まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

看護教員養成講座@郡山・開始!

2016-06-09 18:49:57 | 教育のエチカ
この時期の木曜日は相馬の看護学校に通っているわけですが、

このところ相馬の看護学校もカリキュラム改変のために、

3年生たちはこの時期に実習に行くようになっていて、約1ヶ月 「哲学」 の授業はお休みです。

その間じっくり休んで、このところ追い込まれがちな事務仕事をやっておきたいところですが、

なぜかちょうどこの時期を見計らったように、看護教員養成講座の仕事が入ってきてしまいました。

看護学校の教員を目指す看護師の方々に、約1年弱の期間で教員資格を与えようという講座です。

(厳密にはそういう教員資格があるわけではないようですが…)

これまでに2度やったことがありますが (2009年2012年)、

そのときは自宅のすぐそばにある福島看護専門学校での開催でした。

たとえ寝過ごしたとしても、電話で叩き起こされれば2分で駆けつけられる地の利の良さでした。

しかし、今年度からは郡山の福島県看護協会での開催となったため、寝坊は厳禁です。

相馬ドライブほどの早起きではありませんが、

福大で1限の授業を担当する程度の緊張感は必要です。

しかもこれまでは、1回3時間の授業を5週通って計15時間行うというスケジュールでしたが、

それだと相馬の看護学校の授業の再開と重なってしまうので、

今週と来週は1回あたり6時間授業を行い、最後の週だけ3時間という授業計画です。

1日に6時間ということは、午前中に9時半から12時半まで授業をやり、

お昼をはさんで午後に再び13時半から16時半まで働かなくてはなりません。

受講生の皆さんにとっては丸1日 「哲学」 漬けですよ。

想像するだに拷問のような1日になることは間違いありません。

みんなぐったりして寝まくるんだろうなあと覚悟して行きましたが、

さすがは教員を目指す方々だけのことはあって、

誰ひとり眠らずに最後まで積極的に授業に参加してくださいました。

たいへん有り難いことです。

内容的には過去2回と同様、看護学校での 「哲学」 の授業の短縮版を追体験してもらいつつ、

授業の意図や工夫などについてちょいちょい解説を入れる、という感じでやってきました。

その中で、私が過去に書いた、

高等教育 (大学や専門学校での授業) に関する論文のことを紹介しておきました。

さすがにその論文をプリントして配布するだけの余裕はなかったので、

(配布資料があったらあらかじめ送っておいてくれたら印刷しておきます、と言われていたけれど、

 ギリギリスの私がそんなことできるわけもなく…)

ここにリンクを張っておきますので、興味のある方はヒマなときにでも読んでみてください。

看護学校での実践を中心に扱い、「哲学」 の授業に限らず、

授業づくりの際に一般に注意するべきことなどを書いてあるので、

皆さんにも参考になるんじゃないかなと思われるのは一番最初の論文です。

2番目と3番目の論文は教育方法学の専門の方と一緒に書いた論文で、

ワークシートについてと、グループ・ディスカッションについて、それぞれ詳しく書いたものです。

これらはいちおうご参考までに挙げておきますので、

ヒマでヒマでしょうがないときにでも読んでみてください。


1.「哲学/倫理学」 の講義をどう変えていくか ー「教え」 から 「学び」 への転換?ー

2.講義型授業において学生の主体的学びを支援する試み ーワークシートを活用した講義改革ー

3.講義型授業において学生の主体的学びを支援する試み ーグループ・ディスカッションを活用した講義改革ー


さて、本日の午前中 「哲学の先生に聞いてみたいこと」 を書き出してもらい、

グループの代表質問にはお答えしました。

代表質問に選ばれなかった質問に関しては、

たぶんたいがいの質問にはこのブログのなかで答えてありますので探してみてください。

こちらのインデックスをご利用ください。)

まだお答えしていない質問には、もしも答えられそうならこのブログでお答えするかもしれません。

ちょっと今追い込まれていますので、なかなかその余裕はないかもしれませんが、

いつか答えてもらえるかもしれないと期待しながら、ときどきこのブログを訪れてみてください。

それではあと2回、6時間+3時間、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます


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