チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

街角のゴミ箱 2、香港

2011年03月31日 | 香港

曇り、17度、68%

 ポイ捨て、家庭ごみを公共のゴミ箱へ入れること、とっても得意な香港人。だから、ゴミ箱が整備されているのではないと思うのですが、日本と違って、いたるところに、ゴミ箱があります。

 普通の道路わきには、オレンジか紺のゴミ箱。犬の後始末用のゴミ箱もあります。

 ところが一歩公園に入ると、公園のゴミ箱は、 緑です。公園に、犬は立ち入り禁止。犬用のゴミ箱はひとつもありません。

 道路わきに、不燃物の回収用のゴミ箱も並んでいます。そして、最新ゴミ箱が

   これです。全部が合体しています。このタイプが設置できるのは、スペースに余裕があるところのようです。

  街中では見られませんが、我が家の周辺飼い犬が多いので、犬用のトイレもあります。んー、これを使っている犬さんをあまり見ないのですが。ご覧の通り、落ち葉が一杯。

 

 公園と言っても、郊野公園。山や海辺の公園には

こうしたゴミ箱があります。郊野公園は、犬と一緒でもかまいません。郊野公園にはバーベキューサイトが沢山あります。

 バーベキューサイトのゴミ箱。  上のゴミ箱とちょっと違います。真ん中のところには、バーべキュウ用の金串を入れるようになっています。

 こうしてみても、至れり尽くせり。それだけ、香港人の公共心が無いと言うことでしょうか。

   ゴミ箱のついでにもうひとつ。道路掃除です。普通に掃く掃除は、一日二回。こうした噴射式の掃除も、一週間に一度は行われています。

 以前は汚いと思っていた香港の町。今は、日本よりもきれいだと思うことすらしばしばです。

 香港人の公共心は別にして、マンパワーの違いを感じます。下働き、目立たない所で働く人たちの多さです。

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セントラル市場のボス犬 香港

2011年03月30日 | 香港

 

晴れ、18度、39%

 お天気がよく、少し暖かくなると、いつもは

         お休みばかりしているセントラルの市場のボス、ちょっと辺りの偵察に出かけます。この犬、いつも私が行く八百屋さんの犬です。

 10年ぐらい前は、香港島セントラルのあちこちで、野良犬をも含めて放し飼いにされている犬たちがゆっくりと昼寝する姿が見られました。今では、この犬だけ。

 このボス犬も、実は大きさもあまり変わらない奥さんがいました。黒い縮れた毛で、「黒妹」(ハクムイ)と呼ばれていました。年に二回、この奥さん赤ちゃんを産みます。店先で産むので、お客さんのあいだで話し合いが持たれ、、あちこちに貰われて行きます。わたしも、毎日行くので、よく「一匹どお?」なんて聞かれました。

 ところが、ふと気が付くと黒がいません。お店のおばさんに聞くと、人をかんで衛生所の人に連れて行かれたとのことです。それ以来、ボス犬は一人。

 この二匹のあいだに生まれた子犬を一匹だけ知っています。名前はやはり「黒妹」。お母さんのほうが優性だったのか、黒の子犬が多かったのです。でも、この子供の黒ちゃん、大きいのですが、お父さん、お母さんより小柄です。

   ボス犬は、起きていると私に寄って来ます。きっと、パグ犬モモの匂いがするのでしょう。

  首輪もないし、チィップだって、狂犬病の注射だってしてないかもしれません。そんなもの、人間が後で考えた代物。このボスは、他の犬にも、子供にも、、猫にも、我関せず。マイペースです。

 

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パグ犬モモ 僕は、何もー。

2011年03月29日 | 

晴れ、16度、57%

   パグ犬モモ、なにやらしっかり見つめている先は、テレビです。でも、ほんとは見ている”ふり”。実は、左手のクッションの隅に、ねずみちゃんを隠しているところを私に見つかりました。カメラを持って戻ってきたら、この通り、そ知らぬ顔。

  ねずみちゃん、押し込められています。パグ犬モモ、なかなかの演技派です。

 今年は、香港も寒さが続いています。私は、この20何年のうちで一番寒く感じます。それはパグ犬モモにとっては、幸い。夕方の長いお散歩が楽しめるわけです。

  それにしても、このずうずうしい態度。眠っていません。こちらを見ています。

 ソファーのひざ掛けやクッションを整えようと、積み上げていると

  ご覧の通り。ぐちゃぐちゃなところがお好きなパグ犬モモです。

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刺繍

2011年03月28日 | 日々のこと

曇り、14度、70%

 金曜日から、香港では、ラグビーのセブンスが行われていました。昨夕のイングランドとニュージーランドのファイナルの前に、日本に向けての黙祷がありました。私たちもテレビの前で、黙祷しました。

