のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
質問があれば
gmailのnaosukikan
まで連絡ください

新しい子猫たち No.1331

2017-11-30 00:31:30 | 新しい子猫たち 

あのグループ企業は、瑠璃興業系の社会福祉法人が活躍して、瑠璃興業系のコンビニが増えてファーストフード系の店舗が増えると宣伝しているようなもので、それでなくても地元では名門企業グループなので、業績はジワリジワリと上がっていた


 


このグループ企業では懇親会と云っても 各企業のトップたちが集まる会合が定期的にあった


 


この会合は、最近低調になって、報告事項が担当幹事があって、みんな ああそうと云って、飯を食うだけになっていた


 


グループの精神的支柱とも言えた、あの おやっさんの体調が優れず、この会合にすら出てこなかった


 


おやっさんが入れば 、おやっさんの一言があって、みんなそれで話が弾むのだった。


 


おやっさん の体調はどうなの と あの会社の社長に言い、体調は良くないみたいです。社内もシーンとしてます。会長はいい時は褒め、問題があると叱る。業績云々には特にこだわらない、あくまでも内容が大切と云うのがハッキリとしてました。会長の体調が悪いと社内もシーンとするのです。会長なら の前提付きの話が増えました。


 


 


新しい子猫たち No.1330

2017-11-29 00:27:23 | 新しい子猫たち 

九州の ジブ系列の社会福祉法人は、古くからあって、ジブとか香奈ファイナンシャル、加代子教なども 初期の頃の理想とは、別に、母体の金余り状態により、資金が潤沢になって、金持ちクラブのような驕りが出来て、母体の節税対策で出来たような法人のような雰囲気が出来ていた


 


皮肉な事に、金に汚い筈の瑠璃興業系の社会福祉法人は、現地の事情に詳しいと思われていた、気骨のあるジイサン、バアサンに任せてから、ジブ系列の社会福祉法人に結成当時の原点に戻れ と強い呼びかけたのであった。


 


別に瑠璃興業系の奴らがした事てはないが、瑠璃興業のコンビニ担当取締役は、コンビニ業界の生きた教科書、ゼニに汚い瑠璃興業での生活も長くなって、ゼニ儲けはそこそこ上手い


 


それにコイツは、アホではなくて、瑠璃興業と組んで、現地のグループ企業の姿勢に感銘を受けていた


 


ハゲタカの瑠璃としては、今は子分たちの今後の生活が大切と思い出した事もあって、コイツにも長く続けられるビジネスが大切とか言い出した


 


全く 新しい 展開が 一時はハゲタカと云われていた瑠璃興業が起因となって、九州で展開していく事になった


 


 


新しい子猫たち No.1329

2017-11-28 00:25:16 | 新しい子猫たち 

九州は何故か 恵教 そして恵教政治連盟の強い土柄でもあって、恵政治連盟発祥の地でもあった。神幸の参謀役の奥さんが市長をしているが、この人が恵教政治連盟を作ったような人だった。


 


この市議会は恵教政治連盟が過半数を超える市だった。恵教政治連盟は地方自治に専念している特異な政治集団。細かい支援を自治体が行うための政治集団。国政はごきげん党と協力はするが従うワケではない、言うべき所は注文するのが支持されていた。


 


周辺自治体にもこの現象が広がっていて、しかも国政では この地方では神幸一派がほぼ独占していた。


 


恵の財団も この恵教政治連盟を作った人が、現地独立の恵の財団の現地財団まで作っていて、ナンダカンダと独占しているようなものだった


 


ただどうしても 驕りも出来て、細かい支援も出来ない、政治の世界は誘惑も多い、ぬるま湯体質のまま 細かい所は見えなくなって、神幸一派が九州での利権はほぼ独り占めしている事もあった。


 


この中で瑠璃興業系の社会福祉団体の登場だった。


 


九州でのボス、神幸の参謀の奥さん が、この社会法人の活動に感銘を受けていた。我々のスタートは、あの姿勢でしていた。金の問題もなくなり、自治体の権限もほぼ手にいれたのに、今は何だという思いが強くなっていた


 


このグループも反省して、基本に戻ろうとしていた


 


