いよいよ千秋楽。今日は“感戦記”としたい(満員御礼)。
・幕下
高見藤(西4)負け越し。影山(西3)は5勝2敗で終了。
・十両
出羽鳳勝ち越し、北勝岩負け越し。将司途中出場ながら見事な勝ち越し、鶴竜6敗。若兎馬も6敗。勝った方が決定戦進出は、寶智山が残る。栃栄は残念6敗に終わった。皇牙5敗を守る。玉力道負け越し。
15:05 総合テレビの中継始まる。
●
春日錦―海鵬○ 海鵬一瞬の上手いとったりに、春日錦負け越し。
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猛虎浪―須磨ノ富士○ 須磨ノ富士の押しに、猛虎浪の力が出ず。
15:14 幕内土俵入り。負け越しながら、安馬にも大歓声。
今日は“和”の北の富士さん。しかし、それは着物だけであった…。
殊勲賞は雅山、敢闘賞は朝赤龍・把瑠都、技能賞は雅山の受賞が決定。
・幕内
15:31 ●
大真鶴―北桜○ 北桜が元気に寄り切り、大きな大きな7勝目を挙げた。
15:36 ●
片山―豊桜○ 弟豊桜も元気に片山を破って決定戦進出。花道で北桜と力強くタッチ。
(序二段優勝決定戦)
15:40 ○
山崎―大翔勇● さすがに実力者山崎が、大翔勇に貫禄勝ち。
(十両優勝決定巴戦)
15:45 ●
寶智山―豊桜○ 立ち合いあわず、4回目で成立。引き落としであっけなく豊桜先勝。
15:48 ○
皇牙―豊桜● 土俵際の“魔術”で皇牙が逆転勝ち。
15:50 ●
皇牙―寶智山○ ここからは仕切り1回で時間いっぱい。寶智山が皇牙を押し出して一回り。
15:51 ○
豊桜―寶智山● 逆転で豊桜残った!
15:52 ○
豊桜―皇牙● 素晴らしい気迫で豊桜が十両優勝。
巴戦の一廻りはたまにあるが、5番目は珍しい。
15:54 十両以下各段の表彰式
吉田アナ「千秋楽は弓取りがありません」に、北の富士さんは懐疑的。なおも力説する吉田アナ…が、間違いに気づいて訂正。
弓取式は千秋楽もある…と言うより、もともとはこれより三役の結びの勝者が喜びの舞を舞ったのが起源。昭和27年までは千秋楽にしか弓取式が行なわれていなかった。
楽日に弓取式がなかったら、我が
「銀河大角力協会」は廃業しなきゃならん(笑)。
16:03 ●
武雄山―北勝力○ 北勝力、最後は良い相撲で10勝目。武雄山は負け越した。
16:07 ●
豊真将―嘉風○ 両者上手を取り合って善戦したが、嘉風に分があった。
16:13 ●
玉春日―土佐ノ海○ ヴェテラン同士4年ぶりの対戦。土佐ノ海が幕内でお久しぶりの勝ち越しを決める。
豊桜の十両優勝インタビュー。
三瓶アナ「がんばりましたね~」
豊桜「がんばりました」
本当に良く頑張りました(笑)。
吉田アナ「賞金は200万円です」
北の富士「金のことは言わない(怒)」
吉田アナ「失礼しました…。(小声で)なお、幕内は一千万円です」
16:17 ●
時津海―栃乃洋○ 栃乃洋の押しに、時津海はくるっと一回転。
16:21 ●
十文字―出島○ 苦しい体勢から逆転の突き落とし、出島勝ち越し。
ここで、金開山引退の報せ。十両優勝3回、最高位は前頭6枚目。準年寄として後進の指導に当たるとか。
なお、準年寄は過去最高の5人となった。定員は5人なので、はじめていっぱいになったことになる。11月まで誰も引退できないぞ!?
