チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

カヌレ

2019年01月31日 04時54分38秒 | 菓子

雨、8度、92%

 見た目が真っ黒な「カヌレ」というフランス菓子を初めて食べたのは随分以前のことです。確かフランスのお土産でした。恐る恐る口に運ぶと、見た目とは裏腹に面白い食感、外のカリカリと中のもっちり、しっかり甘いのに後を引きます。

 フランスボルドーの古いお菓子だそうです。銅の溝がついた型で焼き上げるのだとか、種を流して焼けばいいのなら簡単です。早速、「カヌレ」の菓子型を探しました。銅製、しかもその頃はフランスのものしかありませんでした。つまりとてもお高い「カヌレ型」でした。断念していただき物の「カヌレ」を食べていました。先日、神戸の美味しい「カヌレ」を頂戴しました。帰国以来初の「カヌレ」でした。「やっぱり、美味しい!」再び「カヌレ熱」がむくむく。型を探します。さすが日本です、日本製の銅の「カヌレ型」を見つけました。しかも、フランスのものより小さいサイズまであります。お値段も随分とお安い。早速求めました。

 種を流し込んで焼くだけなのに、うまく焼くには難しそうです。港町ボルドーに集まるというジャマイカのラム、マダガスカルのバニラ、フランスのバターで種を仕込みました。 型に入れて高温で1時間も焼きます。久しぶりに緊張した1時間でした。初めて焼くのですから失敗してもいいのですが、できればうまく焼けて欲しいと、幾度もオーブンを覗き込みました。生地が浮き上がる、焼けても型からうまく型から外れないなどなど、心配します。10個とも見事な色付きでオーブンから出てきました。溝もしっかりついて型からポロリ。 外側カリカリです。いや、本当に緊張しました。「おいしい。」

  こちらが今回の立役者、銅製の「カヌレ型」です。長年の夢だった「カヌレをお家で焼く」です。焼き上がりを口に頬張って、やっと緊張もほぐれました。

 

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ガラスのドーム

2019年01月30日 04時00分08秒 | 身の回りのもの

晴れ、4度、89%

 ガラスのドームが好きで3つ持っています。下に木の受け皿がついたものが2つ、もう一つは足がついた受け皿でしたが香港の高温多湿で傷んでしまいました。3つとも長い船旅で壊れることもなくこの家に到着しました。

  真ん中のドームは20数年使っています。香港の中での引越しにもヒビ一つ入りませんでした。左の二つはチーズを入れるものらしいく、もちろんチーズも入れます、小ぶりのケーキも入れます。右端のは素敵な花屋さんで求めました。もともと植物用です。香港でもこの家でもこのドームには苔を入れています。

 丸い形のドームに持ち手の丸い玉、形も好きですが、ガラスを通して見るとチーズもケーキも苔も実際とは違って見えます。ガラスを通すと光の当たり方が柔らかくなります。昼間の日の光、夜の電灯の光、光を受けて優しくガラスが中のものを包んでくれています。そんな光景が家の中にあるとほんのひととき目を楽しませてくれます。

 そして、このドームの中は小さな小宇宙、ケーキだけの世界、チーズだけの世界、苔だけの世界。ガラスのドームをかぶせると、外界とは遮断された空間ができます。苔たちは急に自分らしく、ケーキやチーズも楽しそうに見えるから不思議です。

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イカと七味唐辛子のスパゲッティ アメリケーヌソース。

2019年01月29日 04時01分01秒 | 昨日のお昼ご飯

晴れ、7度、63%

 私が七味唐辛子を好きなことは幾度も書いて来ました。おかげさまでたくさんの七味唐辛子を頂戴します。辛味ばかりを思い浮かべる七味唐辛子ですが、辛さと同じくらい好きなのがそれぞれの香りです。七味と言われるくらいですからいく種類もの香り豊かな物が混ざっています。お店によって七種類も、配合も違います。山椒の香り高い七味唐辛子も好きなものの一つです。そして初めて「これは!」と驚いた七味唐辛子があります。胡麻と青のりの香り豊かな七味唐辛子です。 富山の吉田というお店の七味唐辛子です。封を切った時から胡麻の香りがします。「大辛」と書かれていますが辛味は差ほどではありません。いつもは真っ白いご飯にふりかけていただきます。とにかく美味しいのです。

