まさおさまの 何でも倫理学

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赤ちゃんの寝相問題

2019-04-20 09:05:07 | そして父になる
赤ちゃんの寝相が悪いもんだというのは何となく知っていたんです。

テレビや映画等で仕入れた知識なのでしょうか、

親というものは寝相の悪い子どものために、夜どおし気づくたびに、

毛布や布団をかけなおしてあげなきゃいけないんだ、と思っていました。

つまり、「寝相が悪い=毛布や布団をはがしてしまうこと」

という定式が私のなかにはできあがっていたのです。

全然ちがいました。

赤ちゃんの寝相の悪さというのは、そんな生やさしいものではなかったのです。

こうですよ。



あるいはこんな感じ。



寝かせるときは頭を左のほうにして、足を右のほうにして、

毛布と布団をかけてあげて寝かしつけたんです。

でもあっという間にあんなふうになっちゃうんです。

たまたまこの2枚の写真は同じあたりにいますが、

要するにこの柵のなかをくまなく動き回ります。

はじっこのほうにいる確率は高いです。

なぜなら柵にぶつかることによってのみ止まることができるからです。

夜じゅう動いては柵にぶつかるので、一晩中ドンドン音がしています。

何よりも驚いたのは、赤ちゃんには長辺と短辺という概念がないということです。

ベッドには縦と横があって、人間は縦に眠ろうとするじゃないですか。

寝相が悪いといっても、その縦のなかで右に転がったり

左に転がったりするものだと思うじゃないですか。

寝ている赤ちゃんにはそんなこと微塵も関係ないんですね。

だから写真のように、頭と足を柵にぶつけながら短辺で寝ていることが多いです。

最初のうちはこれを見かけたら正位置 (頭を左、足を右の縦姿勢) に戻していましたが、

そのうちそれはムダだということに気づきました。

だって絶え間なく動き回っていて、

すぐにドン、ドンという音とともにどこかのはじっこに移ってしまうんですから。

同様に、毛布と布団ももうあまりかけ直してあげなくなりました。

おそらく毛布と布団は運動を邪魔するものでしかないのでしょう。

まず毛布と布団を引きはがし、それからコロコロとどこかへ転がっていくのです。

寝ている時間のなかで毛布や布団がかかっている時間はたぶん30分とないでしょう。

もう思うさま自由に動き回るがいい。

おでこや脛を盛大に柵にぶつけながら、その狭い世界を存分に堪能したまえ。

それにしても長辺と短辺という概念を体得して、

柵のないベッドでも落ちずに眠れるようになるのはいつのことなのでしょうか。

今の段階では、そんな日が来るとはとても想像できないのでした。

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