アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

チェーホフ短編集 賭け

2012年06月02日 | 演劇

チェーホフの短編小説6つが組み込まれた作品。
2010年に紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞した
『チェーホフ短編集2』の待望の再演。
ホホ~気になるなぁ。と思っていたら、
天使がチケットを放り投げてくれたので♪

2012年4月21(土) 
あうるすぽっと B列上手

2012/2013あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ
チェーホフ短編集 賭け
作:アントン・チェーホフ(翻訳 松下裕)
脚本・演出:山崎清介
出演:伊沢磨紀、佐藤誓、山口雅義
戸谷昌弘、三咲順子、山田ひとみ

15年間の幽閉生活に耐えられるなら
一生遊べるだけの金をやろう

「死刑と終身禁錮刑、どちらが人道的か」
ひょんなことから賭けをすることになった男。
「終身刑」に賭けた彼は、自らを実験台に!
与えられた一室から出ることは叶わず、
許されたのは読書とピアノを弾くこと、
そうして賭けの相手にだけ送る手紙。
一切「言葉」を発することなく15年間…。
後、数時間で自由の身になるはずだったのに、
突然出て行ってしまった!!いったい何故なんだ?

物語の中にチェーホフの『物騒な客』、『忘れた!!』、
『彼と彼女』、『カメレオン』、『魔女』 の五つの短編小説が
編みこまれ、まるで万華鏡のように…。

チェーホフの作品って、
戯曲を読んだ事があるのは『三人姉妹』だけ!
舞台といえばその『三人姉妹』と後は『桜の園』…くらいかなぁ。
しかもこの2本だけ何度も観てるかも…ぉ。
ああ!後、あれを観たっ!!『チェーホフ?!
とてもとても摩訶不思議な舞台で、
MYツボにグッサグサきてウッハウハだったぁ♪

ということで、この『賭け』の中に
何がどう織り込まれているのかさっぱり判らず…。
知らなくてもストーリーはちゃんと判ったよ。
舞台装置も、セットに大きな布を被せたり取ったりしながら、
場面転換なんてないのに、一瞬で情景が変わるのを感じられたし。
ただ…
6人の俳優がとっかえひっかえ何役も演じ分けるから、
台詞をきちんと聞かないと、置いてけぼり食らっちゃう。
耳をダンボにしていると…。う~ん…。
しっかりきっちり聞き取れるんだけど…。
声のハーモニーが…。いや、そうなんだよ。
今までそういう風に「声」を感じたことなんてなかったんだけど、
グループとしての声の響きっていうか、
カラーっていうのがあるんだなぁ。って。
それがどうも私の耳には気持ちよくなかった…ぁ。
残念…。

”華のん企画”っていう集団なんだよね。
あ!ここって”子供のためのシェイクスピアシリーズ”
あれをやってる所なのか。
何年も前にテレビの舞台中継で観て…
ググッともなんともこなかったんだった。
嗚呼、またしてもご縁が無いというか、
波長が合わないというか…。

それにしてもチェーフの作品って、
今までに観たもの少な過ぎるわぁ。
もっと沢山あるはずなのに…。戯曲もね…ぇ。う~ん。

2012/4/18~22
約1時間45分(休憩なし)
公演HP
華のん企画
あうるすぽっと

チェーホフ?! (2011.2.4記)
流山児★事務所 櫻の園 (2010.9.26記)


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