まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

看護教員養成講座インデックス2016

2016-06-11 09:42:34 | 哲学・倫理学ファック
一昨日から看護教員養成講座が始まり、その日のブログに次のように書いておきました。

「本日の午前中 『哲学の先生に聞いてみたいこと』 を書き出してもらい、
 グループの代表質問にはお答えしました。
 代表質問に選ばれなかった質問に関しては、
 たぶんたいがいの質問にはこのブログのなかで答えてありますので探してみてください。」

探してみてくださいと言われても、このブログにはすでに2,000近い記事が蓄積されていますので、
探しようがなくて困るだろうなあとは思っていました。
いつもだったらすぐにインデックス (目次) を作成して、
探すにしてもどこを探したらいいかヒントをあげるようにしているのですが、
このインデックスを作るのが意外と面倒なんですよ。
で、もうみんな大人だし、頑張って探してくれるんじゃないかなあと期待をこめて、
あんなふうに投げっぱなしの一言ですませてしまっていたわけです。
でもそれじゃあやっぱりムリだよなと反省し、昨日そのブログに微修正を加えて、
先に引用した文言のあとに次のようなカッコ書きを加えておきました。

「(こちらのインデックスをご利用ください。)」

この中の 「こちらのインデックス」 という部分にアンダーラインが引かれ、
文字の色が他と変わっていたと思います。
インターネットに詳しい人はこれを見てすぐにわかっただろうと思いますが、
ブログやウェブサイト中でアンダーラインが引かれ色が変わっている部分というのは、
他のブログやウェブサイトへとリンクが張られている箇所ですので (ほら、また張ったよ)、
とりあえずそこをクリックしてみると、別のページに飛ぶことができて、
そこに関連することが書いてあったりするわけです。
先ほどの 「こちらのインデックス」 のところをクリックすると、
同じまさおさまのブログの中の、この4月に相馬の看護学校の学生たちのために作成した、
「看護学校 「哲学」 FAQインデックス (2016年版)」 というページに移動することができます。
そこにはさらに過去に作った8つのインデックスへのリンクも張られていますので、
そのどれかのインデックスを探し回れば、自分が聞きたいことへの回答が見つかると思いますので、
ぜひあちこち探し回ってみてください。

自分の質問と同じもの、似ているものは見つかったでしょうか?
これらのインデックスに載っていなくてすでに書いたことのあるものや、
載ってはいるけれど問い方が違っているから見つけにくいものは、今回はあまりありませんでした。
なのでインデックスを作るのはそんなに大変じゃないみたいということが判明しましたので、
遅ればせながらこうしてインデックスを作ってみることにしたというわけです。
こんなことなら一昨日作ってしまえばよかったですね。
申しわけありません。
まずは何人かの方々から似たような質問が寄せられていました。

Q.「生」「老」「病」「死」 それぞれどう考えていますか?
Q.先生の死生観をきいてみたいです。生老病死観をぜひ。
Q.自分の死に対してどう思いますか?

このうち 「生」 に関しては代表質問でもひとつお答えしましたし、
過去のインデックスから探せると思うので省略します。
次の 「老」 については、まとめて書いたことはありませんが、
これまでいろいろな機会にいろいろなことを書きましたので、以下の記事を読んでみてください。

  「哲学者は長生きしたもんの勝ち」

  「満腹感」

  「老いるとは?」

  「1リットルの男」

  「老化 (?) 現象」

  「スポーツ選手と老い」

  「歳をとること・成長・老い」

次の 「病」 に関してはあまりこのブログで書いたことはないみたいですし、
今後、授業で若干取り扱う予定ですのでこれも省略いたします。
最後の 「死」 についてですが、これはすでにインデックスのようなものを作ったことがありますので、
そこからあちこち見に行ってみてください。

  「Q.死に対しての先生の考えは?(その1)」

では、続いての質問に移りましょう。
今度はガラッと毛色の違う質問です。
「Q.好きなスポーツは何ですか?」 みたいな質問はよくいただくのですが、
こんな質問は初めて頂戴しました。

Q.(哲学からみた)スポーツはどんな存在ですか?