 私のブログのサブタイトル、刺繍が好きなどと書いてあるのに刺繍の話なんて全然出てきません。昨年の暮れ、家人に「今年はひとつも刺していないね。」と言われ、あら、ホント。

 我が家の壁にある私の刺繍の額。写してブログにのせようと試みたことしばしばです。でも、プロのようにはいきません。額のガラスに、カメラを持った私が、しっかりと写っています。

 どうした拍子にか、急に針を持ちたくなります。その拍子が、自分の中のどこから来るのか,未だにつかめていません。

 目の細かい麻の布に、花糸と言う草木染の木綿の糸で刺すクロススッテチです。麻の布も、所々に縒りがあって、糸も太かったり、細かったりします。

  この糸の色合い、麻の布の感触がとても好きです。この、デンマークの刺繍が日本に紹介されたのは、30年ほど前でしょうか。東京の柿の木坂にあった、山梨へムスロイドで、糸や布を求めました。当時は、今ほど我が家は余裕がなかったのに、普通の刺繍より随分とお金のかかる、この刺繍を家人は文句ひとつ言わずに、私にさせてくれました。

  刺繍自体は、小さい頃から刺していたので人に習わなくても出来たのです。とにかく細かい目を埋めていく、その作業が楽しくて仕方ありません。

 服にも食器にも花柄が少ない私の持ち物ですが、額に納まっている刺繍はほとんどが草花です。金曜日から始まった香港のセブンスを見ながら、クリスマスローズを刺しはじめました。まだ、めがねをかけていないので、以前よりスピードが落ちています。それでも、長年の感で針を進めます。もし、この歳から始めようとしたら、この目の細かさについていけないでしょう。

出来上がったら額に入れる前に写真を撮ります。そうすれば、私が写りませんからね。

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ダイレクトメール

2011年03月27日 | 自分ごと

曇り、15度、60%

 

 ダイレクトメールと言っても、郵便でなく、e-メールで届くものです。朝、パグ犬モモの散歩をすませ、走りに出かけます。帰ってきて、まず、すること、メールを開けることです。

 本当に必要な個人的なメールより、商品の紹介を兼ねたダイレクトメールが沢山です。本を買ったamazon、お店で物を求めたときにアドレスを教えたばかりに、送ってくるダイレクトメール、さまざまです。

 器が好きなので、日本の器屋さんからのダイレクトメールも届きます。いつも利用させてもらっている4つの器屋さん、2つはわざわざ郵便で香港まで送ってくださいます。

 もうひとつの店は、毎朝、香港時間で7時にダイレクトメールがやってきます。お正月も休みではありません。残りのひとつの店は、新しいものが入荷された日にダイレクトメールを送ってくれます。

 この3月11日以降、毎朝7時に届くダイレクトメール、ぴったりと止まりました。このお店は大阪にあります。そのほかの、日本からのダイレクトメールも11日以降、この2週間、ほとんどありませんでした。やっと、2週間を過ぎた頃から、まず、被災者方へのお悔やみの言葉から始まるメールが届くようになりました。

 もう20年以上もお付き合いのある、新しい商品を入荷したときにダイレクトメールをくれる器屋さん、東京にお店があります。3月13日、メールを開けるとこのお店からのダイレクトメールが入っていました。地震の事にも何一つ触れずに、卒業、入学シーズンむけの贈答品の紹介でした。  このメールを見たときのわたし、「何、考えてんの?」と、たいそう腹を立ててしまいました。予め、このメールを出す手筈が整っていて取り消すことが出来なかったのかもと、ちょっと、気を取り直していたところ、18日に、またダイレクトメールです。お悔やみの言葉はなく、被災地への配達が出来ない、ことが記されているだけでした。

 ダイレクトメールを送ること、それは買う側の利便性もあるでしょうが、もちろん売る側の営利目的があってのことです。また、確かに、日本中、世界中の人がその時期に、その品を求めているかもしれません。

 それでも、震災2日目に送られてきたダイレクトメールに、不快感が残っています。日本中の人が、あの大津波の様、これから、考えられるだろう行方不明者、死者のことで胸が一杯だった時期です。

