森の検定・・・育種(森の検定こうち実行委員会)
1、花粉症対策で期待されている「少花粉スギ」の花粉量は、従来のスギに比べてどのくらいでしょう?関育
A 約2分の1 B 約10分の1 C 約100分1
2、高知県東部に多く見られ、環境省の絶滅危惧種に指定されている樹種は、どれでしょう?関育
A ヤナセスギ B トガサワラ C シコクシラベ
3、白砂青松を守るため、マツ枯れに負けないマツが品種開発されています。何と呼んでいるでしょう?関育
A 抵抗性マツ B 元気マツ C 負けないマツ
4、スギやヒノキでは、精英樹から成長等にさらに優れた第2世代の精英樹を選抜しています。何と呼んでいるでしょう?関育
A スーパーツリー B エリートツリー C ウルトラツリー
5、スギやヒノキで、幹を切ったり、整枝・剪定をしたりして球果をとりやすくした、種子を生産する場所を何というでしょう?関育
A 採穂園 B 果樹園 C 採種園
6、「無花粉スギ」のように雄花を付けるが花粉を生産しない特性を雄性不稔といいます。これは、どんな法則に従って子どもに遺伝するでしょう?関育
A オームの法則 B メンデルの法則 C ジュールの法則
7、品種を開発するため、よいもの同士を掛け合わせます。スギでは、何月頃から花粉が飛び始めるでしょう?関育
A 12月 B 2月 C 4月
8、スギの雄花1個には何個くらいの花粉が入っているでしょう?関育
A 約4千個 B 約4万個 C 約40万個
9、掛け合わせをするため、花粉を採取します。スギ、ヒノキ、クロマツの中で、花粉が一番大きいのはどれでしょう?関育
A スギ B ヒノキ C クロマツ
10、マツの仲間で、最も球果(松ぼっくり)が大きいのはどれでしょう?関育
A ダイオウショウ B クロマツ C テーダマツ
11、スギやヒノキの採種園で、花を付けさせるために使用しているホルモン剤は、何という名前でしょう?関育
A ジベレリン B パクロブトラゾール C オキシベロン
12、スギやヒノキでは、花の雄、雌はどのように分かれているでしょう?関育
A 両性花(一つの花に雌しべと雄しべの両方がある)
B 雌雄異花(一つの個体に雌しべだけの雌花と雄しべだけの雄花がある)
C 雌雄異株(雄の個体と雌の個体に分かれている)
13、種子を取るため、秋には球果を採取します。スギ、ヒノキ、クロマツの中で、最も大きな球果を付けるのは、どれでしょう?関育
A クロマツ B スギ C ヒノキ
14、樹木の種子の重さは、千粒の重量で表します。スギ、ヒノキ、クロマツの中で、千粒重が最も大きいのは、どれでしょう?関育
A クロマツ B スギ C ヒノキ
15、樹木の種子は保存することができ、その寿命はカシ、クヌギ、ブナ等のドングリ類で2年程度とされています。スギ、ヒノキ、マツの種子の寿命はどのくらいでしょう?関育
A 1年程度 B 2年程度 C 5年程度
16、スギは樹齢何年くらいから花粉が増えるでしょう?関育
A 10年を超える頃から B 30年を超える頃から C 50年を超える頃から
17、スギの種子は、1,000粒でどの位の重さになるでしょう。関育
A 3mg B 3g C 30g
18、スギは春に雌花が咲いて、秋に種子を採ります。クロマツでは、雌花が咲いてから種子が採れるまでどの位かかるでしょう。関育
A 半年(1年目) B 1年半(2年目) C 2年半(3年目)
19、ヒノキの芽生えは、最初に2枚の葉を出しますが、スギは、何枚の葉を出すでしょう。関育
A 2枚 B 3枚 C 6枚
20、
A B C
21、
A B C
回答
1、C
林野庁では、少花粉スギ品種の花粉生産量は、普通の品種の1%以下であるとしている。
2、 B
トガサワラは環境省レッドリストの絶滅危惧II類に評価されている。シコクシラベは、徳島県、高知県の絶滅危惧II類に指定されている。
3、A
抵抗性マツは西南日本の多くの県で苗木が生産されており、それぞれの県が独自の愛称を付けて普及を図っている。
4、B
成長や材質に優れた第2世代以降の精英樹をエリートツリーと呼んで、普及を図っている。
5、 C
種子を生産する場所を採種園、さし木やつぎ木に使用する穂を生産する場所を採穂園と呼んでいる。
6、B
スギの雄性不稔は、メンデルの法則に従った遺伝をすることが確認されている。
7、B
年による変動がありますが、高知県では、2月上旬から中旬とされている。
8、C
一個のスギ雄花には、30万~50万個の花粉が入っていると報告されている。
9、C
スギ30~40μm、ヒノキ25~35μm、クロマツ50前後μmと報告されている。
10、A
ダイオウショウ15~25cm、クロマツ4~7cm、テーダマツ7~13cmとされている。
11、A
ジベレリンは、これ以外にも農薬として、種無しブドウの生産、果実の落果防止等に使用されている。
12、B
ドングリがなるブナ科のクリ、コナラ、クヌギ、カシの仲間も同様である。
13、A
クロマツ4~7cm、スギ2~2.5cm、ヒノキ0.8~1.2cmと報告されている。
14、A
千粒重は、クロマツ9~24g、スギ1.7~5.6g、ヒノキ1.3~3.2gと報告されている。
15、C
スギ、ヒノキ、マツは5年程度とされている。10年間の保存が可能という報告もある。
16、B
通常スギは、20~30年生で開花し始め、30年生を超えるとたくさん花粉を発生するといわれている。
17、B
母樹の状態によって変わるが、スギの千粒重は、1.7~5.6gと報告されている。
18、B
クロマツ、アカマツをはじめ、マツの仲間の多くは、2年目の秋に種子がとれる。
19、B
ごくたまに4枚の葉を出すものがある。
20、
21、
22、
23、
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