なかなかいい質問ですね。
それにしてもなんでこんな質問を思いつかれたのでしょう?
何かスポーツを専門にやってこられた方なんでしょうか?
残念ながら、今回いただいた問いに対する直接的答えにあたる記事は書いたことありませんが、
昨年まで、うちのスポーツの学生たち全員必修の 「文化創造論」 という授業を担当していたので、
スポーツに関しては折に触れていろいろと書いてきました。
それらを読んでみてください。
そもそもスポーツとは何か、という根本問題を扱ったのが以下の2本。

  「チェスはスポーツか?」

  「チェスはスポーツらしい」

スポーツにとってルールというのがひじょうに重要な役割を果たしていると私は考えていますが、
そのなかでも特に重要な 「構成的ルール」 というものに関して考察したのが以下の3本。

  「競技ダンスの構成的ルール」

  「競技ダンス新採点方式」

  「ダンクシュートっておかしくない?」

相撲ってたびたび八百長問題や黒い交流問題でニュースネタになりますが、
そもそも相撲はスポーツと言えるのかという観点から、
スポーツにおけるフェアの問題を考えたのが以下の3本。

  「日本の国技?」

  「相撲はスポーツか?」

  「八百長とは何か?」

野球の時事ネタに関連させて、フェアプレイのことやジャッジの問題について論じたのが以下の2本。

  「だます方もだます方、だまされる方もだまされる方」

  「誤審との闘い」

これらを読んでみると、だんだんとスポーツについて哲学的な思索が深まっていきませんか?
それでは最後です。
こんな質問。

Q.自分に自信がなく、子どもの頃からあまり自分の事が好きではないですが、
  それは良くない事ですか? また、どうしたら自分を変えられますか?

20歳前後の学生からはこの手の質問をもらうことはよくありますが、
看護教員養成講座でこのような質問を頂戴するとは思っていませんでした。
看護師の国家試験にみごと合格し、現場で看護師としての経験を積み、
今度はさらに看護教員として看護師の育成に携わろうというほど志の高い方が、
こんなふうに自分に自信を持てていらっしゃらないとは。
これはとてもいいことだと思いますね。
看護学校の先生方って自信に満ちた方ばかりですが、学生たちはそういう人ばかりではないので、
学生の気持ちに寄り添える教員というのは希少価値があってよろしいのではないでしょうか。
私も何の取り柄もない子どもでしたし、今の方向性に歩み出すまでものすごく遠回りをして、
32歳まで定職に就かずにいましたから、長いあいだ自分にまったく自信を持てずにいました。
ですので、この質問に関するようなことはこれまでいろいろと書いてきました。
とりあえずは以下の3本が直接関係するような内容かと思います。

  「Q.先生の好きな言葉は?」

  「Q.どうすれば自信や自分をしっかり持てるようになりますか? (その2・回答修正)」

  「Q.性格を自分で作っていけるんですか?」

その他、このブログのなかの 「幸せの倫理学」 というカテゴリーに分類されている、
わりと初期のころの記事は、ご質問に対する答えを含んでいるかもしれません。
テキトーに見つくろって読んでみてください。

以上が皆さまのために用意したインデックスです。
たいがいの質問に対する回答はリンク先のどこかに書いてありますので探してみてください。
もちろん、まだお答えしたことがない質問もけっこう残っています。
それに対しては追い追いお答えできればと思いますが、
代表質問のときに質問の意味がよくわからずにお答えできなかった、
「Q.先生の中の自分とは何ですか?」 という質問や、
哲学・倫理学では答えられそうにない 「Q.子どもを失った母親・家族への関わりは?」
といった質問ばかりが残っているので、なかなか筆は進まないだろうと思います。
その点に関してはどうかご勘弁いただき、2,000近く蓄積されている駄文でも読みながら、
じっくり気長に待っていてください。


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