 この七味唐辛子とイカをスパゲティに合えました。ソースは年末年始で貯めて置いたエビの殻と頭でとった「アメリケーヌソース」です。 殻をよく炒めて、玉ねぎやニンジンと煮込みソースを作ります。殻の量が少ないのでソースですが、多ければ「ビスク」というスープも作ることができます。エビの殻と味噌の旨みが味わえます。白ワインを使って伸ばすのですが生憎赤しかなくオレンジ色のソースのはずがやや赤に近い色になりました。このソースの中でイカに火を通します。出来たソースと吉田屋の七味唐辛子を茹でたてのスパゲッティに合えます。海老の香りと胡麻の香り、かすかに青のりも香ります。そしていただく前にもう一度この七味をたっぷりと振りかけます。 細めのスパゲッティによく絡まって美味しく感じます。イカはあくまでも火を通し過ぎずに柔らかくソースの甘みとその後からくる七味の辛さがなんとも言えません。

 青のりとたくさんの胡麻の香り豊かなこの七味、もっとみなさんに知ってもらいたいといつも思います。

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ココさんとストーブ

2019年01月28日 04時01分07秒 | ここ

曇、6度、73%

 昨日の朝、雪が降った翌朝です。気温がぐっと下がりました。この冬初めてストーブに火を入れました。暖冬だからストーブを使わなかったのではありません。空調の暖房の方が身体に優しく感じていました。ストーブだとストーブに向き合っている面は暖かですが、背後はなんだかうすら寒く感じます。その上、ココさん一人で留守番させておくときはストーブはもってのほかです。朝から寝るまで空調の暖房はつけたままでした。

 昨年は随分ストーブにお世話になりました。咋早朝、納戸から引っ張り出して来たストーブ、珍しげにココさんがクンクンします。火を付けるために上の筒を開けると興味津々です。古いアラジンですから周りに柵がついていません。「ココさん,熱くて、危ないよ。」と繰り返し言葉をかけました。しばらくして見ると、「あれ?ココさんなんで後ろにいるの?」 危ないよと言われたのは、ストーブの前面です。暖かなストーブのそばにいたい、でも前面は注意されているので避けたのだと思います。昨日一日、ココさん「こちらにおいで。」と言ってもストーブの後方にいました。私の言うことをよく理解するようになりました。

 昼間は気温も上がりました。今朝もそんなにきつい冷え込みではありません。急に怪獣ココゴンに変身して部屋を走り回るココさんです。ココさんがおっとりおばあちゃんになるまでは、やはりストーブは控えめに使うつもりです。

 

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福岡もうっすら雪が。

2019年01月27日 04時00分06秒 | 日々のこと

晴、2度、57%

 前々から昨日の土曜日は雪の予報が出ていました。でも、昨日の朝だって綺麗にお月様が出ていました。風が強いけれど気温もそんなに低くありません。せいぜい雨だわねと思っていました。ところが午前中一度、軽い雪が舞いました。一旦晴れたのに午後からは一時真っ白に吹雪きました。夕方、雪が上がってお散歩に出ました。

  車にも、  新しい庭にもうっすらと雪が積もりました。

 ココさん、モモさんのお古のコートを着ました。歩道は雪でぬかるんでいますが、車道はすっかり雪が溶けています。 昨年はもっと雪が積もりました。ココさん、雪でも物ともしません。足の裏が冷たいだろうと、小走りのお散歩です。

 今朝起きて、窓から覗くと車の雪も溶けています。南に住む人間にはこれぐらいの雪は楽しく感じますが、北国の方の雪へのご苦労を思うと恥ずかしいほどの雪です。今朝も冷え込んでいますが晴れの予報です。寒さを繰り返し、春を待ちます。

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エビフライ

2019年01月26日 06時33分06秒 | 昨日のお昼ご飯

曇、6度、73%

 新聞に拠れば、最近は家庭で揚げ物をほとんどしなくなったそうです。揚げ物は身体に悪いという以外に後片付けの大変さが挙げられていました。でも、揚げ物を食べないわけでなく、買ってきて食べているそうです。鶏の唐揚げなどコンビニでも買うことができます。スーパーやデパートの地下のお惣菜売り場には揚げ物が積み上げられています。買ってくれば楽チン。納得します。

