友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

アメリカ女性のスマホはサムソン製

2019年01月21日 16時49分48秒 | Weblog

  アメリカから来た女性たちが使っていたスマホは、アメリカのアップル製ではなく、韓国のサムソン製だった。「映像が鮮明で、使いやすい」と言っていた。先輩が「家電量販店に行ったことがあるか?」と聞く。「ない」と答えると、「並べてある最新の商品は、どう使うものなのかさっぱりわからん」と言う。もう年寄りが扱える商品はないようだ。

 最新技術の商品をいとも簡単に扱う若者が保守化し、時代に取り残されそうな年寄りが反保守なのはどうしてなのだろう。先輩が「アメリカの白人労働者がトランプを支持するのは、彼らの仕事がヒスパニックやアジア人に奪われるのではないかという危機感にある。イギリスのEU離脱も、EUにやって来る移民に対する嫌悪にある。要するにみんな自分が可愛いのさ」と。

 人類はフランス革命で「自由・平等」を手に入れ、政治の仕組みを市民が決める「民主主義」を確立した。「民主主義っていうのは何だったのかね」と先輩が零す。「主権は国民にあると言っても、誰もそんな実感がないだろう。投票率の低さが見事に証明している」とも言う。選挙で1票を投じても何も変わらなければ、投票行為は無駄な気になってしまう。

 けれど、投票の権利を放棄すれば、全てを委ねることになる。イギリスは国民投票でEU離脱に賛成した。アメリカもフランスもブラジルも投票で大統領を選んだ。国民が主権者であるのに、国民の意思と異なる結果が生まれている。民主主義という制度を持ちながら、自分と意見が違うからと、暴力でテロで圧殺しようとする人々までいる。

 沖縄で「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う」県民投票が進められている。これに対して、宜野湾市などの5市が「投票を行わない」と宣言している。市役所の前では抗議のハンガーストライキを行っている青年がいると言う。国の方針に反して県民投票が、その県の方針に反して投票拒否が決められた。ならば公認でなくても、個人が意思表示するための投票を行えばいいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする