都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

カルロス・ゴーンの損失で儲けたのは投資銀行、大きな資産は陥穽

2019-04-16 02:16:58 | マクロ経済

 最近、色々な報道によると、リーマン・ショックの時に、新生銀行での通貨デリバティヴで18億円の損失とか、そのからみでか33億円迂回融資などがある。

 不思議に思うのは、円からドルのスワップで、短期に18億円の評価損が出たとしても、それを補完する資産がなかったのか。また2008年の円レート100円から11年の80円への推移とすればレバレッジ10倍くらいで先物なのかは不明だが「清算」しようとした意図が分からない。

 考えられるのは、「強欲」だ。33億円の迂回融資でも「損をしたのを儲けよう」という、行動経済学の「損失回避」に準ずる行動だが、行動規範も矜持もない。

 普通は、資産が100億円にもなると「強欲」ではなく「気品」が出るものなのだが、そうではない人物だ。なお、小室哲哉もエリエール王子も100億円を溶かした。この方も同じ道か。

 儲けるのは金融機関のみだ、後妻業の女も先物取引で取り込んだ遺産を無くしている。

 無理な運用と、損失回収のあせりが事件を生む、資産増大の陥穽だ

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