アッパレじゃ!

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二代目喜多村緑郎襲名披露 深川年増

2016年09月19日 | 新派

市川月乃助改め
二代目喜多村緑郎襲名披露
九月新派特別公演 

2016年9月3日(土)
新橋演舞場 11時開演 3階A席:1列センター

昼の部
三、深川年増 (ふかがわどしま)
北條秀司
大場正昭:演出
出演
三十助:月乃助改め 喜多村緑郎 
およし:英 太郎
仙兵衛:佐堂克実
お国:尾上徳松
おちよ:山吹恭子
貴婦人:英 ゆかり
小間使:鴫原 桂
伊之助:市川猿弥
おきん:水谷八重子  

浅草十二階って関東大震災で
倒れちゃったんだよね。
昔からなんとなぁく憧れているのよぉ。
そんな当時の新名所の最上階で…ぇ。

双眼鏡を必死に覗いてる田舎者の
観光客達は、巾着切りの絶好のカモ。
貴婦人と小間使いの2人組が、
オモロカッタぁああ。
アハハ 

三十助はおきんという女を
囲ってる…。
赤ん坊までいるのに…
そんな深い仲なのに…。 

おきん(水谷八重子)は、
三十助の弟分・伊之助(市川猿弥)に、
手切れ金を渡されて、
兄貴と別れてくれ…
なんてこと言われちゃったのよぉお。
本人が言いに来るならいざ知らず!
おきん!怒り爆発ぅうう!

なんでも、
歌舞伎も忠義物を演るから、
役者も品行方正じゃなきゃ、
ダメなんだって。
だから身の回りをキレイに…。
1度は承知したおきん…なんだけど…。

そうそう、
伊之助が手切金をちょろまかしてた!
キャハハ 

『京舞』『太夫さん』『佃の渡し』など数々の
名作を新派に提供している劇作家・北條秀司に
よる抱腹絶倒の傑作喜劇。 

北條秀司作品だもんなぁ。
笑いが無いわけがないよなぁ♪
狐狸狐狸ばなし』は大好きだし♪
去年は『有頂天旅館』を観たぞい。 

三十助(喜多村緑郎)は、入り婿。
奥さんがきんつば屋を経営。
実家は煎餅屋。
お金を持ってるわけよ。
そんなイイ物、
有るにこしたことないもんなぁ。
で、妻・およし(英太郎)に、
おきんのことが
バレてしもうて、さぁ大変っ! 

英太郎も水谷八重子も
透明で涼やかな声の持ち主だよねぇ♪
耳福ぅぅぅ♪ 

三十助宅に大きな箱が届いて、
開けてみるとぉお。
赤ちゃんがっっ!!
ウギャギャァア!
そんな!そんな!ビックラぁあ。
でも、まぁ、
喜劇のユーモアってことで…。 

およしは知らんぷり、
三十助が子育てっ!
イクメンだぁああ。

ご近所に、大金持ちのご婦人が
引越しして来た。
なんと!
三十助の芝居のチケットを
何十枚…いや、何百枚も
買ってくれるってぇえ!!
およしは大喜び!
三十助は大冷や汗!
何故なら、
その御婦人は、おきんだからぁああ。
キャハキャハ

昔は芝居のチケットは、
境内の前の茶店とか、
三十助の所のきんつば屋とか、
そういう場所でも扱ってたんだねぇ。 

喜多村緑郎を取り合う女達。
大御所の2人は
決して若くは無いもんだから、
ビジュアル的にどうなの…。
なんて思ったりもするけれど、
歌舞伎の世界だって、
実年齢と役年齢のギャップなんて、
当たり前だし、
若さでGO!だけの芝居より、
皺の数だけ技がある超熟女の方が、
ツボツボ♪
昔の空気感満載な世界を描く”新派”
この未体験ゾーンにワクワク♪

夜の部レポはまた後日…。

市川月乃助改め二代目喜多村緑郎襲名披露
【新橋演舞場】2016年9月1日(木)~11日(日)
【大阪松竹座】2016年9月17日(土)~25日(日) 

喜多村緑郎オフィシャルサイト
新派

月乃助が新派に移籍!二代目喜多村緑郎を襲名! (2015.11.27記)  

二代目喜多村緑郎襲名披露 振袖纏 (2016.9.17記)
二代目喜多村緑郎襲名披露 口上 (2016.9.18記)
二代目喜多村緑郎襲名披露 深川年増 (2016.9.19記)


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