チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

朝獲れ生じゃこ丼 じゃこまん

2018年04月14日 03時53分50秒 | 昨日のお昼ご飯

曇、18度、33%

 3日前、羽田に9時前に着いた私はその足で鎌倉を目指しました。鎌倉に行ったのはずいぶん以前のことです。30数年前だと思います。生憎、お天気予報とは違って雨が降っていました。駅から程ない小さな美術館がお目当てです。アジアばかりか白人の観光客がぞろぞろと八幡様を目指しています。古都「鎌倉」です。私が行く美術館灘は観光ルートではありません。参道に抜ける道沿いには、お土産物屋さんや食べ物屋さんが日本ならではの光景です。

 美術館に着いた頃には雨は本降りでした。普通の民家の入り口に辿り着いた私は、長年来たかったこの場所に心が躍りました。小さな記念館的な美術館です。館内から雨の庭を眺めて時間を過ごしました。小一時間もいたでしょうか、出ると曇天ながら雨は上がっています。さて、お次は北上して上野です。そこで考えました、1日の動く距離が半端ない、ならばここでお昼を食べて動かなくては。小さな体で動きますので、お腹ごしらえが肝心です。

 門前前の道を歩きながら気になっていたのが、「じゃこ」という言葉。私がいるところは海に面したはいませんが、少し歩けば相模湾に出るはずです。朝獲れの生のじゃこがのったお丼、これに決まりです。ところがなぜか豚まんならぬ「じゃこまん」という言葉も目につきます。豚肉をじゃこのすり身を置き換えて思い浮かべますが、お味が分かりません。

 まずは、豚まんやさんに入って、「ここでじゃこまん食べてもいいですか?」と訊くと、椅子を勧めてくれました。両手で収まるほどの大きな「じゃこまん」です。 じゃこの姿も形も見えません。魚の匂いがします。いろんなまんじゅうを食べましたが、魚の餡は初めてです。甘さを抑えた皮は美味しいのですが、「じゃこ」を謳い文句にするほどの饅頭ではありませんでした。

 「朝獲れ生じゃこ丼」どの店に行こうかな、人がたくさん入っているお店の暖簾をくぐりました。丼とお味噌汁、お新香付きのセットです。白くじゃこの目が見えています。キラキラと透明なじゃこが真っ白なご飯の上にどっさりです。お醤油を垂らして、薬味の生姜をかき混ぜパクパク。美味しい。見た目よりご飯もたくさん入っています。お丼ですから、あっという間に食べ終わりました。「じゃこまん」と「じゃこ丼」でお腹はいっぱい。これで午後いっぱい動くことができました。

 湘南の海で獲れたじゃこ、お店には「時化の場合は、お出しできません。」と書かれていました。お店の他のお客さんは、じゃこではなくマグロや、いくらのお丼を頼んでいました。「じゃこ丼」に感激した私の次なる夢は、「じゃこ丼」を海の見える、潮の香りのする町で食べることです。

コメント
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