のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.2253

2022-07-15 00:06:19 | 新しい子猫たち 
あの子も 将棋は元々好きだったし AIも参考にして 趣味として今後も続けていきたいと云っていて そうしていた。ただ今でも同一姿勢を取る事はよくないと主治医に言われていたし 祖父にあたる院長代行も言っていた。あの子の看病のために医師になったような奥さんの監視の目は厳しい

AIとあの子との対局は将棋道場の特別対局場に行われるが あの子は 腰には優しい特別仕様の椅子を使用していたが 考慮に熱中して、同一姿勢を取っていると 奥さんが血相変えて怒鳴り込んできた。あの子の対局は香奈チャンネルの将棋チャンネルの目玉の一つなので、生放送される。

見ていた将棋道場のジイサン、バアサンたちも吃驚していた。ただそれ以降ジイサン、バアサン達もここらへんで柔軟体操の時間ですよとの声が掛かるようになった

ただあの子の棋譜は多くの将棋愛好家 棋士たちにとって注目の的ではあった。ただそれをアマ程度にも判るように伝える人が欠けていた

あの新人棋士は結婚は早く 既に子持ち。二人のジイサンが応援したろと思ったのは そういう背景もあった。ジブシティーは治部一族、ジブトラストに近い人たちが簡単に住めるのは 初期の段階でジブシティー株式会社から アホ程 権利を買っていたと云うか買わされたので、実は実際には空家も少なくないのだ。そして高層化したので実質的に部屋数は増えていた。治部一族に近い人たちとジブトラスに近い人たちには容易に住めるのだ。

ただ今は高級住宅地として有名になって 世話したろと云う二人のジイサン達の呼びかけにも遠慮していた。ただ近接して建っていたマンション群は若い人たち 若くして子供が出来て難儀している人たちには 低層階はタダと云うか低料金で住めるようにしていた。市当局とか外郭団体からの補助金が出た。高層階はジブシティーの高級マンションと同じなんだったが 低層階は違った。いわば二重構想のマンション群だった。

ここの高層階は今はむしろジブシティーの高級マンションよりも価格はむしろ高く しかも人気で空き室がなくて 二人のジイサンたちも容易には手が出ない。子供たちの声が聞こえる高級マンションで 静まり返ったジブシティーとは違うのだ。それが嫌いと云う人が初めは多かったが最近ではむしろ人気でそれがむしろ今は評価されていた。ところが二人のジイサンたちが ひょっこり出た三室を手に入れた。今までのジブシティーのマンションの権利も高く売れた。このマンション群は この市独特の児童保育の援助が行き届いていて、棋士の奥さんも憧れていた。そしてこの時まで生活を支えていたのはむしろ奥さん、棋士は頭が上がらない。

棋士と作った形になっている会社の社宅と云う事にすればいいとジイサン達はいい、棋士もそれに甘える事にした。

そして二人のジイサンたちとあの棋士一家が越してきた

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