のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
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新しい子猫たち No.1732

2020-12-31 00:28:01 | 新しい子猫たち 
ココの息子の嫁さん が クリス と言って 外部から来た 猫 だが 頭が切れて 医学に通じていた、ジブ総研の医学研究所でもそれなりに重要な位置を占め 人間の研究者も部下にいた、


ココが弱った時にクリスが盛んに動いてから、動物医院の 獣医師たちも配下にして、敷地内の猫たちの健康管理にも気を配っていた


実は敷地内の魔法の謎の究明にも取り組んでいた。ただクリスは秘密主義なので なかなか明らかにはしない


クリスは密かに ある命題を仮定として、その仮定が妥当かどうか 研究が続いていた


彼の家の環境が 敷地内となぜ 同様の効果があるのか 以前のような レアメタル粒子の散乱だけでは解明できないが 実態としては敷地内と同様の効果を持つことを自分の感覚として正しいと思っていた


ココは盛んに ココシロを訪ねるが 元気になっていた レアメタルの散乱状態はむしろ敷地内より弱い


彼の家の井戸水の 効果は クリスも知っていたが それだけでは説明できないのだった


クリスは レアメタル一般ではなく レアメタルの種類による 散乱効果に差があるのではないかと思っていた


現に敷地内の散乱するレアメタルの種類には 変化があった。レアメタルの分類がより精密になっているから過去のデータが正しい分析が出来ていないとは思ってはいたが レアメタルの種類により 体内への影響は違うのではないかと思っていた


陽太親衛隊の奴の家の敷地内についても データ収集を始めていた

新しい子猫たち No.1731

2020-12-30 00:24:47 | 新しい子猫たち 
マスターが出かける時 秘書が同行して 前科者更生組織に属している タクシー会社の貸し切りタクシーで出かける。使用頻度が増え、専属みたいな存在となって 車はいつも 屋敷に置いていた


マスターは 冬になると 車を猫バンバンさせて しかもボンネットまで開けて 猫が潜り込んでいない事を確認させた。


猫が外出するのに車を使い、猫に犠牲を与えたのであれば 言い訳も出来ない


ある日 猫が車に潜り込んでいた。 猫の言葉が判る空間だけに どこからの迷い猫なの 家まで送りますよと言ったら。私は のら猫と云うので家に置く事にした 


偶々帰ってきた 陽太親衛隊の奴も奥さんにも了解を取った。マスターがいいと云うのに否やは言えないのだ


この猫も体を綺麗に拭くと なかなかの美猫


この時点まで みんな知らなかったのだが マスターはナント メスだった。そしてこの猫はオスだった。

マスターを触れる人間は 陽太親衛隊の奴程度で頭をなでる程度。奥さんでも触れない。他の人間は元々マスターに圧倒されていて、触れる事も出来ないし そんな事は考えない。しっかりとしているからオスと頭から決めつけていた。


マスターと この猫が仲良くなるのにたいした時間はかからなかった

新しい子猫たち No.1730

2020-12-29 00:19:41 | 新しい子猫たち 
奥さんも忙しいが 長女も忙しくなっていた。長女は大学院に残り、学究生活になる筈が 被選挙権 の年齢が下げられた事もあって、大阪のある選挙区からの出馬の可能性が急遽でてきた。長男の奥さん も 奥さんの地元でそんな話が出てきた。二人とも乗り気ではなかったが、後述するが 色々な人の思惑、面目もあり ワシはイヤ とは簡単に言えなくなっていた


つまり陽太親衛隊の奴の家は マスターだけがいる事が増えていた。大臣になっても折りを見て家に帰り、マスターとの親交を深め、色々な意見交換しようとしていたがそれも限度があって、マスターの秘書と話し合って マスターからの返事は秘書経由となる事も増えた


奥さん とか長女、長男の奥さんも ネット経由の話が増えていた


マスターはそれには答えていたが 寂しくなる時間が増え、元々いた 彼の家に帰る機会が増え、敷地内の香奈の家の猫の間に行く機会も増え、それが多くの人たちと折衝する事も増えた


マスターの秘書はドンドンと増え、その人たちが 折衝をアレンジする。そしてマスターがそれをもっと深く考え、ココシロに聞く。又折衝の必要が増えると云う循環になっていた


奥さんは普通の猫も飼おうとしていたが そんな事を云う機会もなかなかなかった。

新しい子猫たち No.1729

2020-12-28 00:18:19 | 新しい子猫たち 
聖子は中国が嫌い バッタ屋のように たたき売りのビジネスで儲けた、その昔 粗悪品を廉価で中国で作り、それで大儲けした筈なのに、自分と同体質が嫌いなのか 中国には好意を持っていない。中国が発展していく過程で 安いよも中国に出店したが いつの間にか出資そのものを中国企業に売ってしまった。