 私は帰国以来、家で揚げ物をしたことがありません。お外の食事でいただきます。一人分の揚げ物を作るにも、三人分の揚げ物を作るにも使う油の量は変わりません。揚げ物を買って来ることもありません。だって揚げ物は揚げたてが一番美味しいに決まっています。ジュルジュルと音を立てている揚げ物は最高です。キスなどの白身の魚、エビやイカは揚げると淡白な味が一層際立って美味しく思います。トンカツやコロッケは油の衣をまとって旨さが増します。

 久しぶりに揚げ物を作ることにしました。冷蔵庫にあるエビです。厚い衣は好きではありません。揚げすぎは禁物です。衣が色づき、ちょっと早いかなで油から上げて、一息、網で落ち着かせて急いで口に運びます。熱々です。身は柔らかく、海老の香りと油の香りが一体、海老の甘味が生き生きと口に広がりました。やっぱり、揚げ物はお家で作るのが一番です。口福。

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マンサクの花

2019年01月25日 04時01分14秒 | 日々のこと

晴、5度、79% 

 この時期、見てみたい花が蝋梅とマンサクです。蝋梅は香港にもありますが香りが薄く感じました。昨年、散歩の途中で蝋梅のあるお家を見つけました。ここ数日、毎日その道がお散歩コースです。ところがマンサクに至ってはご近所に1本もありません。

 先日、田舎道を車で走っていたら無人の花屋さんがありました。通りすがりにちらっとマンサクの花が置いてあるのが見えました。車を路肩に停めて、お財布を片手に無人の花屋さんに戻りました。やっぱりマンサクの花です。ボソボソとした黄色い花です。硬貨を数個、ポストに入れてあるだけのマンサクの花を買いました。何十年ぶりに見たマンサクの花です。車に戻りながら、近くの木々を眺めます。「どこかにマンサクの木があるかしら?」姿はありませんでした。

 ボソボソとした黄色い糸を開いたようなマンサクの花、地味な花です。香りがあるわけでもありません。昨日、繁華街の洒落た花屋さんにもマンサクの花が売られているのを見ました。立派な整ったマンサクの花でした。お値段も私が求めたものの倍はします。家に帰り、座敷に活けたマンサクの花を見ました。枝先にはまだ蕾がついています。枝ぶりも花のようにあっち向こっち向、野趣味のあるマンサクです。

 香港では枝ものが花市にもほとんど出ませんでした。切り花ばかりでした。枝ものを活けることが出来る、これも帰国の楽しみの一つでした。もうしばらくすると庭の梅を手折ることが出来ます。沈丁花の花も一つ二つと開き始めています。

 蝋梅、マンサクと花の訪れが始まりました。あの無人の花屋さん、またいつか行ってみたいと思います。

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ココさんの変な座り方

2019年01月24日 04時01分02秒 | ここ

晴、7度、64%

 パグにはパグの飼い主たちが「パグ座り」と呼んでいるちょっとだらけた座り方があります。 個人差があって「パグ座り」もみんな様々です。この座り方だって変なのにココさんはもう少し先ゆく変な座り方をします。前足を上げてスッと立ち上がったような座り方です。 幾度かこのブログでも紹介しました。後ろの家具にもたれています。ところが背もたれ無しでもこの「変な座り」をするココさんです。背もたれ無しで「変な座り」をした時、写真に収めようと思うのですが生憎手元にスマホがありません。そこで、私が立ち上がるとココさんはついて来るので、背もたれなしの写真はないままでした。昨日の朝、写真に収めることができました。 横から見てもはっきり背もたれ無しなのがわかります。

 初めてこの「変な座り」を見たのは1年半ほど前、ココさん1歳になった頃です。びっくりしました。たまたまだろうと思っていたら、忘れた頃に「変な座り」をします。ところが最近は日に数回「変な座り」をご披露してくれます。何がきっかけで「変な座り」をするのか未だわかりません。気の向くままだと思います。数分間、この状態を保ちます。

 1歳を過ぎると成犬です。体ができた頃から始まった「変な座り」はココさんの体型のおかげです。お尻が安定しています。このお尻あってこその「変な座り」です。最近気付いたのですが、この「変な座り」中は表情がぼーっとしています。「ココさん、可愛いね。」と話しかけてもぼーっと。集中しているのか瞑想の境地にいるのか、ぼーっと。