 もう一方の、大阪にお店がある器屋さん、2週間を過ぎた昨日の朝、いつものように香港時間で7時に久し振りのメールが入っていました。お悔やみの言葉はありませんが、商品の値段の3%を、地震のために寄付をしますとだけ、最後に書かれています。

 震災2日目にダイレクトメールをくれたお店とは、ほんとに長いお付き合いでした。わたしの好みもよく分ってくださっていて、随分無理も聞いてもらったものです。でも、きっともうこのお店でものを買うことがないと思います。

 主婦の、ほんとに小さな世界、小さな視点からの発言です。

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アイスクリーム

2011年03月26日 | 日々のこと

曇り、16度、61%

 薄っすらと寒い日が続く香港です。でも、もうすぐ、あっという間に暑くなるのも香港です。我が家の小さい冷蔵庫、冷凍庫にゆとりが出来たときにアイスクリームを作っておかねばなりません。と言うのも。 アイスクリームメーカーの蓄冷器、かなりの大きさです。これを、一晩かけて凍らせると後は、簡単。ミルクや、玉子、を入れて、放って置けば出来上がり。ただ、この蓄冷器を凍らせるのが問題なだけです。

    ぐいーん、ぐいーんと、おとなしくかき回すこと一時間。

    出来上がり。

 ほんとは、こっくりしたバニラアイスクリームが作りたかったのですが、このアイスクリームを主に食べる3人の顔を思い浮かべました。家人と、パグ犬モモそして、わたし。ああ、いけません、これ以上太ってはいけない方が二人もいます。それで、うんと我慢をして、ヨーグルトアイスクリームにしました。

  さあ、これで、急に暑くなっても美味しいアイスクリームが食べられます。

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香港桜

2011年03月25日 | 香港

曇り、15度、66%

 3日前のブログに、香港には桜がないと書きました。本当の桜はないのですが、桜のように、遠目に見える花が、ちょうど3月から4月にかけて咲きます。ブーフェニア、香港を代表する花です。香港の旗、2ドル硬貨の意匠にも使われています。

 桜のようにに見えるのは、小ぶりのブーフェニア。大きいものは年中咲いていますが、まばらなので桜のように見えません。この花、椿に仲間だそうです。しかし、実際のブーフェニアの花は、桜とは似ても似つかぬものです。小ぶりのブーフェニアは、密生するので、遠目には、桜と見えるのです。桜を懐かしむわたしたち日本人のあいだで、「香港桜」と呼ばれています。

 この香港桜の時期は、日本の桜の頃と同じように、うす曇の日が続きます。肌寒く感じるのも、この頃までです。

 香港島、ハッピーバレーの競馬場の山手には、墓地が広がっています。この墓地に一角に、日本人墓地もあります。この、日本人墓地の周りには、香港桜が、今満開です。

 明治の終わりごろ、九州より流れ着いて香港で人生を終えた人たちがいることを、つい最近知りました。言葉も違うこの地で、彼らは今のわたしたちより、この花に、日本を思ったことでしょう。

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アマリリス

2011年03月24日 | 日々のこと

曇り、15度、77%

 我が家には、今年11歳になるアマリリスがあります。この3-4年、花をつけません。大きく育った立派な球根を持っています。だって、11歳ですから。2年ほど前から、子供の球根を脇につけました。子供はずんずん育ちます。アマリリス、葉っぱを茂らせるだけで、精一杯なのでしょうか?

 この3月の初め、暖かい日が続きました。いよいよ、子離れ、親離れの儀式です。ポキット、分けて別の鉢に。至って簡単。子供は元気にすぐ葉の芽を一杯つけました。

 

  3月21日。11歳のおばあちゃんアマリリスに花の芽がついています。脇の小さな芽が葉の芽です。このアマリリスは赤い花が咲きます。長い付き合いの種屋のおじさんが、赤は難しいよと、買う時に教えてくれました。

 ピンクのアマリリスは、5つも花を付け、春、秋に咲きます。ところが、この赤は、おじさんの言ったとおり、3つの花を一年に一回だけ。でも、その赤の色の美しさは、バラにも引けをとりません。

  3月23日。少し肌寒い香港ですが、二日でこれだけ伸びます。この茎の成長の速さは、いつも驚くばかりです。 奥に見えているのが、子供です。お母さんに寄り添っていたせいか、まだ、傾いだままです。

 もう少し茎が伸びたら、鳥たちにいたずらされないように部屋に入れるつもりです。

 あー、何年ぶりの真っ赤なアマリリス。来年もね、の約束が少し待たされました。

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香港から

2011年03月23日 | 自分ごと

曇り、15度、70%

 香港に住む我が家では、テレビはNHK World しか見られません。香港では、それなりの端末を用意すれば、関西、関東の民放も見ることが出来るようになってきました。実は、我が家も家人が、早くからその端末機を買い求めているのですが、「これ繋ぐと、きっと、一日中テレビの前から動けなくなるよね。」と、大切に仕舞いこんであります。

 このNHK、11日から、24時間ニュースだけです。時々、日本語でしゃべってくれますが、ほぼ、英語しか話しません。今、日本の民放は、娯楽番組を規制しているのでしょうか?

