のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.2255

2022-07-17 00:15:07 | 新しい子猫たち 
二人のジイサン達は ジブトラストと云うよりは治部一族に近い人たち。そして治部一族は日本の軽工業重工業の勃興期には既に多くの分野に関与していて、二人のジイサン達もその中で仕事してきた。そして治部一族の家風は 人は活かして使うのが大切と云う家風が 身に沁みついている。中小企業振興がドーダとは全く別の問題だった。

棋士の奥さんのスモールビジネスが大きくなっていくのであるが 天下り官僚たちの小細工とは別の次元のアドバイスが出来た。ジイサンたちは隠居の身なんだが 元々の資産家で隠居金が神之助の組織で金を儲けて とても隠居金では無くなっていた。あの棋士を助けるための金が 棋士との間で投資会社を作る事になり、あの子のAI運用で金は何倍にもなり そしてその会社はジブトラストとは別の次元での投資やアドバイスをしていく事になった。

そして二人のジイサン達の息子たちは 親のジイサンたちとの仲直りを模索していた。親子仲良くの気持ちもあるんだが 結局はジイサンたちの膨れ上がった隠居金目当ても当然 心の奥にはある。ジイサンたちが助けている中小企業を助けると自分達にも都合がいい。管理に調べさせるとそれなりに利用しても面白い企業群と判り、そして親の隠居金目当ての筈が それぞれの企業にとっても仕事のパートナーと変わっていった。そうなると単にジブの管理だけではなく、本体の神子グループも注目するようになり ジブトラストがこれをネタに儲ける、いや手助けするようになっていった。

とても 棋士の奥さん 応援だけとはとても言えなくなった。

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