 一昨日、昨日と続けてこの「変な座り」をインスタに載せました。みなさん笑ってくださったようです。心がちょっと重い時、このココさんの「変な座り」を見て声を上げて笑ってくださったら、ココさんも私も幸いです。あっ、今また私の横で「変な座り」を。

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プレミアム味覇を使ってみた。

2019年01月23日 04時00分48秒 | 昨日のお昼ご飯

晴、9度、67%

 福岡の繁華街を通る時は、地下街で移動します。寒さ、信号を避けるためです。この地下街3つのデパートの地下に繋がっています。あるデパートのお魚売り場はデパ地下にしてはお魚が貧弱で皆さんご存知なのか人が少ない売り場です。ですからその魚売り場を通ります。スムーズに歩けます。先日、ケースの中に「イカゲソ」を発見、目敏いです。大きな「イカゲソ」がたくさん入ってお安い、引き返してレジに並びました。「イカゲソ」は野菜炒めやちゃんぽんに使います。帰る道すがら、家の冷蔵庫の中身を考えます。「ちゃんぽんにしよう!」買ってまだ開けていない「プレミアム味覇」もあります。

 中華風万能調味料「味覇」に出会ったのは30年以上前の横浜の中華街です。半練りの調味料などまだ珍しく、味が好みに合いました。以来常備しています。そう言っても頻繁に出番があるわけではありません。嬉しいことにここ数年は香港でも日系のスーパーで売られていました。それ以前は日本から持ち帰っていた調味料の一つです。帰国して買った「味覇」はチュービ入りでした。今までの物とはどこか違うと感じるほどに塩気が強く思いました。やっと使いあげて買い置いたのが「プレミアム味覇」です。鶏や豚のエキスが今までのものより多いと書かれています。

 私のちゃんぽんは豚肉と「イカゲソ」とキャベツがあれば満足です。早速デパ地下の「イカゲソ」を使ってちゃんぽんを作りました。「プレミアム味覇」使用する量はごく少量ですが、スープの味見をすると確かにお味が濃く旨味を感じます。 身の厚い「イカゲソ」は柔らかく、京人参が彩りを添えてくれました。豚肉の脂身がもう少し多ければ最高のちゃんぽんになったはずです。

 半練りの中華万能調味料は他にも出ているのを見ます。この「プレミアム味覇」はお勧めです。量がありますが冷蔵庫で長期保存可能です。横浜の中華街で初めて買った「味覇」ですが、実は神戸の中華街出身の物だと知ったのは最近のことでした。本場の中国でも半練りタイプのスープの元はありません。日本ならではの調味料です。

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クロワッサン

2019年01月22日 04時00分14秒 | パン

晴、6度、72%

 3年ぶりぐらいにクロワッサンを焼きました。大きな引越しをしました。引越しの準備を始めた頃から、生活が大雑把になっていました。精神的にも生活よりも目先の仕事を片付けなくてはなりませんでした。引越しが終わっても、30年もいなかった日本に馴染むまでには時間がかかります。クロワッサンを焼いたことは少し私の心に余裕ができたことかもしれません。

  香港から持ち帰った大理石の板をこの家で出すのは初めてです。香港の湾仔には大理石専門の店がいくつかあります。自分に使い良いサイズで切り出してもらいました。20数年、折込みパイやクロワッサンを作るときの相棒です。今の家のキッチンにあるアイランドの天板を主人は大理石にしたかったようです。香港とは違い寒い冬がある日本で大理石の冷たさを考えると木の天板にしてよかったと思います。

 一晩生地を寝かせて、形を作ります。三日月型にしようか?まっすぐにしようか?いつも迷います。フランスではマーガリンで作ったクロワッサンが三日月型だそうです。ならば真っ直ぐなクロワッサンにしてみました。久々ですからうまくできるか心配です。オーブンの中をココさんとのぞいていると、層が膨らみ始めました。家中にバターの香りが流れます。小さくてコロンと重かったクロワッサンが膨らんでふわっと軽く焼きあがりました。

 もちろん今朝のごはんはココさんも私もクロワッサンです。

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