安いよ の英語名は セイコ-堂にいつの間にか変わっていた。今の経営陣は バッタ屋みたいな 安いよ と云うダサい名前を嫌い、ジブセイコー堂としたかった。安いよ はいつの間にか実態はもうバッタ屋ではなく、高級志向に変わっていた。日本を代表する資本の治部一族の名前を強調したかった。ただ聖子は安いよの名前に強く拘り、ジブセイコー堂とかセイコー堂と云う名前を嫌い、名称変更は出来ない、ただ英語名は聖子も気にしなかったので 英語表示はセイコー堂となっていた。


中国では香奈の名前は有名、歴代の総書記は 香奈と親しい人が続き、いつしか香奈の了承が総書記就任のために必要と云う俗説まで出来ていた。セイコー堂は治部一族の聖子が絡むと云う点がはっきりしていた。セイコー堂チャイナは中国では代表的な高級百貨店となって、安いよ から商品供給を受けていた。聖子も儲かっていた商品供給は続けていた。聖子と云うよりも執行部としての総意であった


ショッピングセンターの中心は安いよの店舗だった。田舎なので どこまでの人が来てくれるか問題となっていたが まあ大きくしようとココシロがいい、マスターもそれに従っていた。ただ 縮小する事も考えて設計した。豪華に見えるが実は安上がりの店舗であり、切り売りと云うか、簡単に縮小できる構造になっていた


ただ結局は中国の小金持ちにとっては、爆買いしやすい店になった。安いよ だけに他の店より安く、しかし中国では、セイコー堂は高級百貨店の代名詞、おミアゲとするのは セイコー堂の名前が入っていた包装紙は貴重だった。安いよ は店舗数は多くはないが、地方の百貨店、スーパーの資本も一部持っていて、日本各地の高級名産品も扱っていて、商品供給を行い、共通ブランドの商品ももっていた。安いよの現経営陣は商品の品質には拘り、高級品も好んだ。ただ聖子の主義も考慮してちょっと安くする事にはしていた。中国の人、特に小金持ちにとってもそれが便利だった。単に安いだけなら中国にはナンボでもある。高品質、高品質であり高級メーカーの製品を安く買えるのが必要だった。


陽太親衛隊の奴の地元の中核都市は 今や周辺からの集客だけでなく 中国やアジアからの来客も多かった、たまたま歴史的な建物、寺院なども周辺にあって、リアルの日本を観光できる、おミアゲも買える場所として有名になっていた。欧米の人たちも来るようになった。外国人が観光に来る場所として有名になりつつあった。


陽太親衛隊の奴の奥さん が絡むと云うか マスターが考えていた会社群がこれをアレンジしていた。マスターだけに幅広く出資を集め、関係企業は多く、調整は難しい、奥さんの名前と存在が調整には必須、別にナニをするのではないが存在そのものが調整には必須と言えた。奥さんはナニかがあると引っ張り出された。選挙区内だけに奥さんも断り切れず、出かけないといけない。今まではそんなに奥さんが表面には出なかったが、近くにいっているので、後援会幹部にも会わないといけない。一旦 表に出ると今度は影に隠れる事が出来ない。


陽太親衛隊の奴が大臣になって頻繁に地元に帰れないので、奥さんがその代わりとなっていた。しまいには奥さんが出席すれば それでみんなは納得とかになった。

新しい子猫たち No.1728

2020-12-27 00:04:30 | 新しい子猫たち 
陽太親衛隊の奴は 大臣になって忙しい。奥さんも実は大変忙しくなっていた。都内の周辺の事業の役員にもなっていたが、陽太親衛隊の奴の選挙区での新規事業が大きくなり始めていた。名義だけの役員とは云え、選挙区が絡むだけに出張する機会が増えていた。


ビジネスだけに 選挙区だけではないのだが、リトルキャット事務局の意向もあって 後援会関係の整理とか説明もあって、奥さんも駆り出されていた


周辺の事業も広がりを見せていたが 関係するグループの整理は マスターを中心にしていて奥さんが常時いる必要はなかった。むしろ いなくても 良かった


ただ選挙区を含む 新規事業は 大きなショッピングセンター 構想もあって 周辺住民 周辺企業との整理、話し合いが必要となり、奥さんは細かくは知らないのだが 挨拶程度は必要となり しきりと 選挙区に行く必要が増えていた