チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

カーテンを洗う

2019年11月30日 04時00分10秒 | 日々のこと

晴、6度、70% 

 最近のカーテンは化繊が入っていて日焼けにも丈夫になっています。洗濯機で洗って脱水してそのままカーテンレールに戻して吊るしているだけですぐに乾きます。カーテンの周りの空気がなんとなく重いなあと思うと洗います。

 日差しもある夏のうちはさほど気にならないカーテン周りの空気の重さが、寒くなると感じるのはなぜでしょう。小さい子がいるわけでもないので目立った汚れはありません。タバコを吸う人もたまにしか戻って来ませんのでヤニ臭さや黄ばみもありません。乾燥した天気が続くというのでカーテンを洗いました。

 この麻のカーテンは脱水後にすぐにアイロンをかけて吊るしておきます。化繊より乾くまで時間がかかります。カーテン周りの空気が軽くなりました。外を行く人も家にいる人もカーテンが洗濯されたなんて誰も知りません。知ってるのは私だけ。

 カーテン周り、窓周りの空気が軽くなると、私の心も外に向けて軽くなります。洗ったカーテンを見て自然に微笑んでしまいます。私一人だけの小さな楽しみです。

 

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ワイングラス

2019年11月29日 04時00分16秒 | 身の回りのもの

晴れ、7度、69%

 夏は白ワイン、寒くなると赤ワイン。この10年近くこのパターンです。人とご一緒でない限り家族内では他のお酒をいただきません。お酒の量は減って来ました。毎日いただきますから、大したワインではありません。それでもグラスを変えるとワインの味、香りが俄然変わって来ます。

 先日、主人と岸田劉生展に行きました。その帰り、まだ日もある内からワインを一杯飲みました。「エノテカ」というワインショップの一角にハイチェアとカウンターがあり軽いおつまみとワインがいただけます。ワインの角打ちです。主人が白、私は赤を注文しました。若い女性の店員さんがサーブしてくれます。白を頼んだ主人の前には胴膨らみのやや大きめなグラス、赤の私の前にはほっそりしたグラスが置かれました。主人も私も「間違いかな?」と思ったのですが注がれたのは主人が白、私が赤でした。若い女性の方なのでグラスを取り違えてかと訝しく思います。主人が「どうして白にこのグラスなの?」と尋ねてくれました。若いお店の方、的確に即座に香りの広がり方を説明してくれました。白ワインでも胴張りのグラスを使うことで香り最初に舌に乗る酸味を加減してくれるのだそうです。ワインを熟知して楽しむとこういう域にまで達するのでしょう。

 家にはワイングラスは人数分の用意があります。種類は少ないのですがいくつか持っています。 グラスの値段ではなく形状はワインの味を変えてくれます。お安いワイン専門の私にとってはグラス様です。それでもバーベキューなどの野外でのご飯の時は普通のコップで飲むことも、それはそれなりに雰囲気が醸し出すいい味に変わります。

 ワインだけではなくお酒全般にデリケートな味を楽しむには器の力が発揮されるように思います。ぐい飲みだって深いもの浅いものきっとお酒の味が違うはずです。ワインが飲めるうちはこのグラスでの味の違いも楽しみの一つです。

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赤いガーベラ

2019年11月28日 03時26分01秒 | 義母とのこと

雨、12度、90%

 先週、義母を美容院に連れて行きました。パーマとカラーをするためです。施設から一歩出るとお天気も良く、車の窓から垣根に咲く山茶花が見えます。1年近くも入院していた義母にはまさに自由な時間だったと思います。美容院の帰り、自宅に寄って服をたくさん持ち帰りました。日暮れが早くなっています。施設のお夕飯に間に合うように連れ帰りました。

 それから3日ほど施設に出かけずにいました。施設に本当に馴染むまでは頻繁に連れ出さないほうがいいと教えられたからです。里心がつくとも言われました。どのアドバイスも納得します。施設に出向かなくても、冷蔵庫の食べ物が気になります。洗濯物は今回は業者にお願いしています。「ちゃんと戻って来てるかしら?」でもわざと電話もしませんでした。 

 義母の家、つまり主人の実家は今は住む人がいません。時折、義母のお使いで行く折に雨戸を開けてルンバを回します。入所が決まった時に庭には赤いガーベラが一輪咲いていました。施設の部屋を義母を迎える準備の最後にその一輪を切って持って行きました。長く咲いてくれました。美容院から送った義母の部屋のガーベラはすでに黒ずんでいました。

 数日ぶりに義母を訪れます。「そうだ、庭の椿が膨らみ始めてた。」と主人の実家に向かいました。でも椿の蕾はまだ硬いまま、何にもない庭です。ぐるっと見回すと、先日より小さなガーベラが咲いていました。背も低く、花もふた回り小さなガーベラです。用意して行った花鋏でチョキン。