 被災地の人にも和んでもらえるような娯楽番組、懐かしい歌の番組ならいいと思うのですが。かといって、原発、被災地の様子ばかりでも、辛いものがあります。

 昨日読んだある記事、被災者の方の声です。「わたしたちのために、心を砕いてくれることはありがたいが、(被災者でない人は)嬉しいときは、笑って喜んで欲しい。いつか、自分たちも、(被災者でない人たちよりも)、もっと幸せになってわらえる日が来るから。」というものです。

 この方は、決して強がっているのではないと思います。この言葉に、頭が下がると同時に、かえって、励まされてしまいます。被災者の方の道は、まだまだ長いもののはずですのに。

 香港日系のスーパーの棚が品薄なのを見て、やっぱり心配なわたし。何が心配かって、家人のお米です。わたしはタイ米なので心配ありません。それで、トンロー湾にある日系デパートそごうに行ってきました。そごうに入るのは、久し振りです。日系のデパートですから、当然、地下が食料品売り場。あれ?お米も、乾麺、お塩もちちゃんとあるじゃない。なんだか、気が抜けました。

 今朝の、South China Morning Postの一面、原発の記事ではなく、日本食料品を輸入している会社が、早急に品物を入れると言うものでした。早急でなくかまいません。まだ、こちらには食べ物があります。早急に必用としているのは、被災地ですから。

 香港の義捐金も$50 million,早速送られるそうです。わたしが、参加している小さなボランティアグループも昨日、赤十字経由で寄付をしました。メディアの発達で、世界中が日本を見ています。小さなご飯やさんのテレビにも、日本の被災地のニュースは流れています。

 そして、一杯300円ほどのご飯を食べている人たちが、その小さなお財布から、少しでも日本に向けて、寄付してくれること。小さいけれどそれが集まれば大きなものになることも、日に日に実感します。

 世界中の人が見ています。原発の発言にどうか嘘がありませんように。

 被災地の犬のことを書こうと思いながら一日一日、延びています。気が重くて。

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バーバ

2011年03月22日 | 自分ごと

晴れ、21度、93%

 

 先日、誕生日を迎えました。この歳になっても誕生日が好きです。祝っていただけるからとはちょっと違って、わたしにとっての元旦です。次の一年をどう生きるかの、仕切りなおしだと思って、その日を迎えます。

 もちろん家人も祝ってくれます。東京にいる一人息子も、必ず電話をくれます。今年は息子からの電話を受けた途端に、「どうしたの?何かあった?」と聞きました。余震や、原発の動きがとても心配だった頃です。

 この息子、まだ結婚していません。だからまだ孫がいない私ですが、私のことを[バーバ」とか「おばあちゃん」と呼んでくれる子供がいます。5歳の男の子と、3歳の女の子の兄妹です。

 昨日は、この二人から、プレゼントが届きました。包みを開けようとすると。

     包みの回りにも絵や手紙が。どうりで、いつもの郵便やさん、いつもよりニコニコしていました。

   15年くらいの付き合いの、この子たちのママ。いつも、素敵なラッピングです。

   お手紙も。写真もあったのですが、それは、見せません。

   あせっていたわたし、写真の前に開けようとしていました。

 なかから、 あれ、ゆでたまご?

 イエ、    桜のお茶時間セット。桜の日本茶。桜のゼリー。桜のおかき。桜の飴。

 グリーンの袋からは パグの小さな置物です。

 まだあります。  開けると

  桜の紅茶です。桜ずくし。

 香港には桜がありません。日本の春が、やってきました。この紅茶、まるで桜餅。珍しい感覚です。

 ほんとにありがとう。私、まだこの子たちに会っていないんです。裏富士が見える町に住むこの兄妹に、今年は会いたいと切に思いました。

 今年の誕生日は、心の隅から震災のことが消えません。こうして、幸せを感じていられることに感謝します。

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