2015年に過給機(スーパーチャージャー)を搭載した「モンスターバイク」として、カワサキ「ニンジャ H2」は、まず海外モデル世界
最高峰マシンとして登場します。とにかくオートバイを愛する世の誰もが驚いた「衝撃のモデル」として、現在も多くのファンに支持され
てるバイクですが、厳密には2021年をもって国内のライナップから外れることとなっています。また、現在では大型スポーツツアラーに
位置する「ニンジャH2 SX/SE」であったり、そのネイキッドモデルと言える「Z H2/SE」に引き継がれ、その強烈なエンジンは今も健在
だったりします(笑)。とにかく凄いのはそのエンジンで「ZX-10R」に搭載されてる水冷式の4スト並列4気筒DOHC4バルブで1.000cc
の排気量エンジンに、追加される形で過給機(スーパーチャージャー)を取り付けた事により、最高出力は初期モデルでも200ps、最終の
「ニンジャ H2カーボン」では231ps、ラムエア加圧時で242psを叩き出す、まさに「モンスターマシン」と言えるオートバイで、現在も
最速マシンとして世界レベルでもトップを誇るモデルでもあったりします。またスタイルに関しても、いわゆる一般的なフルカウル仕様の
スーパースポーツ(SS)とは少し違うソリッドなデザインとなっており、ピカピカの車体が高級感を醸し出してる大人風の「シックなもの」
だったりします。ボク自身、実は初期中の初期モデルに1度だけ乗った事があり、川土手の1本道を深夜にぶっ飛ばした事があるのですが、
とにかく加速が凄くて、気が付いたら200kmを軽く超えてる感じでした。またスロットルをいっぱいに回してシフトするとリアタイヤが、
ホイールスピンしてるのが分かる感じで、それこそ「異次元感」を感じた記憶がありました。まぁ、ボクのバンド仲間が当時購入したもの
だったのですが、確かボクの地元の県では多分、新車の第1号で、その直後、全損により廃車にしたのも第1号車だったと思われます(笑)。
実は、買って2ヶ月ほどで雨の日にスリップしてそのまま転倒し、人間は大丈夫だったのですが、バイクはその勢いのまま飛んでいって壁に
激突し廃車にしてしまったと聞いています(笑)。残ったのは多額な購入金だけ…。しかし、彼はそれにもめげず、オートバイに乗り続けて
おり、現在はカワサキ「GPZ-900R」をフルカスタムして元気に走ってたりします。ボクと同じ歳なので初老(58歳)なんですけどね(笑)。
まぁ、そんな個人的な思い出のある「ニンジャ H2」ですが、残念ながら公式のレース規定では1.000ccクラスに属するも過給機が付いてる
為、本式のレース参戦は出来ません。あくまでカワサキのトップランドとして、もしくはカワサキの技術を世界に知らしめる為に存在してる
オートバイで、使い方としては一般道や、サーキットの走行会などに使われるケースだと考えられます。但し、もしツーリングに使うとする
なら、絶対に雨の日は避けた方が良さそうですけどね!(笑)