 義母の部屋は3階です。エレベーターのドアが開くとなんとそこに義母が立っていました。お茶の魔法瓶を食堂に忘れたそうです。義母の落ち着いた顔を見てホッと安心します。義母は私に手にある一本のガーベラを見て「また咲いてた?」ガーベラを植えた覚えはないそうです。

 ガーベラを花瓶に挿して、手早く必要なものはないか確認して、冷蔵庫のドアは開けずに帰って来ました。冷蔵庫のドアを開けるのには勇気がいります。実の親ならさっさと開けて賞味期限が切れたものは捨てることができるでしょうに。

 長居をせずに「また来るね。」とドアを閉める時、真っ白な壁の部屋に赤いガーベラが笑っているように見えました。

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マンゴスティンの石鹸

2019年11月27日 04時01分03秒 | 身の回りのもの

曇、14度、75%

 マンゴスティンという果物があります。日本ではドリアンより知られていない果物のように思います。タイなど南アジアの果物で「果物の女王」と呼ばれることもあります。 小豆色の硬い皮の下は真っ白な果汁たっぷりな実があります。直径3センチから4センチ。爽やかですが十分な甘味を含んだこの白い実は食べ始めるとその手を止められません。皮むくので爪はすぐに赤く染まります。

 タイは農業国です。そして随分早くから有機栽培や植物由来の石鹸などを作っていました。ハーブの石鹸は数たくさんあります。中には日本人には匂いが強いと思われるイランイランの石鹸などもありますが、おしなべて肌に優しい物が多いと思います。ウォッシュフォームよりウォッシュバーと呼ばれる石鹸が好きです。しかも一つの石鹸で顔も体も洗います。

 タイのお土産でいただいた「マンゴスティンの石鹸」です。 薄紙に包まれて石鹸そのもの色も硬い皮の赤を薄くしたような優しい色です。小さなつぶつぶは硬い皮を粉状にしたもの、スクラブと呼ぶにはザラザラしていません。ほとんどない香りですが、「マンゴスティン」を実際に知る人には微かな匂いが泡立ちとともに鼻をくすぐると思います。

 この手の植物由来の石鹸は使用後すっきり、さっぱり、キュキュとした感触にはなりません。皮脂を落とさずに洗い上げます。若い頃と違い皮脂も少なくなりました。寒い冬には体も乾燥します。こんな優しい石鹸が顔も体も守ってくれるように思います。

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北の海産物をいただきました。

2019年11月26日 04時00分25秒 | 日々のこと

曇、13度、75%

 北の海産物をいただきました。福岡育ちの私です。福岡はお魚の美味しい街です。なのに私が好きなお魚は北のお魚ばかりです。「ホッケの開き」の大きいものを見れば飛びついて求めます。分厚き鮭の切り身を見るとブリよりも手が出ます。

 買い求めた海産物をご自身の手で荷造りした箱が冷凍便で届きました。お手紙も添えられています。私の不調を気遣って、「食べて元気になってださい。」と書かれていました。どんな体調不良でも食欲だけは落ちません。

 「ホッケの開き」、北海道展で買うものよりはるかに大きく身が厚い。「銀鮭の切り身」、「八角」??お魚の干物です。早速調べて見ると面白い姿のお魚が出て来ました。脂がのった珍味だそうです。そして、「ほたてまん」 ホタテのまんじゅうです。これも初物、よく袋を見れば「マルセイバターサンド」で有名な六花亭の季節限定の商品です。六花亭は北海道の大企業、美術館だって持っています。最近はお菓子以外にも色々なものを作っているようです。そういえば先日、六花亭の「ぶどう」をいただきました。自家農園だそうです。広い北海道の土地ならではのことです。この「ほたてまん」一つだけ今日の朝ごはんにするつもりです。

 こんな頂き物が届く度に主人が戻って来ます。一人っ子の私は小さい頃から好きな食べもんは全独り占めの習慣がありました。60歳を過ぎた今でもできたらこの箱全部一人で食べてしまいたい、でも、お仕事をしてたまに帰ってくる主人にも分けてあげないとと思います。「あなた、ホッケを半分どうぞ。」なんてね。

 食べ物は幸せを運んで来てくれます。身体だけではなく心も元気にしてくれます。ありがとう。

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ボストンタマシダ ポトス

2019年11月25日 04時00分03秒 | 庭仕事

晴、17度、85%

 香港ではベランダもないアパート暮らしを30年しました。ベランダはないのですがどの家も広い出窓が付いていました。高層のマンションです。空は見えますが木々の緑は見えません。30年の間、家の中には観葉植物や熱帯の果物の種から芽吹いたものを置きました。一番長い付き合いなのがボストンタマシダです。30数年、私と一緒です。

