チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

志の輔さんに会いに 「志の輔らくご」

2023年01月31日 | 日々のこと

晴、1度、68%

 立川志の輔さんが落語家だと知ったのは2、3年前のことです。長いこと日本にいませんでしたの、芸能人のことはあまりわかりません。志の輔さんが出てくる「ためしてガッテン」をよく見ました。小柄だけど話のキレがよくてスーツ姿がお似合いのおじさんと司会者の「志の輔」さんを思っていました。毎週木曜日、「志の輔」さんを見るためにテレビをつけます。

 「志の輔」さんが噺家さんだと知って、福岡公演のチケットを買おうとしますがいつもすぐに売り切れです。「志の輔」さんがパルコ劇場でお正月ひと月公演を続けていることを知りました。こちらもすでに売り切れていましたが、応募枠があって応募に当たったと知らせが来たのが、今月25日でした。公演は29日です。慌てて、飛行機の手配をしました。

 応募枠ですので最後列、ただしど真ん中の席でした。つまり小さく見える「志の輔」さんの真ん前です。寄席とは違い大きめのホールでの落語ってどんなものかと興味もあります。舞台に高座が作られて、まるで舞台装置です。

 子供の頃は「落語」は身近にありました。「笑点」は毎週日曜日の定番番組、寄席の中継もよくテレビで流れていました。「噺家」の話ぶり、間の置き方、聴衆との一体感、子供心に記憶しています。

 ひと月の間、数日のお休みを挟んで毎日公演があります。さぞお疲れではと「志の輔」さんの登場を待ちました。落語を聞きに来たというより「志の輔」さんに会いに来たのです。話しは3部構成、合間幕間に戻ります。春らしい萌黄の着物姿、「志の輔」さんの着物姿は初めてです。2つ目の噺は舞台が能舞台に変わり、能役者との二人芝居まで見せてくれました。大きな舞台だからできる余興です。暗転の後、高座が能舞台に変身、驚きますよね。

 大変ご苦労なさって「噺家」になったと読んだことがあります。会社員もなさったとか、だからスーツが似合うのねとガッテン!小気味好い噺も好きですが、何と言っても人柄がにじみ出ている「志の輔」さんが好きです。 

 こんな贅沢を主人は許してくれました。「行っておいで。」主人が香港に帰った翌日に俄かに決まった「志の輔らくご」でした。「志の輔」さんを見れて、大満足の私です。

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ココ一泊のお泊まり

2023年01月30日 | ここ
晴、0度、70%

 ココ、昨晩は動物病院にお泊まりでした。私の上京が数日前に決まって、急なお泊まりです。一昨日、ココの持っていくドックフードの用意をしていると、その匂いですでにわかっていたと思います。家では食べれないドックフードが大好きです。ドライフードと缶詰のお肉。

 朝、病院の開く時間に合わせて連れて行きました。診察の犬たちがすでにいます。「ココちゃん、元気ですよね?」といつものように聞かれます。手綱を看護婦さんに渡しました。ココ、行きたがらず一旦座りました。その時の写真です。
でもすぐに気分が変わるココ、看護婦さんの後を追ってスタスタと奥に入りました。
 今日の午後にはお迎えです。この病院では診療時間外は預かっている犬猫、小動物たちがフロアーを歩き回っています。

 モモが時間外診療を受けた時、その光景を幾度も見ました。なんともおおらかな病院です。いつもならすでに起きてるココ、きっとまだ夢の中でしょう。待ってて下さいね。


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交番にふた月遅れの被害報告に行きました。

2023年01月29日 | 日々のこと

曇、1度、62%

 昨年の11月の終わり頃だったと思います。東京にいる息子から電話がありました。「かあさん、玄関前の監視カメラが作動してないよ。」4台ある監視カメラの同時映像は香港の主人も東京の息子も見ることができます。録画されたものはこの家だけに保管されています。電話を切って、玄関を出て見ると、監視カメラの位置がずれて中の赤いランプが消えています。急ぎ、設置してくれたセキュリティー会社に連絡しました。