そのキッカケを与えたのが、瑠璃興業系の社会福祉団体の活動だったのだ。


新しい子猫たち No.1328

2017-11-27 00:23:17 | 新しい子猫たち 

実は九州での社会福祉の実際の進行にも幾つかの偶然が重なっていた


 


加代子教は、始めはそれこれ全面的に支援していた。カヨコファイナンシャルのゼニの亡者たちは、加代子が寄付しろと言うので仕方なく、ワシらは知らんぞ と言いながら ドンドンと金をつぎ込んでいた。


 


その当時は何故か、神子と神之助が競うように荒稼ぎをしていて、カヨコファイナンシャルも運用を二人に任せていた。ワシらは知らんぞ の筈が 利益のかなりの部分も控除し、加代子教のナンタラとか装って海外にも金を密かに流していたが、加代子教の評判で ある程度 この操作の狙いの解明の意欲が相殺されていた。


 


九州の規制当局では、加代子教に逆らうと愛染明王の祟りがくると云うのが密かに信じられていて、しかも政界の陰の黒幕の陽太の親戚筋、その上 加代子教が無尽蔵に社会福祉に金をつぎ込めるのは、この運用があるからだと誰にも判った。


 


多少の疑義を突っ込むのは危険と云う思いがあった。その上、調査すべしと言っていた 上層部のオッサンが突然急死、これで決定的になった。忖度どころではなく、命まで危ないかもしれない、みんな 触らむ神に祟りなし と云う事になった。


 


ただ加代子教も執行部にゼニの匂いに敏感な奴が入り込み、今まで支援していた奴らが お返しに寄付してくれる時代も来た


 


加代子教の現在は、幾つかの会社を持ち、再生ファンドみたいな事まで 始めて、カヨコファイナンシャルからの寄付がほとんどいらなくなった。神之助と神子の運用も神のような、鬼のような運用から、次第にペースが落ちてきた時期とも重なっていた


 


ただ金の切れ目は縁の切れ目となって、加代子教のカヨコファイナンシャル離れも始まっていた。加代子には従うがカヨコファイナンシャルの会計ゴロ、税務ゴロを本心では馬鹿にする風潮も始まっていた


 


それに何よりもカヨコファイナンシャルの連中も海外に逃がしていた金の処理が大変になっていた。いつまでも加代子教の評判に頼るワケにはいかなかったし、相手は宗教法人の形を取っているしと税務ゴロ、会計ゴロの中で兼任していた加代子教の理事も撤退していて、状況が全く見えなくなっていた


 


ただ加代子教も金が出来て、再生ファンドみたいな儲けも入り、支援そのものも 特定の所得の高い連中の互助会みたいな雰囲気も出来ていて、本当に困った人たちの支援には身が入らなくなっていた。


 


これではイカンと思う人たちもいて、その人たちが、瑠璃興業系の社会福祉法人と連絡して、本当の加代子教はこうだったのだと云いたい面もあったし、実際に細かい支援は不慣れになっていて、加代子教の再構築の時代でもあった。


 


 


新しい子猫たち No.1327

2017-11-26 00:20:47 | 新しい子猫たち 

瑠璃はアホは嫌い、採用するのも瑠璃興業に入れるのも頭が切れないとまずしない。頭は切れるが根性はね と云うのが、ずっと瑠璃興業にまとわりついていた。


 


九州の単に一部の話ではあったが、瑠璃興業系の社会福祉財団が九州の社会保障を支えていると云われ、実態は各社会福祉団体の調整をしていたのではあったが、日本のみならず、世界の瑠璃興業系の会社に衝撃を与えていた。実は香奈オフィス内部でも あのハゲタカの瑠璃さんがね と云う驚きが広がっていた


 


瑠璃興業の コンビニ担当の奴は頭が切れた、自社印製品のセクションも持っていた。この流れを利用しない筈がなかった。


 


ただイメージを傷つけるのは得ではないとも知っていた。しかも 組んでいたグループ企業の 信頼を大事にする態度にも実は感銘を受けていた。無策のように見えて、最高の戦略なのかもしれないと思うようになった。


 


瑠璃は、もう若くはなくて、後に残る奴らを考えての事業だったので、儲けは 程ほどでいい、長く続く事業が大事 と古くからの瑠璃興業のハゲタカたちが腰を抜かす事まで云うようになっていた。