1月の国内消費者物価(コア指数)は前年同月比0.5%の上昇。11月、12月に続き3ヵ月連続のプラス。ただし前2ヵ月ともにプラス0.1%は誤差の範囲内につき、今回の0.5%はいよいよデフレ脱却の証ではないか・・・・・というわけで国内で注目されていた量的緩和解除論争が山場を向かえている。早ければ4月11日の金融政策決定会合にて解除との見通しが、どんどん織り込まれ、ついに来週木曜日9日にも政策変更というところまで来た。昨夜は、ECB(欧州中央銀行)が3ヵ月ぶりに利上げを決めたこともあり、リフレ策にピリオドを打とうというムードは一気に高まってきた。福井総裁のこのところの一連の発言は、米連銀(FED)並みの・・・というよりグリーンスパン流“市場との対話”を真似ているようでもあった。変えるよ?変えるよ?いいね?・・・はい、変えました!という流れ。先月上旬から各市場で値動きの荒さが目立っているのは、世界的な政策変更へのそれぞれの投資家層あるいはグループで対応に温度差があり、それによりもたらされているという印象が強い。早い話が、これまでのように見通しに関し、一枚岩ではなくなったということ。株式市場に例えると、何でも買えば儲かるというような楽な環境は終わったんだということじゃないかな。実際、あれが普通と思われても困るけどね。国内では量的緩和の先にある、ゼロ金利解除まで読み始めている。もともとゼロ金利が異常事態につき、普通の状態に戻そうということだけど、異常状態でも円はさほど売られなかったという事実を考える人は少ないように思う。
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まさに御意のままに、円キャリーの大きさは巨魁です。
触れるにはあまりにも大きすぎて誰もが尻込みしています。
大きすぎて潰せないのは実態ある組織の場合で、円キャリーはほとんどが何のしがらみもない短期資金です。
マイナス金利というおまけまでつけてバーゲンを行い世界中から集めた資金が、祭りの後でどう行動するかがこれからの焦点ですが、対策はありません。
昨日のCPI発表直後、政府高官から「3月の緩和解除は早すぎる・・・」との速報が各メディアに流されました。
ほとんどのメディアに流されたにも関わらず、おしなべて政府高官の名前は出てきませんでした。
名前が出ていて消極的反対意見を述べたのは谷垣財務大臣だけで、与謝野金融経済担当大臣は日銀をヨイショしていましたね。
ここまで書けば誰が言っているかわかっていると思いますが、個人的にはこの上昇気流を作った張本人だと思います。
彼は多分全てを知っているのでしょう。
反対も相当強硬だったようで、その反発ぶりも各メディアにあくまで「政府高官」の題名で流されています。
今後は本当に注意深くならなければ生き残ることは難しそうです。
ただ、この土日の政治番組に出てきたら天晴れですが・・・
結構、危ない投稿しているかもしれないので、削除も構いませんお任せいたします。
今回は公っぽい買い方が負けそう。日本株も不穏な感じを受けます。
「日はまた昇る」復刻ですが、新刊「日はまた沈んで行く」発刊に向けての布石??でしょうか。
金曜日の話と合わせても朝令暮改とはこのことでしょう。
日曜日に中川さんが強硬意見だったからひょっとしてと思いました。
大体、与党の政調会長が何だって日銀の金融政策に意見しなきゃならないのかと思っていたけど、まあこの国はこんなものでしょう。
それにしても谷垣財務大臣や与謝野金融財政担当大臣を差し置いての発言は少し気がかりですね。
実質的な越権行為を首相自身が認めたのですから止ん事無き事情というやつでしょうか。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060306AT3L0604306032006.html