 その数日後、車を運転中、左サイドミラーが急に外れました。その足でディーラーに駆け込んで直してもらいました。ディーラーの方は外部から強い力で押されなければこんな現象は起こらないと言います。その数日後、車の掃除をしていると、バックサインの外部がひび割れてこぼれ落ちました。私の車は塀のない表の道に面した玄関脇に停めています。そこで初めて、監視カメラの故障と車の不具合の関連を思います。家の監視カメラの録画を回しますが、その当時の映像が見つかりません。

 セキュリティー会社の人が修理に来てくれました。10年は余程の気象現象にも耐える作りだそうですが、まだ5年です。やはり外部からの衝撃、圧力がかかって壊されたのではと言われます。年末で監視カメラが新しくなったのは12月の半ばでした。その直後3年ぶりに主人が帰国して来て、警察への報告をすっかり怠っていました。

 香港に戻る主人が不用心を心配して近くの交番に被害報告に行きましたが、近くの交番は我が家の管轄ではありません。ちょっと遠い方の交番まで昨日私が出向きました。応対の警官から「物が壊れた状態の時、被害届に来てください。そうすれば犯人捜索をします。」と言われました。

 国道からすぐの我が家の監視カメラは今まで幾度も警察の方が捜査のために録画を見せてくださいと訪ねてみえました。監視カメラの映像は犯罪捜査に役に立つことは承知です。交番の警官の方に見回り強化をお願いして来ました。

 母が住んでいた頃までは高い塀で表の道から家の中は全くみえない状態でした。それではかえって不用心と主人が塀を全部取り払いました。表の道に面した台所で私が立働く様子は、国道を通るバスからも道を歩く人からも丸見えです。当初は居心地が悪かったのですが、慣れてしまって気にならなくなりました。監視カメラだけでなく、戸締りには人一倍気遣います。身の安全はまずは私からと改めて感じています。

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椿

2023年01月28日 | 

曇、2度、64%

 花は草の花も木の花も好きです。帰国する前からこの花を植えよう、あの木を植えようと色々思い巡らしました。子供の頃からこの家の庭は花が少ない庭でした。帰国してそろそろ6年になります。苗木で植えた木も大きくなりました。毎年の庭仕事のルーティーンも少しずつ要領がつかめてきました。

 秋口から庭の花が少なくなります。真冬にはいくつかの花が咲くだけです。冬の庭を彩ってくれる花は目を楽しませてくれるだけでなく元気もくれます。帰国後、とても好きになった花が「椿」です。香港には「山茶花」はありましたが「椿」はなかったと記憶しています。「椿」熱が起こったのは、おそらく若い友人の影響です。「椿」だけの花展の写真を毎年送ってくれます。その一つ一つの「椿」の表情に魅せられました。

 「玉有明」という紅白の椿を植えました。 大きな丸い実をつけて、その種から小さな苗木が芽生えています。その後、4本もの「椿」を座敷に面した和風の庭に植えました。まださほど大きくはありません。紅白それぞれ2本ずつです。か細い枝に蕾がたくさんついています、時間をかけてまん丸く膨らんだかと思うと花開きます。 雪の中、色づき始めた「沈丁花」「ミツマタ」その横で「椿」が花を咲かせています。中国原産と言いますが、シャネルのマークも「椿」、資生堂のマークも「椿」です。薔薇とは違った華やかさです。

 少し季節はずれに咲く「夏椿」があることを知りました。文様としても古くから使われる「椿」です。うっすらと雪化粧をした「椿」は格別の美しさを感じます。朝、雨戸を開けての楽しみは「椿」を見ることです。

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豚まん

2023年01月27日 | 昨日のお昼ご飯

雨、3度、80%

 3年ぶりに日本に帰国できた主人、春節が開けた香港で昨日は仕事始めでした。昨年12月なかば、キャセイパシフィックが福岡路線を再開するその1号機に乗って戻ってきました。帰る前には香港から買って帰るものを聞いてきてくれます。そして、ご自分が食べたいもの、私が作る食べ物を列記してきました。確か筆頭に書かれていたのが「豚まん」でした。