 流石の私も根っこの付いた苗を引っ越しの荷物に入れるのは憚られました。残る主人の元に置いて帰国しました。そのボストンタマシダとポトスを根気よく少しずつ日本に持ち帰ってくれたのは主人です。子株に分けています、根付きのいい時期を外すこともありました。この夏しっかりと根付いてくれて見る間に大きくなりました。やはり私と相性のいいボストンタマシダとポトスです。

 寒くなりました。もともと観葉植物、庭で育てていたものを家の中に取り込みました。家に入れて再びその大きさに驚きます。香港では日の当たる窓辺や洗面所に置いていました。外で思い切りお日様を浴びて緑の濃さも見事です。さてどこに置こうか?悩みます。

 ボストンタマシダは座敷の縁側、嵌め殺しの一枚窓の前に大きな火鉢と並べて置きました。それにしても大きい。香港時代はスタンドに乗せるか、天井から吊るしていました。スタンドの脇のベットではこのボストンタマシダの葉陰でモモさんが昼寝をしていました。古くからの友人は私の家にこのシダがぶら下がっていたことを覚えていてくれました。

 ポトスは切っても切っても長いランナーを伸ばしています。そこで、一番暖かな2階の窓辺に吊るしてみました。 

 この家はどの窓からも緑を眺めることができます。家の中に緑は要らないと思っていましたが、やはり緑のある部屋は空気感が違います。

 こうして、タマシダもポトスも香港育ちの親株を引き続いて行くことができました。古い日本家屋です。寒さも半端ありません。少し痩せるかもしれないけれど、来春まで家の中に緑を与えてくださいね。

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マドモワゼルココ

2019年11月24日 04時00分01秒 | ここ

曇、15度、89%

 シャネルのフレグランスに「マドモワゼルココ」というシリーズがあります。 頂き物のコロンです。嫌いな香りではないのですが私にはちょっときついので、夜休む時にほんの少しだけ付けて休みます。この「マドモワゼルココ」のボディクリームをいただきました。 寒さ到来、身体の皮膚も乾燥します。そこでボディイクリームを使い始めました。香りはもちろん「マドモワゼルココ」です。お風呂上がりに少し塗るだけなのですが、身体が暖かなせいか香りの立ち方が強く感じます。パジャマの襟口から匂いが上がってくるほどです。それもほんの10分ほどのこと、もともと私は匂いが残りにくい体質のようです。 

 寒くなると、我が家のココさん私にへばりついて寝ています。もちろん一緒のお布団の中です。朝の散歩の時ハーネスを付けようと側に寄ると「あら、ココさん、マドモワゼルココが匂うよ!」私がココの身体をクンクン。全身から匂います。移り香です。ココさんのお風呂は週に1回、マドモワゼルココの匂いは累積されます。マドモワゼルココの香りを飛ばしながらのお散歩です。これぞほんまの「マドモワゼルココ」!

 昨日は暖かな1日でした。ひと月半ぶりに丸一日このマドモワゼルココとお家で過ごしました。朝晩のお散歩以外は外に出ませんでした。本も読めない、手仕事の刺繍も編み物も途中で止まったまま、お菓子だって焼く時間がありませんでした。気が付けば11月も下旬です。お菓子の下準備もしました。わざとスローに動いてみました。少し早めにマドモワゼルココと長めの夕方のお散歩を楽しみました。

 この冬、ボディクリームが無くなるまで、我が家のココさんは正真正銘の「マドモワゼルココ」です。

 

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義母を美容院に連れて行きました。

2019年11月23日 04時00分16秒 | 義母とのこと

晴、11度、89%

 一年近くの入院で義母は髪を伸ばしました。8月に退院した折に髪を染めていましたが、すっかり白髪に戻っています。今回の退院前から美容院に行きたいと仕切りに言っていました。

 入所した施設には定期的に散髪、カット、カラーもしてくれる美容師さんがやってくるそうです。パーマはありません。お値段も非常に手ごろです。義母に早速勧めると、「そんなのは嫌よ、パーマをかけたいし。」と言います。そこで外出許可を取って馴染みの美容院に連れて行きました。

 パーマとカラーで約3時間、すっかり満足した義母です。出がけにはシャンプーやコンディショナー、オイルまで求めました。2階にあるこの美容院、義母より一足後に降りる私にお店の人がそっと言いました。「絶対に家に帰るよ、嫁にあんな所に入れられて。」と義母は繰り返し言ったそうです。親しい人に電話をしては同じようなことを言っています。残念な気持ちですが、この施設を最終的に選んだのは義母自身だという思いが私にはあります。

