のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.2252

2022-07-14 00:01:06 | 新しい子猫たち 
あの子は小さい時から 将棋の天才 コネコ研究所の将棋の好きな ネコ先生に可愛がれて ソフトの研究も幼い頃からしていた。骨格異常はまだそんなに顕在化はしていなかった。そして将棋道場のジイサン、バアサンたちにも可愛がれた。将棋の棋力とは別の次元、かわいい孫みたいなものだった。それに真摯に努力する姿勢は みんなには判った。金持ちのジイサン、バアサン達は ゴロみたいで 頭の切れる奴らは 見慣れていた。そんな真摯に 何事も取り組む あの子は新鮮でもあった。

あの子は ワシが 私が 育てたと 思い込んでいる人が多い。病気は心配していたが 折角の才能が と云う気持ちよりも元気で長生きしな と云う気持ちが強い

将棋道場にいってもジイサン バアサンたちは 将棋を教わると云うより 近況を知り あの子とはナンダカンダ話をする事の方が多い。まあ親戚のジイサン、バアサン達と話をするようなものだった

あの子も将棋を教えると云う事は考えた事もないし 機会もなかった。将棋の話は 宇宙の話をするようで 将棋道場の老人たちには実際にはよくワカラン。次元が違う事を考えている。それに将棋道場のジイサン、バアサンたちは 今から将棋を強くなろうと云う気持ちはサラサラない。楽しめればいいだけ。

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