16:26 ●
普天王―白露山○ 良い形になった白露山が10勝目。
16:30 ○
高見盛―露鵬● 露鵬の粘りに耐えて、よく頑張った高見盛。涙の勝ち越しとは珍しい(笑)。
インタビューも「ありがとうございます、ありがとうございます」と、うれしい嬉しい勝ち越しとなりました。
16:35 ●
栃乃花―豪風○ 豪風の引きに、栃乃花はあっけなく崩れた。把瑠都に土をつけたのだが、5勝10敗とは…。
16:38 ○
豊ノ島―安美錦● ともにチャンスをつぶし、最後は体を入れ替えて豊ノ島勝ち越し。
16:46 ○
琴奨菊―岩木山● 琴奨菊が寄る寄る寄り切り。
16:50 ○
時天空―若の里● 負け越してからはまあまあの若の里…と思いきや、時天空に逆転負け。朝青龍を破った頃が懐かしい…。
16:54 ●
春日王―垣添○ 垣添の相撲です。
16:58 ○
稀勢の里―黒海● 慎重に着実に攻めて、稀勢の里が勝ち越し。10代最後を白星で締め括った。
17:03 ○
玉乃島―安馬● 安馬が玉乃島に投げ勝ち…と思ったら物言い取り直し。 17:07 良く攻めた安馬だが、惜しくも先に足が出てしまった。
17:11 ●
朝赤龍―雅山○ 雅山 今日もいつもの突きが出た。14勝目を挙げ、とりあえず決定戦の権利を得た。
17:15 ○
琴光喜―旭天鵬● 今日だけ見れば、まあ万全と言えよう。琴光喜がやっとこさ勝ち越し。
17;17 毎度おなじみ、バラバラの三役揃い踏み。新入幕把瑠都の姿も見られる。
17:22 ●
把瑠都―白鵬○ 雅山の勝利を見届けた上で登場の白鵬。立ち合いすぐの上手出し投げで、キッチリと14勝目。これで決定戦が確定。
舞の海「白鵬は早く支度部屋に帰りたいのでは?」
北の富士「ツマランこと聞くなよ(苦笑)」
今日の北の富士さんはゴキゲン斜めでありました。
17:28 ●
旭鷲山―魁皇○ 立ち合いあわず、2回目で立つ。旭鷲山の突きは全く通じず、魁皇に押し出される手助けにはなった。
白鵬、魁皇が勝ったので勝ち残りから東の支度部屋へ摺り足で移動する。
17:35 ●
千代大海―琴欧州○ 割りの上では、今場所最後の取組。琴欧州が勝ち越した。大海は何をしてるの?
17:36 決定戦で熱戦を演じた皇牙が、さわやかに弓取り。
17:44 幕内優勝決定戦の呼び上げ。裁くのは庄之助親方。
17:48 ○
白鵬―雅山● すぐには廻しを取れなかった白鵬、取ってしまえばこちらのもの。我慢して、しっかりじっくり渾身の寄り。ここ2場所は準優勝に泣いたが、3度目の正直で白鵬が初優勝。
17:58 表彰式始まる。
18:03 優勝インタビュー。先輩・両親・部屋のみんなに感謝の白鵬。
18:05 中継時間いっぱいで、インタビューの最後の方はカットされた。
各段で優勝が決定したので、改めて以下に掲げる。( )は地位または枚数。
☆幕内=
1敗:◎白鵬(大関)
☆十両=
5敗:◎豊桜(3)
☆幕下=
全勝:◎下田(15格)
☆三段目=
全勝:◎舞風(27)
☆序二段=
全勝:◎山崎(11)
☆序ノ口=
全勝:◎境澤(16)
来場所の“妄想”番附を考えてみる。予想は当たらないので、名前を変えました(笑)。○は新昇進、△は再昇進、×は陥落。東方/西方の順。
横綱 =朝青龍/―
大関1 =白鵬/千代大海
大関2 =魁皇/琴欧州
大関3 =―/栃東
関脇 =雅山/琴光喜
小結 =○朝赤龍/○稀勢の里
前頭1 =琴奨菊/旭鷲山
前頭2 =白露山/普天王
前頭3 =把瑠都/垣添
前頭4 =露鵬/若の里
前頭5 =黒海/出島
前頭6 =×旭天鵬/北勝力
前頭7 =×安馬/安美錦
前頭8 =玉乃島/時天空
前頭9 =嘉風/高見盛
前頭10=岩木山/土佐ノ海
前頭11=春日王/豊ノ島
前頭12=栃乃洋/玉春日
前頭13=十文字/豊真将
前頭14=豪風/△豊桜
前頭15=栃乃花/○大真鶴
前頭16=武雄山/北桜
十両から幕下へは須磨ノ富士・泉州山、幕下から十両へは上林・下田か?
来場所は白鵬の綱盗り、雅山が二度目の使者を迎えるかどうか、が焦点になろう。
以上で今場所の日誌を終わる。ありがとうございました。
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