 階段の上り下りは今回の退院後初めてのこと、足元はおぼつかなく今まで以上に弱っているのが見られます。帰りには自宅に寄って、セーターを10枚、ズボンやらを施設に持ち帰りました。実はもっと持って帰りたかったのですが、「私の車は小さいから乗らないわ。」と後日私が届ける約束付きで諦めさせました。10枚で十分です。

 日暮れが早くなっています。気温も急に下がります。施設の夕飯前に義母を送り届けました。施設を出る前に呼び止められました。「義母さん、冷蔵庫に賞味期限を過ぎたものを入れてるかどうか、次回確認してください。」とのことです。集団生活では食当たりに施設側が留意しています。義母は病院でも食当たりを起こし下痢が続きました。まだ入所して2週間、きっと病院からの申し送りが施設に来ていると思います。

 入院時は週5回ほど洗濯物を取りに行き、乾いたものを持って行っていました。施設に入れば義母の元に通う回数が減るかと思っていましたが、まだまだ、頻繁に行かなくてはならないようです。「いやだ、出たい。」と言っていますが私から見ると少し落ち着いて来たように見られます。時間をかけた義母との付き合いの始まりだと思っています。

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「眺めのいい部屋」国立近代美術館

2019年11月22日 04時00分56秒 | 美術展

晴、11度、78%

 1週間前、鏑木清方の絵を見るために竹橋の国立近代美術館を訪ねました。羽田から地下鉄を乗り継いで地上に出ると皇居のお堀端に出ます。秋の東京の匂いです。

 作品数は少ないながらも充実した鏑木清方の絵を見て、この先2日間の多忙を患う気持ちも失せました。そんな落ち着いた心持ちで4階の「眺めのいい部屋」に向かいました。皇居に面するこの部屋は一面ガラス張り、ただ心地の良い椅子が置いてある空間です。数年前に訪れた時は小雨に煙った皇居を眺めました。今回は色づき始めた秋の景色です。

 皆さん静かにこの景色を楽しんでいます。先日も数々の展覧会がありそれぞれ胸に抱いているものは違うのに、同じ景色で心が和みます。 お堀端はいつもジョギングする人の姿が見えます。そういえば大手町の地下鉄のホームには大きなスポーツショップがありました。走るためのシューズから服装まで全部揃うようです。

 皇居が好きでこの景色を見ているのではありません。水のある風景は川であれ海であれその時々の見る者の心を映すように思います。お堀の水は流れずに弛んでいます。 人しばらく窓辺に佇みました。慌ただしく写真を撮る外人の方が入って来たのを機に部屋を出ました。

 近代美術館ではこの「眺めのいい部屋」も展示物の一つだと言われています。超高層から見る景色とは違います。身の丈のいい眺めは自分の足元を考えながら何かを教えてくれるように思います。

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サフラン

2019年11月21日 04時00分05秒 | 庭仕事

晴、8度、71%

 友人が旅の途中で求めたサフランの球根を送ってくれたのは10月に入ってからのことでした。サフランはクロッカスの仲間ですが秋咲です。サフランというと高価な香辛料を思い浮かべます。1グラムにも満たないサフランは数千円で売られています。日本に帰国した翌年に育ててみました。一つの花から出る3裂した雌しべがあのサフランです。色は黄色ではなく真っ赤。ひと花からか細い3本の雌しべしか取れません。高価なのは無理もないことです。さて、2年前どのくらい取れたか?いつもいつも使うサフランではないので、まだ残っています。その上、帰国時にはトルコのサフランも持ち帰りました。

 先日上京する前にサフランの蕾がついているのを見ました。蕾が膨らむとその突ペンからチョロリと赤い雌しべが覗きます。3日空けて帰って見るとすでに2つの花が満開です。花姿も葉っぱもクロッカスそっくりな薄紫の花です。香辛料のサフランを水につけると甘い香りがします。花の段階ではさほど匂いません。この真っ赤な3本の雌しべをそっと取り、乾燥させます。この時期空気が乾燥していますので自然乾燥でもいいのですが、赤い色を保つために時間をかけずに乾燥させます。毎朝オーブンに火が入る我が家ではその余熱を利用します。

 今年は5球ののクロッカスからどれくらいのサフランが取れるでしょうか?花が咲き続ける間雌しべを取ります。この5球から取れたサフランは球根を送ってくれた友人にプレゼント。花の少ない時に私は十分に花を楽しませてもらっています。

 サフランの球根を次の年に残すのでなければ、室内でお皿の上に乗せているだけでも花をつける丈夫なサフランです。夏の終わりから園芸店で球根が売られます。来夏、ぜひ試してみてください。

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