まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

満腹感

2010-05-15 09:57:06 | がんばらないダイエット
3月あたりから始めた 「朝だけ断食」 = 「石原式基本食」 ですが、
未だに続いているんです。
もろもろの事情により、「昼食にざるそば」 というのができないことがたまにありますが、
「朝は生姜紅茶または野菜ジュース」 だけにするというのは完璧に続けています。
いろいろとがんばらずにすむダイエットに挑戦してことごとく失敗し、
どれ1つとして1ヶ月以上続いたことのなかった私としては、異例なことと言っていいでしょう。

この成功 (今のところという意味ですが) の要因を分析してみたところ、
ひとつのことが思い当たりました。
最近、私は満腹感を感じるようになっているのです。
これが 「朝だけ断食」 を続けられている最大の要因だと思うのです。
皆さん驚かれるかもしれません。
えっ、今まで満腹感を感じたことがなかったの?
まあ、まったく感じたことがないというわけではありませんが、
満腹感を感じたあとも食べ続けることができたのです。
それって正しい意味での満腹感ではありませんよね。

一番顕著な例はビールです。
食事時にビールを飲むとお腹いっぱいになっちゃう、ということを言う人がよくいましたが、
私にはその意味がまったくわからなかったのです。
私はビール大好きですから、ビールを延々と飲み続けることができました。
ビール好きだから延々と飲み続けることができるけど、
その代わりにおつまみはそんなに要らない、という人もいますが、
私はビール飲みながら、酒の肴もバンバン食べられました。
宴会のあいだ中、ずーっとビールとおかずを頼み続けたりすることができたのです。
ところが最近、たぶん今年のどこかの時点からだと思うのですが、
最初にビールを一杯飲んだら、それでもうけっこうお腹がふくれてしまい、
料理を食べ続けるためにこれでビールはやめておこうと、
あとは焼酎ロックに切り替えるなんていうことをするようになってしまったのです。

ほかにも、餃子とかカレーとか好きなものは無限に食べ続けられるような気がしていたものです。
「餃子会館」 とかに行ったら、焼、焼、水、焼、焼、みたいに、
ビールとともにいつまでも食べ続け、最後はラーメンで締めるという感じでした。
ところが最近では焼き餃子を2皿も食べたらもう死ぬほどお腹いっぱいになってしまい、
翌日にダメージが残るくらいです。
家でカレーを作ると後を引いてしょうがなくって、4杯も5杯も食べ続けたものでしたが、
これも最近では2杯食べるのがやっとです。

飲み会を一次会、二次会、三次会と楽しんで、
それぞれで最後は焼きうどんやチャーハンとかで締めていたにもかかわらず、
さあ解散しようかとなると、じゃあ締めにラーメンでも食べに行くかとなってしまい、
「一心亭」 とかに入っちゃうと、あろうことか替え玉までしてしまうという体たらくだったんです。
それはもう飲み会があったときの習慣と化してしまっていますから、
お開きとなるとなぜか足がラーメン屋のほうに向かってしまうのですが、
ベロベロに酔っぱらっているにもかかわらずそこで、
待てよ、別に今ムリしてラーメン食べなくてもいいんじゃない、
と店の前を素通りすることができるようになりました。
それは理性の力がついてきたというよりも、
現に満腹感を感じているので我慢できるようになったということにすぎないのです。

「朝だけ断食」 = 「石原式基本食」 の場合、
夕食はなにをどれだけ食べても自由なので、まあそれも続いている要因のひとつだと思いますが、
それと同時に、夜にめいっぱい食べたものが翌朝も残っている感じで、まだ満腹感が続いているんです。
だから朝なにも食べなくても大丈夫なのです。
以前は、朝目覚めたらもうお腹が空いていて、
ここ10年近く、毎朝必ずカップラーメンか袋メンを食べていました。
こんなのゼッタイ身体に悪いと思い、ときどき、朝は納豆と豆腐にしようとか、
リンゴとかバナナとか果物を摂るようにしようと決意することがあったんですが、
それも3日ともたず、すぐにインスタントラーメンに逆戻りしていました。
せめて 「辛ラーメン」 とかにしてカプサイシンを摂取することによって、
この悪習を少しでも正当化しようなんて小賢しいことをしていたんですが、
今ではその必要もなくなりました。
朝、お腹が空いていないのでラーメンなんて食べなくても全然OKなのです。

それにしても、なぜ突然この満腹感がやってきたのでしょうか?
あるいは逆に言えば、今までなぜ満腹感がなかったのでしょうか?
ひとつの仮説は、私は胃下垂なのでそのせいで満腹感を感じることができなかった、
ということが考えられますが、
とすると、今はその胃下垂が治ったということなのでしょうか。
しかし胃下垂ってそんなに突然治ってしまったりするものなのでしょうか。
もうひとつの仮説は、まさおさまも老いたのだ、というものです。
加齢による身体の変調。
うーん、これはいかにもありそうですね。
お年寄りって皆さん小食ですからね。
喜ぶべきか、悲しむべきか。
とにかく、48年目にして初めて満腹感を覚えるようになった男の物語でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 可逆的冬? or 不可逆的梅雨? | トップ | 今さら地デジ対応 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

がんばらないダイエット」カテゴリの最新記事