仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

監獄ホテル

2024年05月06日 | 日記
3日の法話会、福岡の角宏道師でした。先生は父親が刑務官であったことから「奈良少年刑務所」で生まれたそうです。その刑務所の話が、いつもながら興味深い。奈良少年刑務所はジャズピアノ演奏者山下洋輔の祖父が設計された建築物で、5年前閉館する折り、山下洋輔が記念コンサートを開催されています。またこの刑務所は、2026年に、星野リゾート経営のホテルになるよとのことです。

ネットから二つの記事を転載します。

⽇本初のラグジュアリーな監獄ホテル
2026年春開業予定。星のや9つ目の施設は国の重要⽂化財を活⽤した、日本初の監獄ホテルです。明治政府が監獄の国際標準化を⽬指して計画し、明治41年に完成した五⼤監獄の⼀つが「旧奈良監獄」。象徴的な⾚れんが造の建物は、歴史的価値が⾼く、意匠的にも優れた近代建築です。世界に誇る歴史・⽂化的背景持った明治時代の名建築で、ラグジュアリーな滞在を提供します。(以上)


同刑務所は、旧奈良監獄時代から続いた108年にわたる歴史に幕を閉じるが、建物は国の重要文化財に指定され、観光資源として保存・活用されることになっている。この刑務所を設計したのは、山下さんの祖父山下啓次郎。山下さんは、地元の人らが作った「奈良少年刑務所を宝に思う会」の会長となり、保存運動の先頭に立ってきたが、その念願が叶ってのコンサートだ。
朝10時から聴衆を前にしての演奏は「生まれて初めて」という山下さんだが、祖父の作品である建築物を前に、自作の『ゆずり葉の頃』、奈良をイメージした『やわらぎ』を弾きながら気持ちが大いに高まったらしく、「めったにやらない」というピアノソロでの『ラプソディ・イン・ブルー』を熱演。バラード曲『Only Look at You』をしっとりと弾いた後、山下家の家紋が入った羽織を着て、祖父を偲び『おじいさんの古時計』を演奏、さらにアンコールで『ボレロ』を披露した。(以上)
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