おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

大山寺の登拝。**シクラメン**

2020-12-20 | 山伏修行

大山寺で奥の不動明王のお参り。

不動明王の真言「もうまくさんだ・・」と

何回唱えただろうか。

大嵐の中、大峰山を下るときに真言はどんなにか助けになったか知れない。

大山寺の付近の山の紅葉です。

 

 

今日は雲っていて江ノ島は見えません。

 

 

 

 

 

 

いつもの鐘撞きです。

鐘の音で、心が晴れ晴れします。

 

 

 

 

 

 

 

ケ-ブルに向かいます。

 

 

 

 

頂上まで運ぶそうです。

大変ですね。

ありがとうございました。

 

故杉本秀太郎先生の花ごよみ「冬」からシクラメン

リルケの『第一詩集』(1913年刊)から、シクラメンの咲く詩を一篇。

役者は星野慎一。

日はすでに暮れた。森は神秘的だったが、

小牛の群れの足もとに、シクラメンの花が真紅に咲き乱れ、

一樹一樹つばらかに、樅の喬木が残照にてりはえていた。

一陣の風が吹いた――すると 重苦しい靄が流れて来た。

はるばると歩いて来たので きみは疲れはてていた。

僕は、小さい声で、きみのいとしい名を呼んだ。

―――――――

この花の名を聞くと、たちまちにして病院の消毒液の気配がしてきて、

いっこうに心が燃えない。ひどい違いがあるようである。

シクラメンとの縁が薄いのだ。次の短歌二首を詠んだ吉野秀雄とシクラメンの

縁は濃厚だったのに。リルケと吉野秀雄が肩を並べている。

離れてしょんぼり、私は立ち尽す。

 

水やればこまごまふるへ起きなほるシクラメンの花十葉あまり

夕早く戸をさし固めうらやすし灯の真下なるシクラメンの花

 

いずれも歌集『天井凝視』(大正15年刊)所収。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする