マキペディア(発行人・牧野紀之)

本当の百科事典を考える

か(彼)

2006年11月21日 | カ行
 1、第1の意味はもちろん「他称の人代名詞」であり、「遠称の指示代名詞」です。

 2、第2の意味として、学研の「国語大辞典」によりますと、「『何』と対応して、ばくぜんとした事柄を指す語」というのがあります。

 用例として、「娘の嫁入りや何やかやでひどく生活が苦しかった」(中山・厚物咲)が挙げられています。

 この第2の意味では「か」ではよくなまって「かん」と言うことも多いと思います。

 3、第2の意味の語法をいくつか挙げておきたいと思います。

 (1) 何(なん)とかかとか(何とかかんとか)言って逃げる

 (2) 何(なん)のかのと(何のかんのと)ごまかす

 (3) 何本とかかん本とか言わないで

 (4) ~云々(うんぬん)かんぬん
コメント
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