 そこで帰国後すぐのお昼ご飯に出しました。そして香港に戻る直前のお昼も「豚まん」でした。私たちが子供の頃の福岡には冬になると「豚まん」の湯気が上がる店があちこちにありました。今では「コンビニ豚まん」です。中国大陸に行くと、夏でも冬でも早朝から「豚まん」などの「饅頭」を売る店から湯気が上がっています。日本の「豚まん」より大きくて種類も豊富です。たくさん美味しい「饅頭」を食べてきたのに私が作る「豚まん」を食べたいと言ってくれました。

 主人が香港に帰る便は午後4時過ぎに福岡国際空港を経ちます。春節の期間中です。韓国からの旅行客も増えてきています。お昼を食べたら空港に向かうと言いました。朝からうんと寒くて雪の予報が出ています。「豚まん」を食べた後、庭を見ると雪が真っ白に舞い始めていました。国際線は高度が国内線より高いので、よほどの悪天候でなければ欠航しません。40分の遅延で香港に向けて飛び立ちました。

 このひと月ちょっと、私は食べ物に追われた毎日でした。家で仕事をしているので気も使います。正直、やれやれ戻ってくれたと一息ついています。コロナの当初、自宅待機が出て以来、在宅で仕事をする人が増えています。改めてご家族の大変さが身に沁みました。

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大きなサザエ、大きなトコブシそしてズワイガニ

2023年01月26日 | お夕飯

曇、0度、70%

 3年ぶりに帰国した主人、約ひと月ちょっと日本にいました。家にいる時は仕事をしています。ずっと家にいます。三度のご飯、お茶出しが私の仕事です。3年ぶりの日本ですから、この季節らしい美味しいものを食べてもらいたいと思います。クリスマスもありました。息子家族と一緒に過ごした新年もありました。一年中で食べることがクライマックスな季節です。

 香港に帰る日が近づくと、主人の言葉の端や結婚44年の私の感から食べたいだろうというものを探ります。私は帰国して5年になったので、この時期どこに行けば欲しい魚介類が手に入るかわかるようになりました。と言っても、貝類は朝早くしか店頭に並びません。買い出しも私の大事な仕事です。

 氷の上に大きな「サザエ」を見つけた時は大喜び。 じっくりと蒸し焼きにしました。大きいので貝から出すのも容易です。おしっぽの緑の内臓がほろ苦く、底に溜まった「サザエ」のスープとお醤油の味がひとしおです。

 次に探したのは「アワビ」でした。「アワビ」はお正月前にデパ地下で見たきりです。魚屋の店先に「あっ、アワビだ」と駆け寄ると、「アワビ」と書かれていますが「トコブシ」でした。知らない方は「アワビ」だと思って買って行くと思います。それほど大きな「トコブシ」です。仕方ない、「トコブシ」で我慢してもらいます。小さければ「トコブシ」ステーキにするところですがめっぽう大きいので「アワビ」同様、酒蒸ししました。この大きさだと2時間蒸し続けます。食卓に出して、火の通りを確認したくてすぐに食べてしまいました。だから、残りの殻の写真しかありません。 「アワビ」並みの大きさの「トコブシ」です。

 最後の日のお夕飯、「ズワイガニ」のボイルでした。主人が帰国する前から所望の品々も並びます。ひじきや高野豆腐、野菜炒めなど簡単な品ですが私の作ったものを食べたいと言ってくれるのはありがたいことです。

 ひと月、主人と三食共にしました。季節柄お鍋やおかゆやお雑炊も作りました。友人からいただいたお餅やお野菜も大活躍しました。食材の調達、調理、どれも私には楽しいことです。

 春節ど真ん中の香港に雪の中飛び立ちました。昨日送られてくる香港の写真、私は懐かしさがこみ上げてきます。元気に仕事をしてくれることに感謝しています。それにしてもたくさん食べたなあ。

