ケラ×古田新太 犯さん哉

渋谷　ＰＡＲＣＯ劇場　　　　１０／１６（火）　

緞帳がこれ　↑（画像見てネ）
すっげぇ中国っぽい！すっげぇ笑顔！

犯さん哉
作・演出＝ケラリーノ・サンドロヴィッチ×座長＝古田新太
劇作・脚本・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演：古田新太/中越典子/犬山イヌコ/姜暢雄/大倉孝二/
　　　　八十田勇一/入江雅人/山西惇 

幕のおかげで、
「今日の舞台は、ふるチン以外に誰が出るんだっけ？」
そう考えないでいいんだなぁ。
…っつか、それくらい調べてろよぉ。

ケラ経験はビギナーなんだよね。
１９８０年代に”劇団健康”が気になりつつ、
未体験…。
やっと観たのが、『狐狸狐狸ばなし』（２００４年）
ツボにグッサリ。
でも、『犬は鎖につなぐべからず』は
かすりもしなくて…。レポも書いてないよぉ。
だからこれ、観ない気満々だったのさ。
だけど友達は言う。「オリジナルだよ、面白いよ」

私「ＷＯＷＯＷで観れるかもしんないよ」
友「ナマがイチバンでしょ」
私「チケ代高いよ」
友「高いよ」
…なんだか勢いで…。
なもんでテンション低かったわけさ。

数週間前に前売状況を覗いてみたら
アラ…。
完売してなくって、ガックシ。
必死のパッチで、チケットを取ったのに。
なのに、後ろの端の方なのに。ヨロ…。

そんな席だったから、後々、
上手に作られた２階に映る映像が、
３分の１見えなかったりするはめに…。ヨロヨロ…。

このメンツじゃあ、集客力落ちるんだっぺ…。
おっ。でもドンドン埋まってきた。
当日券も出てる、出てる。

幕が開いたら、
み～んな学生服姿。
み～んな生地がコーデュロイ
それって、
文楽の牛（菅原伝授手習鑑）と同じじゃん。
ククク。

ＷＯＯＯ！！
出演者の後ろで大爆発の連続っっ！！
あ、映像だから、無問題（大丈夫）。
どーも、世界の終わりが来るらしい。

でも、どっか脳天気な会話ー。

チケット８５００円もするのに！
パルコで！
こんな事やっていいんでしょ～か！
あの”１２人の優しい日本人”を上演した、
あの”ラヴ・レターズ”を演っている。
パルコ劇場で～～。
グハハハ。

これは、
底抜けに貧乏人なアラタ。１４歳の夢の中らしい…。

ハッハッハ
古田新太！パンツ一丁！しかも白！！
鬼太郎みたいな前髪！
もしや…このまま…。

家にステキな姉ちゃんをひっぱり込んで、
いや～んエッチ～。

キャ～！キレイな人…え～！姜暢雄
”花ざかりの君たちへ～イケメンパラダイス～”
あそこじゃぁマント姿で、
イマイチときめかなかったんだけど…。
友達はキレイ♪と大絶賛
「あれでしょ。あの劇団の」
「そうそう」
…おばちゃんの会話やな～。
説明しよ～
　あの劇団とは　↓　観た事ないけど（コラ！）
　　劇団StudioＬｉｆｅ　http://www.studio-life.com/

アラタ、コンビにに行っても、
パンツ一丁！しかも白！！
アラタ、学校に行っても、
パンツ一丁！しかも白！！
アラタ、好きな女子の前でも、
パンツ一丁！しかも白！！
アラタ、家の中でも、
パンツ一丁！しかも白！！

あ～もうたまら～ん♪
ストーリー忘れても、あの姿は一生忘れられん。
舞台写真があったら買うっ！
ポスターがあったら買うっ！

”いのうえ歌舞伎”じゃあ、あんなにニヒルなのに。
キュハハ

目標は観客の３分の１を全力で楽しませること。
「怒られ上等です」（ｂｙパンフ）

全力で笑ったー！！！
終わったら本当にヘロヘロのヘトヘト…。
そんな私は友人に受けてるし。
サンキュー友達、誘ってくれて♪

話しの筋があるよ～で、
それでいて、妙ちくりんな会話だし。
とっぴょうしもない人物が出てくるし。
アラタの他は、皆何役もしてたっ。

コウイチ
アラタの父の主治医
星くん
覗く女
アラタの母
女性編集者
アラタ
ノリコ
バケモノ
編集長
まむし
コウジ
少年院の看守
マサト
長髪の編集長　ｅｔc

アッハッハ
名前だけで、場面が頭の中をスパ～っとよぎるぞい。

どっか壊れてるんだけど。
グハハ。
こいつらは知能犯！
お客は、まんまと罠にハマって、
腹よじらせてガハガハ。

アラタの一生。
つうのを描いてるのかぁぁ。

広告の裏紙に、鉛筆で小説を書くアラタ。
編集社に売り込みに行くアラタ。
ゴーストライターになるアラタ。

途中でアラタが服着ちゃってると、
「脱げよー！！」って思っちゃう。
も～脳が犯されてちゃったヨ。

だから『犯さん哉』か！（マジで？）

ふるチンの外部出演って、
実は、あんまりツボに刺さったことがないんだ…。
このハードルは、彼ならフツーに飛べるっしょ。
もっと高いのをクリアしてちょ～よ。ってね。
ウピョ～って驚かせてよ～。ってね。

これは…きたきたきたきた！！
高～いっ！ブブカもビックリ！

やっと出逢った！大当たりぃ～！！
ヒャッホ～～イ！！
誰にでも出来る作品じゃないわさ。

嬉しそ～に演ってるしさ。
声調高くマイルドな声だしさ。
パンツ一丁！しかも白！だしさ。
ＶＩＶＡ！古田新太

小栗旬の肉体（ｂｙカリギュラ）とは、
真逆なあのブヨブヨな…。
あ！
私、デ☆専じゃないよ！違う違う～。

ご本人は全裸でも平気だったと思うな。
だって～ラストはナマ尻に…終
キャハハ

あの字は誰が書いてんのか。シールなのか。（ご苦労様です）
ＤＶＤ買ったら、
副音声で、そこいらへんの秘話が聞けるのかも…。

迷走・爆走・アホ走・怪走・脱力・ボケ力・迫力・妄想・瞑想・バカ想

アラタ、急に真面目に饒舌に台詞を語り始める。
低音響かせてステキな声だぁ。
それギリシャ悲劇じゃねぇ？
「オレステスの一節です。意味は判りません」
グハハハ

なんじゃこりゃ～。笑いのカオスじゃ～。
ケラ×古田新太にＫＯされちゃった～。

ふるチンの動きに合わせて、
出演者全員が同じことをするコーナー
アレ…。
どんな話しの流れでこうなったっけ？（もう忘れてるよ）

客席に走るは、舞台でこけるは、
２度も３度もリピートされると、
劇場が笑いの渦で揺れちゃってるヨ。
ギャハハ。
稽古場からこのテンションなんだろ～な～。

”デタラメ”って定義がこれで判ったね（ホントーか）

大バカな古田新太に溺れろ！！

中村福助も観た！って、いつだったの～？
ああ、お隣同士で大笑いしたかったじょ～。

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