考えていた。控除目的もある寄付とは別との思いもあった。


 


勿論 おやっさん が作陶を再開されるのは現場では嬉しい事ではあったが、無理をさせない事に異論はなかった。おやっさんは、天才的陶芸家と云うよりは、総合的なプロジューサーとして、監督するのが達人と云うか天才的と云えたし、職人たちの才能を伸ばすのが上手な人だった。