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お鮨屋さんでお刺身三昧

2023年01月25日 | お外の食事

曇、マイナス2度、70%

 お夕飯に行きつけのお鮨屋さんへ行きました。お鮨を食べるためでなく、お刺身を食べるためです。いつ頃からか主人と私はお鮨屋さんへお刺身を食べに行くようになりました。お刺身ばかりです。早めに予約しないと満席で断られるお鮨屋さん、必ずカウンター席をお願いします。

  鯛のお刺身。薄造りでなく噛み締めると甘さと脂がじんわりと感じられる美味しさ。主人はイカを頼みました。 こちらも厚切り、ねっとりしたイカの甘さは独特です。ゲソは軽く炙って出て来ました。

 光り物が好きな我が家です。鯖のお刺身、 美味しかったのですが「この薄さではねぇ」というのが感想です。あと一息厚目が美味しい。

  ヒラメです。白身から赤身へというのが常套ですが、時には途中に白身のお魚を挟みます。冬のお刺身は身のしまり、脂の乗りが違います。紅葉下ろしでいただきました。 シマアジのお刺身です。美味しさで私は頬が緩みっぱなしです。 真薯です。揚げ物に野菜のあんかけ、そろそろお腹も膨らんで来ました。主人は日本酒、私はワインのグラスが進みます。 タイラギは韓国からのものでしたが、甘み、旨み共に最高。

 私はマグロならトロが好きです。それをご存知の主人、二貫頼みました。 ところがこの私お腹はいっぱい、夜、脂の強いものをいただくと最近、お腹が痛くなります。一口かじっておしまい。主人はいつもの穴子で締めました。

 カウンターの一番奥、いつもの板さんと夏に来た孫娘の要望に応えてくださったことへのお礼やらお魚の話で長居してしまいました。しばらくお刺身は我慢です。贅沢させていただきました。

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主人、3年ぶりの母との面会でした。

2023年01月24日 | 義母とのこと

雨、7度、68%

 主人が3年ぶりに帰国した先月、一番に義母との面会を申し込みました。ところが施設入居者のコロナ感染で面会は見合わされました。感染者がその後も増えて、年が明けても面会再開とはなりませんでした。主人は半ば、義母と会うことを断念していました。再開すればすぐに連絡をくださると約束していたので、私も連絡を待ちました。一昨日、思い切って施設に電話を入れました。主人の香港への戻る日が迫っています。

 面会は再開されており、どうやら連絡をお忘れになったようです。早速申し込みました。昨日、主人は母と3年ぶりに会うことが叶いました。主人には姉がいます。ところが姉はほとんで義母を見舞うことすらしません。義母はどんなに息子である主人に会いたがっていたか、言葉にはしませんが一番接することの多い私にはそのことがわかります。

 コロナの検査なく健康チェックだけで入館できました。ロビーにはすでに義母が待機していました。施設の方のご配慮です。年末からの義歯の不具合で柔らかいものしか食べれません。お土産はおみかんとバナナだけ。

 どれほど義母と主人が喜んだかはご想像通りです。職員の方たちもみなさん集まって来て「チヤ子さん、よかったね。」と写真を撮ってくださいました。行く前からこの面会は二人だけにするつもりで行きました。主人を送り届けるのが私の役目です。義母の自室で二人だけで短い時間ですが過ごすことができました。義母も心から喜んでくれたと思います。主人も心残りなく、香港に戻ることができます。

 ロビーでの写真です。 3人とも涙顔。

 私も10年前、私の母を施設に訪ね、別れて香港に戻る時、いつも思いました。「これが最後かもしれない。」きっと主人も同じ思いを残して施設を出て来たと思います。義母、まだまだ元気です。昨日、歯科医と話をして新しい義歯を作ることにしました。長生きしてほしいと思います。「元気でいてくれて、ありがとう。お母さん。」

