亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

次回が見もののイングランド銀行の追加緩和策

2016年08月04日 23時54分22秒 | 金融市場の話題

本日の日本株。言うまでもなく東証だが、午前中と午後に個別株の動向をいくつか見ていて、いやに値を飛ばしているので出来高を見ればたいして出来ていない。!!なるほど・・・を思ったのは、後場に入って日銀のETF買いが入ったのだろうということ。そうだった、ほぼ倍に増やすんだった。夏枯れ相場を狙い撃ちすれば、そりゃ押し上げにつながるだろう。しかし、それとて力技の押し上げは賞味期限もあるわけで、どうなるか。

薄商いといえば昨日のNYコメックスの金の取引は7営業日ぶりの反落となったが、こちらも薄商いとされるが、比較的出来ていたんじゃないだろうか。

今夜は英中銀イングランド銀行(BOE)の金融政策決定会合。すでに結果は出ており、政策金利を0.25%引き下げ、0.25%へ引き下げた。決定は、全会一致。利下げは2009年以来7年ぶり。金利水準は過去最低の0.25%に。量的緩和策の国債買い入れはこれまでの3750億ポンドから4350億ポンドに600億ポンド拡大。これを、来週8日から6ヵ月にわたって実施する。さらに今回は投資適格級の社債を100億ポンド買いも加えた。こちらは18ヵ月かけるとした。
さらに、英経済が年内停滞し、来年も低調な成長が続くとの見通しを示し、予想通り低調に推移するようであれば、年内に政策金利を「ゼロを若干上回る水準まで」再度引き下げるとしている。

以上のBOEの政策は、すでに織り込み済みではあるが、ポンド売り、株高となっている。
今回より次回の追加策とその程度が9月の日銀の判断と合いまり、金市場の材料となりそうだ。

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