《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

奥菜主義革命が漠然と語る湯河原の魅力()

2009年11月16日 20時54分48秒 | Weblog
もうそろそろ本題の「本当は誰にも教えたくないんだけど、あなただけに教えちゃう湯河原の魅力」の方に入らないと、訪問者数が激減しそうな予感がするのですが、

私は、読者に媚びない!

今日も前座噺にお付き合いくだされ。


神奈川県指定銘菓「きび餅」というのお菓子をお土産に買いました。きのう。

「えっ?昨日も湯河原行ったんですか?」

行きましたよ。なにか?
12月13日までに下見をしておきたいポイントが、もう1カ所有ったものですから。


見るからに美味しそう、とか、高級感あふれる、とか、手が込んでそうだなぁとか、材料を厳選しているんだろうなぁとか、目でも楽しめる、とか
そういうイメージとは、いーーっっっさい無縁のお菓子でしたが、
なんか「無視できない懐かしさ」を訴えてくる見てくれのお菓子で、
素通りできませんでした。

口に入れると、まずは「きな粉」がちょっとむせるんですが、
奥菜恵さんが大好きなきな粉ですから、え~~い、と我慢すると、
何とも上品な甘さが口の中に広がり始めます。
あれ以来、すべての食べものを薄味にしている私にはちょうどいい甘さ加減で、
しっとりした食感とともに滋味を存分に楽しめました。

販売しているお店には、有名なお店が2店有るのですが、
お店の外観から、迷わず「小梅堂」で購入しました。
「こごめの湯」最寄りバス停の目の前でしたし。


で、小梅堂店主敬白による「きび餅の由来」始まり、始まり!

“万葉集にも詠まれた湯河原のなかで、小梅の里と呼ばれた当家の周辺は大正の文豪達が好んで逗留した旅館街です。いまや湯河原みやげの定番となったきび餅は、初代小松清之助が何とかこの地に名物をと創製したのが初まりです。それは相州産のきびもろこしと白玉を混ぜ、ふかしてお餅とし、きな粉をまぶしただけの素朴な製法でした。味の秘密は裏山の湧水にあるのだろうとかお客様に訊ねられることがあります。昔ながらのものですので気の利いた秘伝は何ひとつありません。藤村以来、きな粉のほのかな甘みと餅の滋味とのハーモニーを時を隔ててみなさまに愉しんでいただいております。神代の史跡を誇るこの湯河原で歴史に思いを馳せながら、あるいは川面を渡る風に季節のにおいを感じながら、きび餅をはんでいただければ幸いです”

えらい!
「気の利いた秘伝は何ひとつありません」
と言い切ってしまう潔さを、見上げたいもんじゃありませんか。
グルメ番組に登場して、スープのだしの取り方について、うんざりするほど蘊蓄をたれるラーメン屋に辟易としていらっしゃるご同輩!そう思うでしょ!いまのラーメンにはこの潔さが欠けているんだ!、と。ラーメンはラーメン、ラーメンらしく食わせてくれ!、と。何がつけ麺だ!、と。そんなもの昭和の時代にはなかったぞ!と。

何を熱くなっているんでしょう、私は。ときにタケさん。
「タケさんって、だれ?」
だれでもない!
「始まり」と書くべきところを「初まり」と記している点と、
お客が食べるのを「はむ」と表現している点が、
ちょと気になるんですがな、トクさん。
「タケさんと話していたんでは?」
タケさんて、だれ?