拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

バックハウスはパン屋さん!?(てるてる家族感想文)

2024-03-21 11:08:40 | 日記

朝ドラ「てるてる家族」を久々に見た(外付けHDDのディスク化作業で)。「笑いあり涙あり」ってキャッチフレーズは大概眉唾なのだけれど、これはまさにそのもの。とか言いつつ、初放送の際は良さが分からず、はまったのは再放送のとき。この間、関西の笑いのツボの理解が進んだのかも知れない。思ったことをいくつか。

四姉妹のモデルは実在し、次女夏子のモデルは歌手のいしだあゆみさん。そのいしだあゆみさんがドサ回りの歌手役で出ていて、夏子の持ち歌である「ブルー・ライト・ヨコハマ」を夏子に無断で歌ったのだけれど、ホントはいしださん自身の歌なのに「人の歌」と言ってるところが面白い。この歌はリアルタイムで聴いていたけど、今聴くと「ブルーライト」に注意が向く。当時、青色LEDはまだ発明されてなかったから、これはネオンサインの色なのだろう。私の父などは、こういう色に照らされて繁華街をほっつき歩いていたのだろう。私的には、いしだあゆみさんと言ったらこの歌と、あと朝ドラ「青春家族」。

「てるてる家族」には、近所に住む発明家のおっちゃんが登場する。おっちゃん(「おじさん」よりも響きがいい、と私は思う)が発明したのは即席麺。で、食品会社を起こしたというんだから、期せずして今再放送してる「まんぷく」とかぶります。即席麺の開発→競合他社の出現による業績低迷→カップ麺の開発(その際、フリーズドライの技術を取り入れ、カップ麺に向くエビを探し当てる)等々のエピソードは共通(そりゃ、モデルが同じだから)。ただし、発明家の役は、「まんぷく」は長谷川博己、「てるてる」は中村梅雀で見た目は随分違うけど、どちらも発明家らしい役作り。それから発明に一心不乱に協力するのが「まんぷく」は奥さんのふく子(安藤サクラ)であるのに対し、「てるてる」は四姉妹の三女の秋子(上野樹里)でした。

映画で四姉妹と言えば「若草物語」。原作は小説だけれど、私がこの題名を聞いて思い出すのは映画。と言っても、この原作を元に山ほど映画が作られていて、私が思い出すのはエリザベス・テーラーが出てた古ーいヤツ。最近はメリル・ストリープやエマ・ワトソンが出演したのがあるらしい。いけない、見てない、早急にアップデートしなければ。

「てるてる家族」の実家はパン屋さん。私、なりたい職業の一つがパン屋さんで、リタイアしたら近くのパン屋さんに弟子入りするって友達に言っていて、そしたらそのパン屋さんが数年前に休業して、よかった、弟子入りしないで済んだ、と思ってたら、知らないうちに再開してる。ちょっと焦ったけど、弟子入りできない立派な理由があった!そのうち奥地の家に引っ越すんだった。ほっとする私(別に友達に言っただけなんだから弟子入りしなくたって誰はばかることないんだけど)。

パン屋さんと言えば、「バックハウス」っていうピアノを弾くおっちゃんが昔いてたらしい。「バックハウス」って言ったら「裏の家」とかって意味?でも、この人ドイツ人。ドイツ語で「バッケン」は「(パンを)焼く」だからもしかして「パンを焼く小屋」?当たってた。横野君は、その「パン屋さん」が弾くハンマーなんちゃらって曲が大好きなんだって。



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