モミィが9月から通い始めた幼稚園も、あと1ヶ月で春休みになる。
つまり、年少さんとして過ごすのも、あと1ヶ月となったわけだ。
こちらの幼稚園に移ってから、少しずつ慣れてきて、友だちもでき、幼稚園へ行くことを楽しむようになって、結局9月からの6ヶ月間は、風邪で1週間休んだほかは、1日も休むことなく通い続けた。
モミィの属する年少さん(ももぐみ)は、1クラスだけである。 総勢32名。
年長さんは、2クラスがある。
きのうの25日は、1年の締めくくりとして取り組んできた「劇あそび」の発表会があった。
前日24日の 「げんきばくはつ ☆ ももぐみつうしん」 という保護者向けプリントには、
もも組の子どもたちが年少さんとして過ごすのも、もう1ヶ月余りとなりました。
明日はいよいよ劇参観です。 こどもたちが1年を通して、集団の中で成長してきた姿を見ていただけることと思います。
そう書かれていた。
劇は、もも組版 「おむすびころりん」 だった。
優しいおじいさんとおばあさん、よくばりじいさんとばあさん、ネズミなどが出てくる。
それに加えて桃組版オリジナルとして、にわとりやおむすびなんかの役も登場してくる。
いつもは妻が一人でモミィを連れて行く通園路を、僕と長男もいっしょに歩いた。
4人が、ぞろぞろと幼稚園に出かけたのである。
幼稚園の門に立っておられた園長先生が、僕たちに
「モミィちゃん、大活躍ですよ。 劇で困ったときは、モミィちゃん頼みです」
と笑顔で言ってくださった。
こじんまりとした遊戯室に入ると、50個ぐらい、小さな椅子が3列で置かれている。
最前列の端に空いた席があったので、僕たちは並んで腰掛けた。最前列に座っている多くのママたちは、三脚を出して、ビデオをセットしている。 本格的だ。
やがて参観席も満員になり、9時になった。
黒い幕の向こうから、バンダナをかぶった園児たちが腰を丸めて登場してきた。
おじいさん、おばあさんの役だから、腰がまがっているのだが、その仕草が可愛い。
モミィもおばあさん役で、その中にいた。
チラッと、僕たちのほうに目をやるモミィ。 目は真剣そのものだ。
おじいさん役が7~8人。
「おばあさん、ただいま~」と声をそろえてセリフを言う。
おばあさん役も7~8人。
「おじいさん、おかえりなさ~い」
みんな上手に、ぴったりの呼吸で声を合わせる。
そのあと、モミィは今度はネズミさんの役で耳と尻尾をつけて出てきた。
10人ほどその格好で並び、なんと、モミィがひとり最初に大声でセリフを言った。
それから一呼吸置いて、ほかのネズミさんたちが、全員でセリフを言った。
そういうシナリオになっていたそうだ。
人前では小声で話すことしかできなかったのに、ずいぶん変わってきたものだ。
家庭ではわからない集団の中での子どもの成長ぶりを、
これほど鮮やかに見せてもらえたことは、この上もない喜びだった。
みんながんばって練習した成果が熱気となり、遊戯室にあふれていた。
まさに 「げんきばくはつ」 のもも組さんだった。
最後にみんなが歌った 「おひさまになりたい」 を聴き、また胸が熱くなった。
♪
だれかをすきになると こころがあたたかくなる
むねのなかにおひさまができたように あたたかくなる
すきすき だいすき すきすき だいすき
たくさんたくさん すきになって
おひさまになりたい
♪
だれかをすきになると こころがやわらかくなる
うまれたてのくさのように やさしくやわらかくなる
すきすきだいすき すきすきだいすき
たくさんたくさん すきになって
かぜにゆれていたい
もも組のネズミさん たち。 モミィは左から3人目です。
お孫さんは、自分の子供より可愛いらしいかと思います。
その様子なら、毎日が感動ですね。
お孫さんは、まだまだこれから大きくなりますから、小学校、中学校、高校生となっていきます。
そして、色々な事を経験するでしょうね。
私の親の話となりますが、私が小さい頃から病気がちでしたので、病院に良くついていきました。
小学生の低学年の時、病院の待合室で一人で待つのは退屈でしたのである日、親に病院の外にあるLOTTERIAに行きたいと話した所。。。
親がビックリ!、嬉しい、困ったような顔になり、ええ~~~?てな感じになっておりました。
親の名前が呼ばれているらしく焦ってましたが、結局意を決したらしく『行ってらっしゃい』とな事になりました。
お金をたくさん貰い、LOTTERIAまでの道程は遠足気分でしたが、今になって思えば大冒険ではなかったかと思います。
お孫さんもいつかそういう時が来た時は考えものですね。
敬具。
…と、よく言われますが、へそ曲がりの僕は、
「いいえ、孫より子どもが可愛いに決まっています。
さらに、子どもより、妻がもっと可愛いです」
な~んて、答えることにしています(笑)
まささんは小学校低学年で、LOTTERIA へ一人で行ったのですか…?
それはまた、大変な冒険でしたね。
親の100パーセントの保護の中から、ついに飛び出した瞬間。 快挙です。
僕など、いまだに一人でマクドナルドに入ることはできません(本当です)。
でもまあ、親御さんとしてはびっくりしながらも、わが子の成長に感無量だったでしょう。
子どもはいつかは飛び立っていきますよね。
それにしても、飛び立つのが早かったですね~、まささんは(笑)。