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手土産の和菓子

2023年01月23日 | 菓子

雨、4度、90%

 主人の上京は仕事が目的でしたが、昨年お亡くなりになったお世話になった方の仏前に参ることが第一義でした。帰国ままならず、葬儀には参列できませんでした。手土産を整えなくてはなりません。先日、主人が散歩の途中で立ち寄った和菓子屋、「うめ最中」を買った店の品はどうかと他のお菓子のお味見を私に言いつけられました。

 福岡に因んだ菓子の名前がついています。志賀の島で見つかった「金印」に名を取った焼き菓子、 表には「金印」の文字が浮き出ています。白餡、黄身餡の優しい味に焼き菓子独特の香ばしさを感じます。

 「谷風」、春風の意味だそうです。この菓子屋のある辺りにはケヤキの並木があります。並木に吹く春風のイメージ、 柔らかな求肥の皮の中には、あっと驚く香りが飛び出して来ました。「シナモン」です。この香りにつられた私は写真を撮るのを忘れて食べてしまいました。 齧りかけで失礼します。「シナモン」の香りが風を思わせるのか、粋なお菓子でした。

 「胡桃」と名付けられた端正なお菓子、外は落雁のようですが砂糖が多いのか口の中ですっと溶けます。 白餡に胡桃が刻まれています。大きめに刻まれた「胡桃」の歯ざわりが落雁のような生地に面白い取り合わせです。ただ非常に甘くて、半分は翌日食べました。

 この3種類に先日の「うめ最中」を加えた詰め合わせを作ってもらいました。仏前にと伝えると、グレーの水引で落ち着いた包装をしてくれました。

 生菓子もあるようですが、創作和菓子の姿、お味に手にと取る人を喜ばせてくれると思います。

 手土産にはいつも頭を痛めます。常套の品なら「虎屋のお羊羹」が無難かとおも思うのですが、新しい発見も兼ねていくつかの店の菓子を頭の隅に入れておきます。お味見役の私も楽しみな手土産選びです。

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お家でインドカレー

2023年01月22日 | お夕飯

晴、4度、72%

 3年ぶりに帰国した主人、帰国前から作って欲しい幾つか料理を知らせて来ていました。その中の一つが私が作る「インドカレー」です。

 市販の日本のカレールーを使わずに「インドカレー」を家で作るようになって40年近くになります。今、日本でいうところの「スパイスカレー」です。ホールやパウダーの香辛料を使い分けて作ります。最初は手探りで作り始めた「インドカレー」です。インドには4回ほど行きました。本場のカレーの美味しさは言うまでもありません。いつも滞在中は三食「インドカレー」です。カレーは辛いはどこの国のカレーもそうですが、「インドカレー」は香り、辛さに奥行きがあります。辛さは調節できます。問題はスパイスの持つ香りをどこまで引き出せるかではないかと感じます。

 メインは「チキンカレー」です。 チキンのみのシンプルカレーは私の定番、主人に頼んで持ち帰ってもらった使い慣れた「チキンマサラ」を最後に振り入れます。 日本では手に入りにくい、半割りの緑豆も主人の香港からの土産です。豆質は小豆に似ていますが、癖がなくインドの豆のスープでよく使われる素材です。優しい甘みを持つ「スリプトビーン」を香辛料で煮上げました。「プラオラオス」は「バスマティライス」を使いました。 「バスマティライス」はインド米の中では高級品、細く長いお腹にもたれないお米です。インドでも普段はロングライスを茹でて食べるのだそうですが、ご馳走ライスは「プラオライス」や「ブリアニ」など具沢山になります。パンは「チャパティ」、全粒粉を使い焼きました。インドではパンとライス両方が出てくることがしばしばです。

 香港では日本よりよりインドに近い「インド料理」を食べることができます。小さなストールのような店でもインド人が作るカレーは美味しい。日本の「インドカレー」は日本人向きに作られていて残念です。

 久しぶりの私の「インドカレー」、辛さは控えました。ただ口に入れた時は感じない香りと辛さは喉を落ちる頃に感じます。引き出しいっぱいの香辛料、スパイス、マサラは私の宝物です。

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